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極大魔力の初級魔法  作者: 明日葉 晴
第4章 再会。思いの違い。ぶつかる意思
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第46話

こんにちは!

明日葉晴です!


凄い久々の友人に会ったりするとちょっと照れたりしませんか?

私は基本引きこもりで外に出る事がめったにないので、友人に道端で会ったりすると大抵は超久々で何をしゃべればいいかわからないんですよね。

たまに友人に、おいどうした。キャラがぶれてんぞ。って言われますね。


では、本編をどうぞ!

 前回のあらすじ

 王都へと踏み出したソラ達。依頼という名目であったロッチと、再会を約束した別れを告る。そしてソラとシンは広い王都で学園を探すが、その休憩に立ち寄った店で思わぬ再会をしたのだった。


 ==========


「「「…………………」」」


 気まずい沈黙の中、アタシ達は同じ席に四人で座っていた。知り合いと判断したのか、店員さんが気を利かせてアタシとシンが座っていた席に案内したから。


 いやぁ…知り合いだけど…ちょっとどころかかなり気まずい…てか、クラウセッドの隣の人とか知らないし…


 アタシの隣にシンが移動し、正面にクラウセッド、その隣にエドと呼ばれていた男の子が座っている。見た目としては同い年くらいで、赤い髪のやんちゃな子って感じの雰囲気だ。この空気が落ち着かないのか、ずっとそわそわしている。


「あっ!あのさっ!とりあえず…自己紹介しない!?」


 ついに我慢できなくなったのか、エド君が突然切り出した。初対面なのに気を遣わせてしまったのかもしれない。


「オレはエドモンド・クワイア!アズマキア派遣傭兵学園の三回生。剣士科だ!エドでいいよ!よろしくな!」


 エドモンド…クワイア…ってことは…


「家名があるってことは…貴族?」

「そだけど…弱小貴族だから気にしなくていいよ。あってないような爵位だし」

「えっと…じゃあエド…君?」

「おぉ…!君付けって新鮮!だけど呼び捨てでいいよ!えっと…」

「あっ…アタシはソラ。よろしくね」


 アタシはちょうどいいタイミングだったからエドに名前を教えた。まぁあとの二人は名前知ってるし改めて名乗るまでもない。


「じゃあ今度は僕が。名前はシンです。ソラさんと一緒にこの王都まで来ました」


 アタシが名乗った後、シンが流れを読んだのか名乗った。エドのことは少し見ただけで、あとはクラウセッドのことを観察するようにじっと見ていた。


「よろしくお願いしますね」

「ふん…」

「シンってのか!よろしくな!」


 シンがあいさつを済ませると、アタシを含めた三人の視線がクラウセッドに集まった。


「はぁ…クラウセッド。以上」


 クラウセッドは面倒くさそうにそれだけ言うと、肘をついてそっぽを向いた。


 コイツ…無邪気さがなくなって生意気なだけになったな…


「おいおい、クラウ。ソラちゃんが可愛くなってるからって照れんなよ!」

「照れてない」

「ごめんな、ソラちゃん。コイツ久しぶりに会って照れてんだよ」

「違う。余計なこと言うな。コイツのどこが可愛いんだ」


 うっわ…ホントに憎たらしい…


「ソラさんは充分可愛いと思いますよ?」

「だよな!オレもシンに一票!」

「ありがと!シン、エド!」

「ちっ…どいつもこいつも…この猫かぶりのどこがいいんだ」


 はぁ…?


