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私の仮面執事 ~ 毎日仮面を変える執事に振り回されてます! ~   作者: メイロハート


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23話 再会と変わった仮面


―――あれからしばらくして

クーレと再び会う日になった。


屋敷の前に馬車が止まり

少し経つとクーレが降りてくる。


「お久しぶりでございます、レイデ様」


「!?」



か―――…仮面が変わってる!!



相変わらず穴の無い不思議な仮面ではあるけど

今度のはデザインがある!

白い仮面に目だけが書かれていて

ニヤリと不気味に笑っているような仮面だ。


……怖いよっ!!


まぁ、真っ白のよりまし......かな?



「久しぶりクーレ......前と仮面が違うような......変えたのかしら?」



「はい、前回お会いした時にレイデ様が「仮面の変えを用意して置いた方がいいのでは?」と仰っておられましたので違うデザインの物を購入し、本日つけてまいりました。......いかがでしょうか?」



……!?


まさかの自分の発言のせいだったぁー!?



確かに前会った時そんな事言っていたような気がするわ......

ていうか!「いかがでしょうか? 」って何!?


怖いですけども!?


でも「怖いわ。」なんて正直に言ったら傷つけそうだし......!

クーレがなんだか自慢げに言ってきてる気がしないでもないから

素敵だって褒めたらいいの?

結局これが一番当たり障り無い返答かしら!??



――…どう答えたらいいのよ!!




「に......似合っているわ素敵よ......」



ま、まずい!つい言葉に詰まって

本当は思っても無いのに褒めた感でちゃった!!



「――…!!気に入っていただけたようで嬉しいです」



良かったぁぁクーレが鈍感そうで!!


いや、反応薄めだから分からないだけで

私が本当は微妙に思っているの気づいてるかもしれないけどね......?


「とりあえず、ここで立ち話のままも疲れてしまうから行きましょうか

今日は私がいつも本を読んでいる部屋でお話ししましょう?」


「かしこまりました」


そうして私達は屋敷に向かって歩きはじめた。


――…

前回、クーレを屋敷に入れられず場所が温室となったのには理由がある。


信用のない者を無闇に家へ招いていると

私達家族も含めた屋敷皆が慣れてしまって

使用人の中に見かけない顔があっても分からなくなってしまう。

そうすると盗みを働かれたり、重要な文書が盗まれる危険性もある。

だからクーレはそんな事しないと分かっていても前例を作ってはいけないのだ。


でも今日は2回目、クーレが私とお父様に気に入られたからまた来ているのだと誰からもわかるし

他に私の執事候補者がいるわけでもないので

今回クーレが呼ばれた時点で

私の執事となれる事がほぼ確定したような感じだ。

この家の者になる可能性が高いため、2回目の今回はクーレが家の中まで入ることも許されたというわけだ。


―――…

私達は屋敷の中に入り目的の部屋の前まで来ていた。


騎士の一人が部屋のドアをガチャリと開けてくれる


「どうぞ入って」


「失礼いたします」


部屋の中は壁一面私の本で溢れている

窓から気持ちの良い陽気が差し込む私のお気に入りの部屋だ。


「私がお気に入りの本を集めてあるわ

クーレも私がいる時はここにある本を読んでもいいから分からない事があったら聞いて」


「ありがとうございます」


「ねぇクーレ」


「はい」


「さっきは聞かなかったけどその仮面どこに売っていたの?」


「家の近くの町にある骨董品店に売っていました」


「仮面って骨董品扱いなのね?服関係の店とかかなって思っていたんだけど」


「僕もそう思って色々まわりましたが売っていませんでした」


「そうなのね」


まぁ仮面つけている人なんてそう居ない。だから服屋では取り扱いが無かったのだろうか。


骨董品店にある仮面とか高そうだけど......

平民のクーレが買えるのかしら?


あ、でもよく考えたら

クーレってうちに来る時

いつも馬車に乗ってくるわよね?

ローセル公爵家(うち)の馬車じゃなさそうだし、クーレら平民でも裕福な方の家庭出身なのかもしれない


私はクーレについてお父様から知らされていない事が意外と多い事に気づいた。

今度お父様に聞いてみよう


そんな事を考えながら

この日はクーレと穏やかな時間を過ごしたのだった。


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