第23話
こんにちは!
明日葉晴です!
私は元々多趣味ですが、最近は日を追うごとにやってみたいことが増えてます。
ですが時間があまり取れないのでなかなか挑戦出来ません。
皆さんはどうやって時間を作ってますか?
では、本編をどうぞ!
前回のあらすじ
自らの行いによって町が危険に陥ったことで自責の念に駆られるソラ。誰の慰めの言葉も届かないまま、自分の殻に閉じ籠る。しかし母の無償の優しさを受け眠りに就いた時、現れたのは白い空間と『世界の安定を望む者』と名乗る声だった。そして、覆し様のない事実を突き付けられ、再び自らが決めた道を進むのだった。
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おかしな夢?を見た日の翌朝。アタシは目が覚めてもなかなかベッドから出ることが出来なかった。
うぅ…あんな大泣きして…恥ずかしい…
失敗して、塞ぎこんで、大泣きして。全くもって自分勝手過ぎる。
どんな顔すればいいかわからないぃ…
しかしいつまでも潜ってる訳にはいかないから、仕方なくベッドから出て、軽く髪を整えた。それからお母さんがいるであろう台所に顔を出した。
「お…おはよ…」
そろそろと顔を出すとお母さんが料理をしていた。
「あら、おはよう。昨日は良く眠れた?」
「うん…」
お母さんはいつもと変わらず、笑顔で挨拶してくれた。
「お父さんは…?」
「そうね…まだ寝てるのかしら?起こして来てちょうだい?」
「わっ…かった…」
うん。さすがお母さんだ。さっさとお父さんに引き合わせてしまおうというのが伝わった。というわけでお父さんを起こしに部屋に行く。
「おとーさーん…?朝ー…起きよー…?」
恐る恐る寝床に近付きながらお父さんに呼び掛ける。
「おとーさーん…?」
「ん…んん…ソラ…か…?」
「お父さん、おはよう…」
「ん。おはよう。昨日は良く眠れたか?」
「うん……ふふっ」
お母さんと同じ事を言ったお父さんに、私は思わず笑ってしまった。
「どうした?」
「ううん。なんでもない。ご飯食べよ?」
「あ、あぁ。そうだな」
少しだけ元気が出た私はお父さんと一緒に居間に行った。
「お母さん、お父さん連れてきた」
「リンナ、おはよう」
「はい、ありがとう。それとおはよう。じゃあ食べましょうか」
「うん」「あぁ」
いつもより会話が少なめの朝食。アタシはいつ昨日のことと今後のことを話そうかとそわそわしていた。そしてついにご飯を食べ終わった為、アタシは切り出すことにした。
「あ、あの…さぁ…」
「どうした?」
「なにかしら?」
お母さんとお父さんが同時にアタシを見る。
「その…昨日はごめんなさい。それとお父さん、迷惑掛けてごめんなさい」
「ソラ…」
「ソラ、謝らなくていいんだ」
「でも…」
夢で聞いたことがホントで、アタシがいなかったら町が無くなってたとしても、今回においてはアタシが山を出したから迂回した魔物が町に行った。それは事実だから、謝らなきゃ。
「いいんだよ。確かにソラが魔法で山を作ったから魔物が迂回したのかもしれない」
「うん…だから…」
「でもな、あそこでソラが山を作らなきゃ、兵士やハウンドはもっと被害が出ていた。その事は他でもない、彼らが良くわかっている。彼らの中でソラを責める人はいないよ」
「だとしても町の人達は?」
「町の被害にしても、あそこで部隊に被害があったらどのみち突破されて、町に被害が出ていたはずだよ。ソラは何も悪くない。何より、真っ先に行って人を助けたじゃないか」
「それはアタシがやったから…アタシがなんとかしなきゃって…」
「充分だよ」
「でも…」
「ありがとう。ソラ。ソラがいたから皆助かったんだ」
お父さんのその言葉を聞いた途端、アタシは涙が出てきた。
アタシがいたから…皆が助かった…
「お父さん…ありがとう…」
「それはこっちの台詞だよ。ありがとう。ソラ」
「うん…うん…」
お父さんはそう言ってから、アタシのことを優しく抱き締めてくれた。
「お父さん…アタシ…もっと強くなる…」
「そうか」
「うん…だから…アタシ学校に行きたい」
「あぁ…わかった。ソラがそう決めたなら俺は止めない」
「ホント?」
「あぁ。ただし八ヶ月後のソラの誕生日が来てからだ」
「わかった」
十二歳…学校の大雑把な適正年齢だ。クラウセッドは十歳で入ったけど、今はどうしてるだろう…
「それから、ちょっと早いけど誕生日の贈り物をしよう」
「え?どうしたの?」
「学校に行くなら最低限、武器はいるだろう?だから、ソラに合う剣を作ろう」
「いいの?」
「いいもなにも、そろそろ要るかなと思ってたんだ。ちょうどいい」
「ありがとう!」
アタシは、アタシを抱き締めているお父さんを強く抱き締め返した。
「はははっ!剣で喜ぶなんて変わってるなぁ」
「いいのっ!お父さんが戦ってるとことかカッコいいって思ってたんだもん!」
「嬉しいこと言ってくれるね。じゃあ早速、今日鍛冶屋に行こうか」
「うんっ!」
アタシの剣かぁ…わくわくするなぁ。
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そういうわけで、早速鍛冶屋に来たアタシとお父さん。
どんな人がやってるんだろ…
「ごめんください。おやっさん、いますか?」
「お邪魔します…」
お父さんは勝手知ったる感じで、アタシは恐る恐ると中に入る。すると奥から体格のいいおっちゃんが出てきた。
「おぉ!トーマの坊主!良く来たな!」
「おやっさん、お久しぶりです」
「おうおう!今日はどうした!剣の調整か!?」
「いえ、今日は娘の剣を作って貰えないかと」
元気のいいおっちゃんだなぁ、とアタシがぼぉっと見てると、ゴツくて髭をたくわえた顔が接近してた。
「きゃっ!」
「おぉ!すまんすまん!この嬢ちゃんのか!?」
「そうです。俺の娘です」
「あ、すいません。ソラと言います」
「はぁぁ!この可愛い嬢ちゃんに剣か!似合わねぇな!ガハハハ!」
それは誉めてるのだろうか?貶してるのだろうか?
