起⑦
⑦道路の此処かしこで 倒れ込んでいる 賊と覚しき 面々がいた 鳳雛が まだ意識がありそうな というか うめき声を上げて のた打ち回っていた ひとりを 乱雑に助け起こす おい 何があった 誰にやられた チュルか 知るか と言ったらしい なんだよ シュワッチ てよう しゅわっち なんじゃソレ ワケわからん 棒だか杖だがで 見たこともない 構えで 気色悪い かけ声 気合か で 飛び込んで きやがった なんだ そいつ お前らが 元々 悪かったんだろ どうなんだ 返事をしない 鳳雛は 助け起こした賊を また 放り出した 痛えよう 何しやがる 知るか お前らが ハッキリしないからだ だから 誰にやられた 知らんヤツだ タッパがある タッパぁ Πかよ いや 背が高くてよう オンナだ ナオンだぁ お前ら オンナにヤラれたのか ナオンを襲って ナオンに返り討ちにあったのか ざまぁみぃ いや チビすけに 声かけたら いきなり ガタイのデカいのが 突っ込んできやがった 元々お前等が 乱暴しようと したからだろうが このところ 若いオンナが襲われる事件が多発しており 腕に覚えのある野郎どもが 自発的に 自警団を結成して 見廻りを始め出した その矢先の事件だった だらしない オレ達が出る幕でも無かったか しかし 先ほど背が高いと聞いて 閃くモノがあった まさか 女史か おい またケリをいれる なんだよう おい チビすけとデカいのは 何処へ行った 知るかよ そのチビすけって 三つ編みのメガネっ娘で アタマから声が出るヤツか 変わった 変な声を出すヤツだった ははん チビすけは ウチのガッコーらしい デカいのは ウチとは限らんか うむ そのまま 賊 ケガ人どもを 放ったらかして 立ち去っていった




