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極大魔力の初級魔法  作者: 明日葉 晴
第2章 進むべき道、アタシの意志
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第25話

こんにちは!

明日葉晴です!


自分がお世話になった人達は、意外といつまでもお世話した人のことを覚えてるものです。

私はそういう人達にはちゃんと挨拶をするのがいいと思ってまして、節目節目で挨拶をするようにしてます。

そうすると意外とどこかで他の人に繋がってたりして面白いですよ?


では、本編をどうぞ!

 前回のあらすじ

 ビルケンによって属性鋼を紹介され、新たな可能性を見いだされたソラ。その属性鋼を使いソラの剣を作ることになる。そして、久方ぶりの派遣所に行くとティトリにより歓迎、無事を祝われる。また今回の通常報酬を辞退するが、ティトリの押しに負け、特別報酬を受け取る。そこには感謝の詰まった手紙が入っており、改めて自分の行いを見つめ直したのだった。


 ===========


 ティトリさんから報酬をもらった翌日。私はマリン司祭のとこに行くことにした。


「マリン司祭。いますか?」


 呼び掛けると教会の奥の扉からマリン司祭が出てきた。


「あら、ソラさん。お久しぶりですね。戻られてたんですね」

「挨拶が遅れてすいません」

「いえいえ、構いませんよ。ソラさんが元気な顔をまた見せてくれるだけで充分です」


 なんでこの村の人はみんなそう言うんだろう。本当に優しい人ばかりだ。


「ありがとうございます…実は昨日まではちょっと落ち込んでたんですけど、今は大丈夫です」

「そうなのですか?けれど、元気になったなら良かったですね」


 そう言って柔らかい笑顔を浮かべるマリン司祭。この笑顔を見るとなんだか安心する。


「それで、今日は相談があって…」

「はい。なんでも聞きますよ」

「魔力の量の限界を調べる方法ってありますか?」

「量の限界…ですか…」


 アタシは魔力の限界がわからないからあの山を作った時、アタシが魔物を止めるのをお父さんに止められた。なら限界が分かれば今後の戦う幅が広がると思ったんだけど…


「そうですね…普通であれば何となく本人が分かるはずなのですが…ソラさんは少し特殊ですからねぇ…」

「やっぱりないですか?」

「あまりオススメしませんが、あることにはあります」

「どうすればいいんですか!?」


 方法があるなら試したい。


「魔力がなくなるまで魔法を放ち続けるんですよ」

「え?…あー…」


 まさかの力業だった。


「ね?オススメは出来ないでしょう?」

「確かにそうですね」

「ソラさんの場合、最初の祈りの時に本当に信じられないほど魔力があるのを感じたので、今はそれ以上でしょうし。余程の事がない限り魔力が無くなることはないでしょうね」

「そう…なんですね…」


 ただでさえ今地形を変えるほど魔力を使っても平気だから、その方法をやると地図が変わりそうだ。


「なぜそう思ったのですか?」

「えっと…実は…」


 マリン司祭が純粋に聞いてきたから、アタシは魔物の騒動の話やアタシが思ったことを素直に話した。


「なるほど…大変でしたね」

「はい…でもさっきも言いましたが今は大丈夫です」

「そうでしたね。それで魔力の件ですが…私が感じた範囲ですと、ソラさんが初級の土魔法であっても、山の三つや四つ生み出したところで魔力は無くならないでしょう」

「え?」

「あくまで私が感じた範囲からの推測なので、確証はないですが」

「えっと…まぁ参考にします」

「えぇ、そうですね。参考程度にするのがよろしいと思います」


 参考にはするけど、マリン司祭が言うならほぼ間違いじゃないだろう。自分で怖くなってきた。


「えと…じゃあもうひとつ相談いいですか?」

「えぇ。いくらでもどうぞ」

「じゃあ遠慮なく…あの…魔法って同時、もしくは発動中にもう一つ唱えることって出来ますか?」

「出来ますよ?というより、出来なければ補助系の魔法が成立しませんね。まぁ完全に同時は口が二つないと無理でしょうけど」


 あ…そっか。


「ありがとうございます」

「いえいえ。いくらでも聞きますよ」

「あー…じゃあまた質問なんですけど、魔法ってなんで位分けされてるんですか?基準とかって…」