「まぁ確かに父親としては複雑ですけどね」
え?お父さん今更それ言うの?
「にしてもあのトーマの坊主が娘か!時間経つのは早ぇなぁ!」
「そうですよ。俺ももう坊主じゃないです」
「ガハハハッ!オレにとっちゃあ、いつまでも坊主だ!あのバウのとこに通ってた時から知ってんだかんよぉ!」
おっと!それは気になる!
「あの…えっと…おやっさん?」
「ん!?なんだ!?あぁ!すまねぇ!オラァ、ビルケンってんだ!で!なんだ!?」
「あ、はい、ビルケンさん。昔のお父さんってどんな感じだったんですか?」
「あっ!ソラ、いいだろ」
「ガハハハッ!カッコつけんなよ!コイツァなぁ!昔は負けん気の強ぇ向こう見ずだったんだよ!」
「おやっさん!」
それはなんとも…
「意外です」
「だろ!?昔はなぁ!バウに勝ちてぇとか言ってよぉ!最高の剣を作ってくれってオレに頼んで来たこともあったんだぜ!」
「そうなの?お父さん」
「も、もう昔の話じゃないですか!」
おー…お父さんが珍しく慌ててる。今度お母さんに言おう。
「それになぁ!」
「おやっさん!それよりソラの剣を作って貰えませんか!?」
お父さんがビルケンさんの話を慌てて遮った。アタシとしてはだいぶ気になるけど、剣も大事だ。
「お!?おぉ!そうだったな!じゃあ嬢ちゃん!ちょっとこっちに来な!」
「はい」
アタシとお父さんはビルケンさんに付いて行き、店の奥に入っていく。そこはちょっとした広間の様になっていて、周りには武器がいっぱい置いてあった。
「嬢ちゃん!この中から好きな武器…つっても剣か!選んで構えてくれ!」
「わかりました」
アタシは指示通り、細身の剣を一本取っていつもも通り構えた。
「ほほぉ!?嬢ちゃん!さっき似合わねぇっつったのは訂正するぜ!ずいぶんと様になってんじゃねぇか!」
「あ、ありがとうございます」
どうやらアタシの評価は上がったらしい。ちょっと嬉しかった。
「それに戦い方にあった剣を選んでる!ずいぶんと自分を良く見てんなぁ!」
「え?構えで戦い方がわかるんですか?」
構えただけで振ってすらいないけど…
「ガハハハッ!嘗めちゃいけねぇよ!オラァずいぶん鍛冶屋やってんだ!そのくれぇわかる!」
「あ、すいません…」
「いいってことよ!嬢ちゃんに人を見極めろってのも酷な話だしなぁ!」
態度や体格と同じように大きい人だな…
「おやっさん、それでどうですか?」
「あぁ!良いもん作ってやるよ!オラァ坊主と同じように嬢ちゃんも気に入った!流石親子だな!」
「ホントですか!?ありがとうございます!」
「俺からも感謝します」
「剣で喜ぶたぁ変わった嬢ちゃんだな!より気に入った!」
今日だけで二回も変わってるって言われた…
アタシはちょっとショックを受けた。
23話を読んで頂き、ありがとうございます!
今回はちょっと歯切れ悪いですが、いつも書いてるくらいの量になってしまったのでここまでです。
すいません。
さて、ソラちゃんの剣を作ることになりました。
いつぞや魔法推していきますって言ったような気がするのに、なんでや!感じですね。
いや、ちゃんと推します。はい。頑張ります。
ところで話は変わりますが、今まで言ってなかったことで、今更言いたい事があります。
ブックマークして頂いてる皆さん、ありがとうございます!
今まで気にしてなかったので見てなかったんですが、最近気付きまして…
なので今更感謝を言わせてもらいます!すいません!ありがとうございます!
ではではっ!引き続き、お付き合い頂ければ幸いです!




