第15話
こんにちは!
明日葉晴です!
最近は花粉がつらいです。
小説書いてる時も目がかゆくてしょうがないです。
おかげで書く速度も落ちて全くいいことがないです。
しょうもない話しました。すいません。
では、本編をどうぞ!
前回のあらすじ
ナノ町に向かう日の朝。多くの人からの激励を受け、必ず帰る決意をして、ソラは助けるべき町へと向かうのだった。
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ナノ町に向かう道中。村の男の人達の中に紛れてアタシは唯一の女子で、子供だった。そんなだから馬車の中で超ちやほやされてた。
「ソラちゃん、お菓子あるよ。食べるかい?」
「あ、ありがとうございます。頂きます」
「ソラちゃん、馬車は初めてだろう?酔ってないか?」
「大丈夫です」
「ほら、この敷物使いな。少しは楽になるよ」
「ありがとうございます」
なんだろう…ちょっとお姫様気分。なんか子気味いいかな。
「いやぁ、ソラちゃんは礼儀正しくてかわいいなぁ。うちの娘は誰に似たのか、ガサツだからなぁ」
「はっはっはっ!そりゃお前に似たんだよ!」
「がはは!ちげぇねぇ!」
この人の娘さんは…あぁあの子だ。
「俺んとこの倅は気が弱ぇ弱ぇ。根性叩き直すためにバウゼルさんとこ行かせてんだが、全然直んねぇよ」
あー…あの子か―…。アタシ何回も泣かせちゃったな…。黙っとこ。
「なら、昔のおめぇにそっくりじゃねぇか!おめぇも昔はよく泣いてたじゃねぇか!」
「なっ!昔の話を今持ち出すんじゃねぇ!」
「はっはっはっ!ソラちゃん聞いてくれよ。あいつの方が年上なのに、ソラちゃんのお父さんのトーマに、よく泣かされてたんだぜ?」
親子揃って…。なんかすいません。
「それをソラちゃんに言うんじゃねぇ!まぁでもソラちゃんもそうだが、トーマも昔から強かったよなぁ」
「そうだなぁ。今じゃ村でバウゼルさんの次に強ぇもんな」
「トーマの強さもだが、それ以外も村の皆が認めてんだ。だからあいつを隊長にしたんだしな」
あぁ、お父さんは一応自分が一番強いからって言って、お飾りなんて言ってたけど、やっぱりみんなに認められてるんじゃん。
「あいつも騎士学校に行けばもっと偉くなれただろうに」
「なんでここに残ったんだろうな」
確かに。本気がどれくらいかは知らないけど、みんなが強いって言ってるのにどうして村に残り続けたんだろう?
「そりゃあ、おめぇ。リンナさんがいるからだろ」
「あぁ…なるほどな」
あぁ…納得だわ。
お父さんの過去にちょっと触れたり、お姫様扱いされたり、たまに息子さんを勧められたりしながら、馬車は進んでいった。そんな中、不意に外がざわついた。
「魔物だ!全員準備!」
お父さんのよく通る声が聞こえ、馬車にいた人たちも、一転して気を引き締めた様子で外に飛び出す。アタシは一息くらい遅れて外に出た。流石に訓練してる人たちは違う。どんなに気が緩んでても切り替えるのが早い。
「お父さん!どんな状況!?」
「ゴブリンの群れだ。数は確認できたのが十五匹。結構多いが予定通りの動きで頼む」
「分かった」
そうしてアタシは、言われていた通り、みんなに補助の魔法を掛けていった。
「“パワード”、“ガード”、“クイック”」
「おぉ!これがソラちゃんの魔法か!」
「ほんとに初級とは思えねぇな!」
「かっこ悪いとこは見せらんねぇ!お前ら!行くぞ!」
「「「おう!」」」
士気は高いし、これなら少し数が多くても大丈夫だろう。
「怪我しないでくださいね!」
でも、心配なものは心配だなぁ。あ、今、お母さんの気持ちが少しわかった気がする。
そんな感慨を覚えながら、アタシは状況を見ていた。何度か戦闘の経験があるとはいえ、まだまだ経験が足りないアタシは状況をよく見つつ、お父さんの指示の下援護をした。
「ソラ、右斜め空いてるゴブリンに魔法」
「わかった。“ファイア”」
「次、さらに右、一回ゴブリンを突き飛ばすだろうから、そこに魔法と、すぐに左の方若干押されてるから下がったら魔法」
「うん。…“ファイア”。……“ファイア”」
「よし。上出来。っと、中央に回復」
「わかった。“ヒール”」
お父さんがすごい。指示が的確。というより未来が見えてるレベルで戦況を把握してる。予想能力と視野の広さが半端ない。おかげでアタシは焦らずに援護できた。
数十分後。戦闘が終わり、一度休憩をとることになった。多少の怪我はあったものの、大きな怪我人は特にいなかった。
「じゃあ、回復掛けます。並んでください」
一応、戦闘中も魔法を掛けてたけど、終了後も掛けておく。少しだけ疲労回復効果もあるから少し便利だ。というわけで順番に回復を掛けいった。
「あー…癒されるわー…」
「かわいい子から掛けられると違く思うなぁ」
次々とおっちゃんたちに魔法を掛けていく。全員に掛け終わると、お父さんが来た。
「ソラ、お疲れ。少しの間休憩だ。魔力はどうだ?」
「お疲れ、お父さん。魔力は…わかんない。特に疲れてもないから、全然大丈夫だと思う」
「そっか。相変わらずすごいな。それと、休憩終わったら今度は俺と警戒役な」
「わかった。お父さんも無理しないでね」
「分かってるよ」
昼食も兼ねた休憩後、アタシは言われた通り警戒役に混じり、お父さんと一緒に馬に乗っていた。警戒役の役目や、動き方、索敵仕方など色々教わりながら、道中を進んだ。何度かあった戦闘のうち、一回はアタシが見つけた戦闘だった。
そして、予定通り夕方頃、目的地であるナノ町に到着したのだった。
15話を読んで頂き、ありがとうございます。
そういえば、前回の話数を間違えてました。
直してあります。
さて、ようやく村の外、町に行く道中の話ですね。
思えば、今まで剣で戦うことが多かったので、タイトルが若干詐欺っぽかったですけど、ちゃんと魔法でも戦わせていきます。
では、これからもお付き合い頂ければ幸いです。