 なんとなくいいタイミングな気がして、疑問に思っていた事を聞いた。


「それは魔力の変化の度合いで変わってます」

「変化の…」

「はい。下級以上の魔法を扱いたければ質を変えるを言うのは言いましたよね?」

「はい」

「質を変える。これも立派な変化ですね。他にも、形状の変化、性質の変化等が挙げられます」

「なるほど。勉強になります」


 アタシには出来ないけど。


「まぁとりあえず、ソラさんは自分の魔力を感じられるようになりましょうか」


 マリン司祭に痛いところを突かれた。


「はい…」

「まぁ堅苦しい話はこの辺にして、おやつでも食べましょうか」

「あ…はいっ!」


 その後、アタシはマリン司祭お手製のお菓子を食べながら雑談をした。ゾーラさんのお菓子も美味しかったけど、マリン司祭のも優しい味がして好きだ。


 ===========


 マリン司祭を訪れた翌日は先生の道場に顔を出した。


「先生ー!こんにちはー!」


 アタシが大声を出しながら入ると、先生はいなかったけどもうすでに他の子供が数人いた。


「おっ!ソラじゃん!」

「ソラだっ!帰ったのか!」

「おかえり!ソラちゃん!」


 みんなが一斉にアタシの下にきた。相変わらず元気がいい。


「ただいま。みんな。先生は?」


 アタシがそうみんなに尋ねた時…


「ソラさん。おかえりなさい。良く戻りました」

「先生!ただいま!」


 先生が奥から出てきた。


「はい。元気そうで良かったです。帰って来たとき元気がないって聞いて心配しましたが…もう大丈夫なんですね」

「はい!ご心配お掛けしました!大丈夫です!」

「いつも通りの様に元気になって良かった」


 あぁ…本当に色んな人が心配してくれてたんだ…


 そんな感慨を覚えながら、アタシはふと気になったことを聞いてみることにした。


「あ、先生。帰ってきて早々する質問じゃないんですけど…聞きたいことがあって…」

「はい。なんでしょう?」

「昔お父さんが先生に勝とうとしてたって本当ですか?」


 そう尋ねると、先生は懐かしそうに目を細め、微笑んだ。


「えぇ。本当ですよ。懐かしいですね。誰から聞いたんですか?」

「ビルケンさんって言う鍛冶屋さんです」


 アタシが情報提供者の名前を言うと、いつも笑顔の先生が珍しく嫌そうな顔をした。


「あぁ…ビルケンですか…確かにアイツは知ってるか…」

「せ、先生…?」


 いつもより二割増しくらい声を低くして、最後敬語も外れたことに驚いた。


「あ…あぁすいません。少々取り乱しました」

「いえ、驚いただけですけど…なんかあるんですか?」


 こんなにも先生が毛嫌いするのも珍しく思い、恐る恐る聞いてみた。


「昔から付き合いがあるんですよ。腐れ縁ってやつですね。どこであったんですか?」

「お父さんに連れられて。アタシの剣を作ることになったんですよ」

「なるほど。確かにア…彼は腕はいいですからね。腕は」


 どうやら先生はビルケンさんがあまり好きではないようだ。またアイツっていいかけたし。腕はって部分だけ強調も気になる。


「私の剣も彼が鍛えたんですよ。ついでに言えば、今トーマ君が使ってるのもそうでしょう」

「そうなんですか!?」

「えぇ。腕はいいですからね。期待してもいいと思いますよ」


 やたら腕はいいとだけ強調してる。だけど、剣を作ってもらってるってことは言うほど嫌いじゃないのかもしれない。


「えー!いいなー!ソラ自分の剣持つのかよ!」

「ずりぃぞ!」


 アタシと先生の会話を聞いていたのか、回りの子供が騒ぎ出した。


「ふふん!いいでしょ!あげないよ!」

「ずりー!」

「俺もほしいっ!」

「ソラ買ってよ!」

「自分で買いなさいよっ!」


 そんな感じで子供をあしらいつつ、久しぶりに先生と訓練をして、その日は終わった。

25話を読んで頂き、ありがとうございます。


今回はソラちゃんに関わった人達への挨拶回でした!

ついでにブラックな先生も登場させてみました。

何があったのかはまたいつか。


それではっ!

ブックマークして頂いてる皆さんも、そうでない皆さんもありがとうございます!

次回もお付き合い頂ければ幸いです!

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