結②
②静濱の本田本家で身支度を終え 東風平こちんだは腕が鳴るらしくクルマの運転をしたがったが保栄茂ビンと共に 今回は遠慮してもらい お供や秘書 シークレットサービスその他様々な名目で 取り巻きが矢鱈滅多ら増えるのが当たり前の業界 ソレが華族というものだったが 本田進はソレを嫌い 先代も同様だったらしい どうかご無事でとビン 何かあったら言ってくだせえ すぐに ハンドルを動かす操作をしながら 駆けつけますぜ とこちんだ 挨拶がてら 中京で伏龍や鳳雛に会ってきた じゃあな いってくる クルマでなくて 列車というのが珍しい と鳳雛 なに 節約節約 と伏龍 ふっ 華族に節約はないだろうに 大名行列ではあるまいに 金魚のフンみたく何か引きずって行かないのか いや 元々単独行動が好きな性質タチだから な 帰って来たら また会おう 今度はお祝いで宴席かなんか 設けるつもりだ 何じゃらホイ まぁ タダ飯なら いくらでも入るがな 中京か いや 静濱でと思っている 何じゃ そんな遠くまでいかれへんで わりぃ 中京はチトな 又なんかあったら困る そこで伏龍と鳳雛は 顔を見合わせた 成る程 その用心もあったな 二人には 是非とも参加して欲しい 堀部やハチクマのムスコにも声がけはするつもりだ まぁ忙しいからな どうなるか




