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極大魔力の初級魔法  作者: 明日葉 晴
第4章 再会。思いの違い。ぶつかる意思
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第48話

こんにちは!

明日葉晴です!


私は受験で苦労しました。

高校も大学もそりゃ苦労しました。

友人は私の逆で、受験?余裕。

みたいな態度の奴がいたので一発殴り…たくなりましたねー笑

本人としては別にそんなことなかったらしいんですが。

それでは本編をどうぞ!

 前回のあらすじ

 食事処を出たソラ達。エドの提案により、学園に行くことになる。そしてその道中、学園についての説明を受けるのだった。


 ============


 クラウセッドとエドに会った翌日。アタシとシンは朝御飯を食べてからすぐに学園の正門に行った。すでに人は何人かいた。


「思いの外人がいますね」

「アタシもびっくり。認知度って意外と高いのかな?」

「住む所が保証される上に仕事にもありつけるなら、一か八かで受ける人もいるのかもしれないですね」

「そだね…入学費用がいるのは知ってるのかな…」

「さぁ…どうでしょうね…」


 アタシは昨日まで入学の費用がいることは知らなかった。まぁ調べてないアタシが悪いんだけど、そんな人がアタシだけとは思いたくない。


 んー…この人数の中、総合一位で学費免除かぁ…シンもいるし、結構きっついかなぁ…


 やっぱり、目指すなら総合で一位取って学費免除だ。その情報を何人が知っているかわからないけど、みんな受かるために必死になるだろうし、気は抜けない。


「シン…入学費用免除を狙う?」

「そうですね。ソラさんには悪いですが」

「ほっほぉ…?アタシに簡単に勝てると?」

「簡単に勝てると思ってませんが、やるからには全力でやりませんと」

「ふぅん…」


 簡単に勝てると思ってない…か。言ってしまえば全力なら勝てるって意味だ。思ったより好戦的だね…


 そんな雑談をしていると昼の鐘が鳴った。それと同時に集合していた人たちが静かになる。正門から続いている道の向こうから一人の人が歩いてきた。


「やぁ諸君。初めまして。エリステラ・ルゥ・シャルメルトというものだよ」


 ポニーテールでも腰まで長い髪に中世的な整った顔で少しハスキーな声。高い身長で燕尾服みたいな服を着ているから男の人に見えなくもないけど、出てるとこが出てるスタイルのいい女性だ。正直羨ましい。


「この学園の副学園長に当たるかな。今回、全体の説明兼試験官を務めさせてもらうよ」


 副学園長かぁ…偉い人なんだな。てか家名が入ってる時点で貴族でもあるのか…真ん中のやつなんだろ…


 と、アタシがぼんやりと考えていると、周りからひそひそ話している。なんか、「おい…」とか「本物か…?」とかいろいろ聞こえてくる。有名人なのだろうか?


「シン…あの人知ってる…?」

「少しだけ…ソラさんは知らないんですか…?」

「うん…」

「僕も大して知りませんが…彼女はシャルメルト伯爵家の長女で、六年前の隣国との戦争で大活躍したとしか…」


 六年前…うん。知らん。


 シンとひそひそ話ながら、話半分で試験の説明を聞いた。昨日エドから聞いた話と変わらなかった。からさしたる疑問もなかった。


「以上が試験の内容だよ。何か質問がある人は?」


 アタシとシンを含めた受験者たちは、副学園長の言葉に沈黙を貫いた。何人かは副学園長に怖気ついている様子だった。


「ふむ…協力的で有難いね。いつぞやは、『お前を倒せばいいのか!』といきなり斬りかかられたものだけどね」


 なんて命知らずな…!と思ったのはきっとアタシだけじゃないはず…!


 感慨にふけっていると、なぜか一瞬だけ副学園長と目が合ったような気がした。気のせいだろうか。


「まぁ彼も今は立派にこの学園で活躍しているよ。今は…確か金獅子とか呼ばれていただろうかな」


 クラウセッドだぁぁぁ!!アイツ、マジで何してんの!?ド失礼だし、よく生きてたな!!?


