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極大魔力の初級魔法  作者: 明日葉 晴
第3章 信じること、他者の事情と理解
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第34話

こんにちは!

明日葉晴です!


最近は天気も気温も安定しませんね。

私は身体があまり強くないのでとても困ります。

ついでに髪の毛も安定しないので困ります。

私の友人に髪の毛がサラサラの人がいるので、たまに思いっきりビンタしたくなりますね。


では本編をどうぞ!

 前回のあらすじ

 魔物を討伐し派遣所に戻ったソラとシン。討伐を成功させて戻ったはずなのだが、受付に疑われたのだった。そこで証明するために討伐した魔物を見せたのだが、見せに行った先で班長に会うのだった。


 ==============


 アタシと受付のお姉さんとついでに班長は、魔物の精算をするために派遣所に入った。


「戦幼女の凱旋だぁ!」

「やめてぇ!?アタシそもそも十二歳ですよ!幼女じゃない!」

「幼く見えるから問題ねぇ!」

「そこじゃないよ!」


 てか精神的には二十七歳じゃあぁ!


 班長の一声が建物全体に響き渡り、中にいた人達は一斉にアタシ達の方を向いた。


「本当ですか!?」

「あの子が噂の…」

「あっ!確かに!」

「本当か…?」


 アタシの噂は余程広まっているのか、派遣所の中が騒然とした。


「あ、ソラさん。戻りましたか」

「この状況下で平常運転のシンは流石だよ…」

「いえ、驚いてますよ?有名人だったんですね」

「全くわからないよ…」


 これだけ騒がれてる状況で冷静なシン。本人は驚いてると言ってるけど全然見えない。


 今度本気で驚かせて見よう…慌てた姿が見たいな…


「ほぉ!コイツがソラちゃんの相方か?何?恋人?」

「違います!」

「シンと言います。目的地が同じなのでソラさんと一緒に護衛についてます」

「ははは!そうか!依頼ついでに金稼いでんのな!まぁあんなん倒せるなら片手間で稼げるか!」


 片手間ってほどじゃないけどね?ガッツリ必死だったよ?


「いえ…お恥ずかしい話、僕の手持ちがなかったのでソラさんに手伝って頂いてたんですよ」

「んだよ!シン…だったか?今から尻に敷かれてんのか!」


 おいこら!違うって言ってるでしょ!


「頼りになってとてもいい人ですよね」


 シン!?否定しようよ!!?


「あぁ…将来はいい嫁さんになるぞ!しっかり繋いどけよ!」

「ははっ。そうですね」


 ちょっとぉ!?〇☆〃≠#*%!?


 あまりにナチュラルに話を進めて行く二人に対して、ついにアタシの思考は追い付かなくなってしまった。


「あのぉ…そろそろ査定していいですか…?」

「そうですね!早く査定しましょ!」


 ナイスタイミング!お姉さん今日一番の活躍!


 お姉さん的にはただ仕事を進めたかっただけかもしれないけど、アタシにとっては救いになった。マジ女神。


「おぉ!そうだったな!進めてくれ!」

「なんで班長が仕切ってるんですか…」

「ん?いやぁな、このあとも予定あるしな?」

「いや、班長の予定にアタシ関係なくないですか?」

「なくなくないぞ?」

「なくなくなく…いや、ややこしいな…で、なんでアタシが?」

「このあとソラちゃんの歓迎会だし」


 はい?


