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極大魔力の初級魔法  作者: 明日葉 晴
第2章 進むべき道、アタシの意志
15/263

第15話

こんにちは!

明日葉晴です!


最近は花粉がつらいです。

小説書いてる時も目がかゆくてしょうがないです。

おかげで書く速度も落ちて全くいいことがないです。

しょうもない話しました。すいません。


では、本編をどうぞ!

 前回のあらすじ

 ナノ町に向かう日の朝。多くの人からの激励を受け、必ず帰る決意をして、ソラは助けるべき町へと向かうのだった。


 ====


 ナノ町に向かう道中。村の男の人達の中に紛れてアタシは唯一の女子で、子供だった。そんなだから馬車の中で超ちやほやされてた。


「ソラちゃん、お菓子あるよ。食べるかい?」

「あ、ありがとうございます。頂きます」

「ソラちゃん、馬車は初めてだろう?酔ってないか?」

「大丈夫です」

「ほら、この敷物使いな。少しは楽になるよ」

「ありがとうございます」


 なんだろう…ちょっとお姫様気分。なんか子気味いいかな。


「いやぁ、ソラちゃんは礼儀正しくてかわいいなぁ。うちの娘は誰に似たのか、ガサツだからなぁ」

「はっはっはっ!そりゃお前に似たんだよ!」

「がはは!ちげぇねぇ!」


 この人の娘さんは…あぁあの子だ。


「俺んとこの倅は気が弱ぇ弱ぇ。根性叩き直すためにバウゼルさんとこ行かせてんだが、全然直んねぇよ」


 あー…あの子か―…。アタシ何回も泣かせちゃったな…。黙っとこ。


「なら、昔のおめぇにそっくりじゃねぇか!おめぇも昔はよく泣いてたじゃねぇか!」

「なっ!昔の話を今持ち出すんじゃねぇ!」

「はっはっはっ!ソラちゃん聞いてくれよ。あいつの方が年上なのに、ソラちゃんのお父さんのトーマに、よく泣かされてたんだぜ?」


 親子揃って…。なんかすいません。


「それをソラちゃんに言うんじゃねぇ!まぁでもソラちゃんもそうだが、トーマも昔から強かったよなぁ」

「そうだなぁ。今じゃ村でバウゼルさんの次に強ぇもんな」

「トーマの強さもだが、それ以外も村の皆が認めてんだ。だからあいつを隊長にしたんだしな」


 あぁ、お父さんは一応自分が一番強いからって言って、お飾りなんて言ってたけど、やっぱりみんなに認められてるんじゃん。


「あいつも騎士学校に行けばもっと偉くなれただろうに」

「なんでここに残ったんだろうな」


 確かに。本気がどれくらいかは知らないけど、みんなが強いって言ってるのにどうして村に残り続けたんだろう?


「そりゃあ、おめぇ。リンナさんがいるからだろ」

「あぁ…なるほどな」


 あぁ…納得だわ。


 お父さんの過去にちょっと触れたり、お姫様扱いされたり、たまに息子さんを勧められたりしながら、馬車は進んでいった。そんな中、不意に外がざわついた。


「魔物だ!全員準備!」


 お父さんのよく通る声が聞こえ、馬車にいた人たちも、一転して気を引き締めた様子で外に飛び出す。アタシは一息くらい遅れて外に出た。流石に訓練してる人たちは違う。どんなに気が緩んでても切り替えるのが早い。


「お父さん!どんな状況!?」

「ゴブリンの群れだ。数は確認できたのが十五匹。結構多いが予定通りの動きで頼む」

「分かった」


 そうしてアタシは、言われていた通り、みんなに補助の魔法を掛けていった。


「“パワード”、“ガード”、“クイック”」

「おぉ!これがソラちゃんの魔法か!」

「ほんとに初級とは思えねぇな!」

「かっこ悪いとこは見せらんねぇ!お前ら!行くぞ!」

「「「おう!」」」


 士気は高いし、これなら少し数が多くても大丈夫だろう。


「怪我しないでくださいね!」


 でも、心配なものは心配だなぁ。あ、今、お母さんの気持ちが少しわかった気がする。


 そんな感慨を覚えながら、アタシは状況を見ていた。何度か戦闘の経験があるとはいえ、まだまだ経験が足りないアタシは状況をよく見つつ、お父さんの指示の下援護をした。


「ソラ、右斜め空いてるゴブリンに魔法」

「わかった。“ファイア”」

「次、さらに右、一回ゴブリンを突き飛ばすだろうから、そこに魔法と、すぐに左の方若干押されてるから下がったら魔法」

「うん。…“ファイア”。……“ファイア”」

「よし。上出来。っと、中央に回復」

「わかった。“ヒール”」


 お父さんがすごい。指示が的確。というより未来が見えてるレベルで戦況を把握してる。予想能力と視野の広さが半端ない。おかげでアタシは焦らずに援護できた。

 数十分後。戦闘が終わり、一度休憩をとることになった。多少の怪我はあったものの、大きな怪我人は特にいなかった。


「じゃあ、回復掛けます。並んでください」


 一応、戦闘中も魔法を掛けてたけど、終了後も掛けておく。少しだけ疲労回復効果もあるから少し便利だ。というわけで順番に回復を掛けいった。


「あー…癒されるわー…」

「かわいい子から掛けられると違く思うなぁ」


 次々とおっちゃんたちに魔法を掛けていく。全員に掛け終わると、お父さんが来た。


「ソラ、お疲れ。少しの間休憩だ。魔力はどうだ?」

「お疲れ、お父さん。魔力は…わかんない。特に疲れてもないから、全然大丈夫だと思う」

「そっか。相変わらずすごいな。それと、休憩終わったら今度は俺と警戒役な」

「わかった。お父さんも無理しないでね」

「分かってるよ」


 昼食も兼ねた休憩後、アタシは言われた通り警戒役に混じり、お父さんと一緒に馬に乗っていた。警戒役の役目や、動き方、索敵仕方など色々教わりながら、道中を進んだ。何度かあった戦闘のうち、一回はアタシが見つけた戦闘だった。


 そして、予定通り夕方頃、目的地であるナノ町に到着したのだった。

15話を読んで頂き、ありがとうございます。


そういえば、前回の話数を間違えてました。

直してあります。


さて、ようやく村の外、町に行く道中の話ですね。

思えば、今まで剣で戦うことが多かったので、タイトルが若干詐欺っぽかったですけど、ちゃんと魔法でも戦わせていきます。


では、これからもお付き合い頂ければ幸いです。

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