「さて、余談だったね。早速試験に移ろうか。会場に移動するよ。ついておいで」


 副学園長はくるりと回れ右をすると、スタスタと敷地の中を歩いていく。アタシ達は静かにそのあとを追う。敷地内は正門からはよくわからなかったけど、横にも広いようだ。正門から続く並木道を進み、途中で曲がり、歩くこと体感で十分くらい。一つの建物の前に着く。


「さぁ。ここが試験会場になるよ。諸君、お入り」


 扉を開けられ、何やら札を渡されてから入ると、円形状のスタジアムみたいなところだった。入ったところから斜めに下がっていくように座席がずらりと設置されていて、中心部は大きくへこみ、何もない地面だった。


「闘技場…ですかね…」

「かな…?」

「では格闘試験から始める。入ったときに札をもらっただろう。それが試験順番号になるよ。呼ばれたら階段をまっすぐ降りて中心の訓練場に入るんだ。今回の試験相手は武闘科の先生だ。では一番から行ってきてくれないかな」


 番号を呼ばれた人は、返事をしないで黙って階段を下りて行った。ローブで全身を覆っていて、フードを深めに被っているのでちょっとミステリアスだ。


「他の者は観客席で見ていて。呼ばれたらできるだけ早く降りれるように訓練場に近いところでね」


 副学園長に言われて他の人もぞろぞろと降りていく。観客がいる中で試験を受けるなんて少し恥ずかしい。


 一番の人はちょっと災難だったなぁ…かわいそ…


 試験相手の先生がなんか言った風に動いた後、一番の人がお辞儀すると構えた。残念ながら距離がそこそこあって何を言っているかは聞き取れなかった。


 おっ…


 合図とかも特になしに一番の人が動く。距離があるせいか動きがゆっくりに見えた。まっすぐに試験の先生に向かって突っ込む。


 あー…


 愚直に突っ込んだだけで策が特にあったわけでもないらしく、あっさりと倒されていた。そりゃもう綺麗に一本背負いされてた。


 魔法系の人なのかな…?


 少なくとも武器を扱う人であれば、武器がなかろうともうちょっと動けると思う。てかアタシは先生に体術も叩き込まれた。アレはちょっとしたトラウマだ。ぼーっと試験を見ていくとアタシの前の番号が呼ばれた。アタシの前はシンだ。


「行ってらー」

「はい」


 アタシににこやかに返事してから降りていく。周囲からは舌打ちがいくつか聞こえてきた。シンが女を連れてるふざけた奴と思われたのだろう。


 まぁ…それは実力見ればいいよ。アタシのも含めて。


 なんか試験の先生になんか言われた後に、シンはこれまでの人達と打って変わって、歩いて試験の先生に近づいて行った。その間ずっと笑顔だ。ぶっちゃけその様子はちょっと怖い。


 あれ…なんか怒ってる…?


 そう思ったのも束の間。まだ少し距離のあるところで腕を振りかぶったと思うと、一気に振り抜いた。思わず顔をそむけるくらいの風圧が観客席まで届く。観客席でこの強さなら、距離の近い試験の先生は尋常じゃない風圧を食らったはずだ。


 なにしてんのよ…


 状況を確認すると、後方の壁まで吹き飛ばされていた試験の先生が頭を掻きながら起き上がるところだった。さすがは試験の先生。受け身は取ってたみたいだ。起きるとシンの方に歩いていきなんか言ってる様子だった。シンはそのあとお辞儀すると戻ってきた。


「お帰り。なんで怒ってたの?」

「ちょっと失礼なことを言っていたので。まぁ理由はわかったのでいいですが」


 それだけで怒る…?いったいどんなこと言われたんだろ…


 ちょっと怖くて深くは聞けず、アタシの番号が呼ばれたのでそのまま入れ替わりで階段を下りていく。


 まぁ…気を取り直して、試験に集中しよっ!


 アタシは深く息を吐いた後に気合を入れ直して、訓練場へと降りていくのだった。

第48話を読んで頂き、ありがとうございます!


さて、試験に入りましたねー。

早くもシン君がやってくれましたよ。

今後どうするんですか…

次回はソラちゃんのターンですね。

シン君が何言われたかはお楽しみに!

出来るだけサクサクいきたいとは思ってます。

では今回はここまで!


ブックマークして頂いてる皆さん!

そうでない皆さん!

いつも読んで頂き、ありがとうございます!

次回もお楽しみ頂ければ幸いです!


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