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極大魔力の初級魔法  作者: 明日葉 晴
第2章 進むべき道、アタシの意志
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第19話

こんにちは!

明日葉晴です!


私は一日に一個はいいことが欲しいです。

その日の終わりにいいことなかったと思った時は、無理やり作ります。

具体的には美味しいもの食べたりですね。


では、本編をどうぞっ!

 前回のあらすじ

 ソラの猛攻により本気を出すガンド。自己強化の魔法を使う。それに対し、ソラも本気を出し、いつかトーマを追い詰めた加速法によりガンドを滅多打ちにした。それでも挫けないガンドに、最後魔法で勝利したのだった。


 =========


 アタシ達の模擬戦から数日。他の村や町からも応援が来た。その度に模擬戦を行い、お互いの実力を確かめたり、宴会をやったりした。


 因みにアタシは、アタシ達の次に来た応援の人達と模擬戦をしたけど、ガンドさんの時みたいに嘗められたからボコボコにした。それ後、ナノ町の隊長さんに、後方支援だからって言って断って、と言われた。


 まぁ、アタシにボコボコにされると自信なくすだろうしね。


 と、その時は納得した。それで、その次に応援に来た人達を断ったら、()()()()とバカにされたから、全員風で押し潰した。それ以降、アタシは顔合わせには参加していない。ていうか参加させてもらえなくなった。


 アタシは悪くないと思うんだけど…


 お陰?でアタシの噂が一人歩きし初めた。内容はというと…


 曰く、ニィガ村には幼女の鬼がいる。

 曰く、鬼はナノ町の一番の腕利きを再起不能にした上で魔法で吹き飛ばした。

 曰く、鬼は名のある猛者をことごとく薙ぎ倒した。

 曰く、鬼は一大隊を片手でひれ伏せさせた。


 等々…尾ヒレが付き過ぎて、原型がなくなったり、やってないことまで噂で流れた。


 そもそもアタシを鬼と言ってる時点で納得いかない…


 せめて、可憐で強い幼女とかにして欲しいと思う。だけど、噂は大袈裟なほど流れるのが早く、アタシが知った時にはどうしようもなかった。


 お父さんは面白がって止めてくれなかったし…


 誰が流したのか、来る応援の人達にもアタシの見た目と噂が伝わっていて、アタシが目の前を通っただけで怯えられてしまう。中には道を譲って土下座までする人もいる。


 もう…こんなんじゃ疲れちゃうよ…


 まぁそんな感じで、アタシに対する恐怖はともかく平穏な日々は過ぎていて、応援ももうほどなくで揃いそうだった。


 =========


「でっ!酷くないですかっ!?ゾーラさんっ!」


 アタシはこの間泥棒を捕まえた時に知り合った定食屋のおばちゃん、ゾーラさんに噂の愚痴を言った。


「ははは!いいじゃないかい。ワタシは女だからってはなっから嘗められるよかマシだと思うけどねぇ」

「そこはいいんですっ!鬼とか全然かわいくないですっ!」

「そうなのかい?アタシは見たことないけど、()()()()()()は美形が多いって聞くけどねぇ」


 え?鬼って種族…?オニ?


「オニって種族がいるんですか?」

「いるよ?知らなかったのかい?」

「知らなかったです…」

「あぁ、そうだったのかい。さっきも言ったけどアタシは見たことないんだけどね。強く、美しく、誇り高いって聞くよ。だから一応褒め言葉なんじゃないかねぇ」


 強く、美しく、誇り高い…いいっ!


「なんだぁ……でもじゃあどうしてアタシに怯えるんでしょう?」

「んー…単純にソラちゃんが怖いんじゃないかい?ほら、怒らせると勝てないから」

「アタシだって怒りたくて怒ってるわけじゃないのに…」

「はははっ!まぁでも、そんな軟弱な男共なんかほっときゃいいのさ。ソラちゃんにやられても、毎度突っ掛かって来るくらいの気合がなきゃ男と認めちゃダメだね」


 毎度突っ掛かって来る……クラ…いや、ないわ。


「おっ?その顔は誰か思い浮かべたのかい?」

「えっ?いやっ!い、いないですっ!」

「んー…?本当かい?」


 ゾーラさんがニヤニヤしながら詰めてきた。近い。


「まぁいいけどね。ソラちゃんなら将来、いい男が選びたい放題だろうさ」

「んー…今はまだそういうの考えてないです…」


 おっちゃん達がやたら息子さんを勧めてくるけど。


「そうかい。でもいい男は早めに捕まえとくんだよ」

「あ…はい…」


 どうしてこうもこの世界の人は気が早いんだろう。


 そんな感じでゾーラさんと談笑していた時、不意に鐘の音が町中に響いた。


「…っ!これは…緊急時の鐘の音だね」

「そうですね!アタシ、行きます!お代を…」

「そんなんいいから早く行きな!」

「すいません!ゾーラさんも早く避難を!」

「分かってるよ。ソラちゃん…またおいでね!」

「はい!また来ます!」


 そう言い残し、アタシは全速力で駐屯所に戻った。


 =========


 駐屯所に着いたアタシはまずお父さんを探した。


「お父さん!」

「ソラ、来たか」

「どうしたの?」

「今調査中だが…恐らく魔物の群れだ」

「そんな…」


 ついに恐れていた事態になってしまったみたいだ。だけど…


「お父さん、早くない?」

「そうだな。今回早めに応援を呼んだと言ってたけど、向こうが更に早かったみたいだ」


 応援は早くて明後日揃うはずだった。そこでようやく調査団を出して魔物の場所を突き止めるはずだった。


「どうするの?」

「さっき各隊長と話し合ったが、相手の規模もわからない現状だから、ひとまず調査隊待ちになった。ソラもここで待機しててくれ」

「わかった」


 言われた通りひとまず待機した。そして緊張感の漂う中、ほどなくして慌ただしいような足音が聞こえてきた。


「伝令!魔物の群れが町の北から接近中!現在、ここより一時間程の距離のとこで、応援に来る途中だった一部隊が交戦中!」

「間が悪かったか…総員!部隊を組見直す余裕は無いため各村町で編成!各隊長殿は編成次第、私に報こ…」


 ナノ町の隊長さんが命令を出している途中で更に足音が聞こえて来て、駐屯所に勢いよく入ってきた。


「で、伝令!町の東から魔物の群れが接近中!進行速度から、後二時間程で町へ到着します!総数は不明ですが、後方に大型の魔物が三体確認されてます!」

「二方向から…ニィガ村、トマ村、フシャマ町は待機を!それ以外の町村の隊長殿は編成次第、直ちに北へお願いします!」

「「「了解!」」」

「残る町村の隊長殿は私の所へ!一時間で隊を編成し、東からの群れを迎撃します!」

「「「了解!」」」


 そうして、どの隊長さんも迅速に動き出した。


「お父さん…」

「ソラも待機。すぐ出れる準備だけしといて」

「わかった」


 お父さんもナノ町の隊長さんの下へ向かって行った。


 大丈夫…今回は人も多いし、強い人も沢山いる。アタシだって、前より強いんだから、きっと大丈夫…


 胸に一抹の不安を抱え、事態は動き出したのだった

19話を読んで頂き、ありがとうございますっ!


えー…ようやくほのぼのが終わりです。

前に出てきたおばちゃんの名前はゾーラさんに決定しました!

別に前から考えてた訳じゃないです。

この話を考えてる時に、必要だなって思ったので十秒くらいで考えました。

今思ったんですが、ソラちゃんに名前がだいぶ被ってますね。


では、引き続きお付き合い頂ければ幸いです。

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