「アタシは猫なんか被ってませんー!あんただってそんな透かした態度とって!正直似合ってないよ!」

「透かしてねぇよ…あぁもういい。エド、俺は先帰る」

「はぁ!?ちょっ、どうしたんだよ!」

「そいつと一緒にいたくないだけだ。じゃ」

「あっ!おいっ!」


 エドの制止も無視してクラウセッドは店から出て行ってしまった。


「何あいつ…超むかつく!」

「たはは…ごめんねー。クラウのやつ、虫の居所が悪かったみたいだ」

「庇わなくていいよ。あいつがむかつくのは昔からだったから。でも昔はもっと明るいというか…可愛げがあったのに、むかつく要素しか残ってないみたいだけど」


 アタシはクラウセッドの態度に腹を立てた。けれどエドがすかさずにフォローした。いい子なんだろう。だけどむかつくことには変わりない。むしろ悪化してるとすら思う。


「んー…確かにクラウはここ一年くらいで変わったかなー…」

「そうなの?」

「うん。まぁそれは置いといて…」

「…?」

「とりあえず…注文しない?」


 エドに言われて、アタシは今更ご飯を食べに来たことを思い出した。クラウセッドに会ったのが衝撃で忘れてしまっていた。


 ============


 ひとまず注文を済ませ、料理が運ばれてくるまでの間、アタシとシンが王都に来た理由をエドに話した。話が終わるとちょうど料理が運ばれてきた。


「おー、きたきた!ここの飯、美味いよー?」

「確かにおいしそう!けど…」

「エドさん…あの…」


 アタシが頼んだのはパスタみたいな麺料理。シンが焼き魚の定食でご飯大盛り。エドが焼肉定食のご飯と肉大盛り、ピザみたいな料理と麺料理にサラダ。正直エドは食べすぎだと思う。


 おかしい…さっき見た感じ、クラウセッドよりちょっと小さかったよね…別に太ってもないのにこの量はどこへ…?


 アタシが驚愕していると、シンも驚いたのか心なしか笑顔が引きつっている。


「ん…?どったの?」

「いや…よく食べるんですね…」

「あー…昔からよく食うんだよ。なのにちっとも背が伸びねぇの。前はクラウにもからかわれてたんだよな」

「よく太らないね…」

「そだねー…よく動くからじゃん?」


 くぅ…よく動くってだけで太らないならアタシだって動くのに…いや…アタシはまだ成長期だからだ…気にしちゃいけない…


 悲しい現実逃避をしつつ料理を食べ始めてすぐに、気になっていたこと思いだした。


「そういえば、あいつが変わったって言ったよね?なんかあったの?」

「んぐっ…!?」

「あ…ごめん…ゆっくりでいいよ」


 食べ始めてすぐに話しかけられたことに驚いたのか、少しだけエドが苦しそうにした。


「んっん…!ふぅ…あいつって、クラウのことでいんだよね?」

「そう。なにか変わるようなきっかけがあったのかなって」

「ごめん…きっかけはわかんないんだ…ただ…一年くらい前かな?あ、いや、もうちょい最近だったかな…まぁでもそのくらいに急に思いつめるようになったんだよ。どうしたんだーって聞いても答えてくんねぇし。なんでもないって言うんだ」

「思いつめる…か…」


 思いつめていると聞かされて思い出すのは、村を出ていく直前のクラウセッドだった。あの時は自分の弱さを気にしてたからだけど、今は二つ名がつくほどに強くなっているのだから、それが理由ではないとは思う。


「まぁでも、今は態度こそつんつんしてるけど、やっぱり根っこは変わってないんだよな。別に付き合いが悪くなったとかじゃないし。もうすぐ試験だからかもしんないし」


 いや、一年前から試験で思いつめるって…


 そうは思ったものの、エドなりにクラウセッドのことを気遣っているのだろうということが伝わったから何も言わないで置いた。


「あ、そうそう!試験で思い出した!二人は一応学園に入りたいんだよね?」

「あ、うん。今日は学園を探してたんだけど」

「それなら、オレが案内するよ!道すがらいろいろと教えてあげる」

「ほんと!?」

「おう!ここで会ったが百年目ってやつだな!」


 いや、それ意味が違うし…


「エドさん…それは使う場所が違いますよ。それは仇や宿敵など、逃がしたくない相手に使う言葉ですよ。自分に会ったのが運の尽きだって感じですね」

「え?ホント?学園入った頃クラウが、次に故郷の女に会ったらこういうんだ!って言ってたからそういう挨拶なのかと思って、代わりに言ったんだけど」


 おい…あいつなんてこと教えてんだよ…てかそれアタシに言うつもりだったよね?


 昔のクラウセッドに呆れつつ、アタシ達はご飯を食べ終えてからお店を後にしたのだった。ちなみにエドは大量のご飯で、お代わりをしたにも関わらず一番先に食べ終わっていた。

第46話を読んで頂き、ありがとうございます!


自己紹回でした!

今作初…の家名持ちですね。

いやぁ…家名持ちは名前を付ける苦労が二倍以上になるので大変です。

まぁ必要以上に出すことはないと思いますが、できるだけ付けたくないですね。

それでは今回はここまで!


ブックマークして頂いてる皆さん!

そうでない皆さん!

いつも読んで頂き、痛み入ります!

次回もお付き合い頂ければとっても嬉しいです!

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