「アタシ聞いてないですよ?」

「今決めたからな」


 当たり前みたいな顔で言わないで欲しい…


「あのぉ!もう本当に査定しますよ!?」

「あ、すいません…お願いします」


 強制的な予定に話はまたしても逸れてしまったけど、お姉さんが痺れを切らした。


「はぁ…まずは討伐依頼の方はどうでしたか?」

「はい。証明部位の牙四本です」

「かしこまりました」


 お姉さんはそう言って猪の牙を受け取ると、カウンターの横にある器具に牙を一本ずつ乗せて、何かを調べ始めた。


「はい。確かに四本ともスマッシュボアの牙ですね。依頼書に基づき、二本で一体換算なので、達成数は二体となります。よろしいですね?」

「大丈夫です」


 アタシは同意を行い、達成のサインを書いた。その後、依頼の達成金を貰う。


「では依頼はこれにて達成となります。次に大型の魔物についての査定を行います」

「お願いします」


 お姉さんはちゃっかり魔物の一部を持っていたのか、アタシがお願いすると再び器具に魔物の一部を乗せて調べ始めた。


「今回討伐された魔物はバーントータスですね。今回は討伐依頼が出される前なので、素材の買い取りとして査定しますね?」

「あ…はい」


 おっと…入り口で班長とやり取りしてた感じだと依頼が出てそうな雰囲気だったけど…正式にはまだだったのか…ちゃっかりしてるな…


 アタシは少しだけ大人の事情を垣間見つつ、お姉さんの話に耳を傾けた。


「はい。では詳しく査定しますので素材を診ましょう」

「わかりました」


 そうして再び建物の前に置いといた魔物の死骸のところに行く。


 というか、お姉さんが診るんだ…なんか意外…


「ふむふむ…なるほど…状態は自爆後。大きさは平均的。手足、頭、尻尾が切断済み。損傷は重度。甲羅は背甲が良好、腹甲が損傷。自爆後だから内部の期待はできませんね…っと、こんなところですか…」


 意外…意外だ…あんなにアホっぽかったお姉さんがしっかりして見える…


「素材としての全体査定は銀貨八十枚ってとこですかね」


 たっか!


「えっと…そんなにするんですか?」

「そうですね…バーントータスの査定としては高い方ですね」

「あ、そうなんですか」

「はい。査定基準の割合が一番高い、背甲の状態が非常に良いのが理由ですね。他の部位はほぼ使い物になりませんが」

「甲羅だけで…」


 確かに硬いから素材としては十分なのかもしれないなぁ…


「まぁそもそも、二人で倒すことを前提にしてない魔物なので、余計に高く感じるかもしれないですね」

「それってどういう…?」

「基本的な討伐編成は、熟練の魔法使いが六人、防御の高い戦士が四人の十人編成で倒すのが基準ですね」

「え…」


 そりゃアタシ達二人が倒したって言っても信じられないわ…なんだろう…このお姉さんの発言が、今までを振り返ってもまともに思えてきた…


「まぁ細かい話は置いといて、売り払いますか?」

「あ、はい。お願いします」

「では中の受付に」


 お姉さんに促されて中に入ると打ち合わせスペースみたいな所が少し騒がしくなっていた。一瞬目を向けるとシンが中心にいるみたいだったから、シンがオニのことで騒いでいるのかもしれない。


「ではこちらが今回の査定の料金です」


 そう言われてお姉さんに渡されたのは、見るからに中身の詰まった袋。受け取るとずっしりとしたお金の重みを感じた。


 重い…一応アタシも持ち金はこれくらいあるけど、一度にこれだけ貰うのは初めてだなぁ…


「ありがとうございます」

「こちらこそ、魔物の討伐にご協力して下さってありがとうございます。またのご協力をお待ちしております」


 アタシはお姉さんと話を終えてシンの所に向かった。


「シン、話終わったよ。これお金」

「あ、ソラさん。こっちも丁度…」

「おお!ソラちゃん!丁度いい時に来たな!こっちも準備終わったぞ!」


 アタシとシンの間に班長が割って入って来た。


 準備…?


「えと…なんのことですか?」

「はっはっは!ソラちゃんその歳でボケたか?歓迎会やるっていっただろ?」


 マジか…それ本気だったのか…


「シンから聞いたがこのあと特に予定ないんだろ?ならいいじゃねぇか!な!」

「いやぁ…はい…ありがとうございます」

「あの…ソラさん、ご迷惑でしたか?」

「え?いや、嬉しいよ?うん…」


 うん。嬉しいは嬉しい。けどこう…強引にとんとん進んで行くと戸惑いの方が強い。でも…


「まぁこうなったらもうっいか。よぉし!楽しませて貰うわ!」

「しゃあ!その意気だ!お前ら!ここは俺の奢りだ!」

「「「うおぉぉぉぉ!!」」」


 スタンバイしてた人達が一斉に騒ぎだした。アタシが楽しむと言ったからか、奢りだからかでは定かではないけども。


 その後、派遣所での宴会は夜遅くまで続いた。結果、その日は宿を取り忘れたけれど、お姉さんの家にアタシが、班長の家にシンが泊まることで事なきを得たのだった。

第34話を読んで頂き、ありがとうございます!


前回に引き続き、ほのぼの回です。

次回も…しばらく?その予定です。

日常回は書いてて楽しいですね!

いや、戦闘も楽しいんですけど、ワッチャワッチャした感じが書いてて楽しいんですよね。


ブックマークして頂いてる皆さん、そうでない皆さん、いつも読んで頂きありがとうございます!

次回もお付き合い頂ければ幸いです!

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