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スキル『インターネット』で地球と異世界の知識を統合し、最強の生産職になる  作者: masame


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9/10

魔道具工房

 セルディアの街に来てから一週間がたったころ俺は大きな不満を抱えていた。


 その内容は生活水準のことだ。もちろん現代日本と比べたら今のこの世界は圧倒的に遅れているので元の生活をそのまま送ることはできないだろう


 しかしそれでも耐えられないことがあった。それは風呂とトイレだ。


 まずお風呂だ。この世界で体を洗うと言えばただ水をかけそれで洗うことをさす。王族や上級貴族にもなればお湯に浸かるという習慣もあるようだが一般市民はそんな贅沢をすることはできない。だが現代日本人だった俺には耐えられなかった。


 次にトイレだ。トイレがすべて和式で汲み取り式なのだ。水洗トイレにしたいがそれは技術的にも難しいためせめて様式の便座は用意したい。


 「でももし作れたとしても置く場所がないし、作れるスキルも何にもないんだよな」


 ちなみに一週間がんばって冒険者をしていた俺のステータスは今こんな感じになっている


 レベル:5

 

 HP:150

 MP:10

 攻撃力:20

 耐久力:10

 知 力:5

 速 度:20

 器 用:20

 幸 運:5


 スキル

 ・鑑定Lv2・解体Lv2・薬草採取Lv1・剣術Lv1・弓術Lv2

 ユニークスキル

 ・インターネット


 という感じだ。ちなみになぜ弓術のスキルがあるのかというと、魔物との戦闘時に一度攻撃を食らってしまいけがを負ったからだ。その時は手持ちのポーションを使い事なきを得たがやはり魔物との接近戦は怖いため弓に転向したのだ。


 それで今俺がどこにいるかというと魔道具工房にきている。


 なぜこんなところにいるのかというと、やはりどうしてもトイレとお風呂の夢をあきらめきれずとりあえず作れる技術を学ぼうということで勉強しに来たのだ。


 この魔道具工房はというと、いつも買取でお世話になっているガイさんの兄のゴズさんが運営している工房で俺の頼みを快く受け入れてくれたのだ。


 「魔道具工房つってもうちはただ量産しているだけだ。新しい魔道具の開発なんかはもっと中央でやってる」


 「量産っていっても一体何を作ってるんですか?」


 するとゴズさんは部屋の一画を指した。


 「うちでは魔道ランプを作ってるんだ。この街の街灯や店のランプなんかはほとんどうちで作られたものを使てるんだぜ。今ではほかの街からわざわざ買いに来る客までいるんだぜ」


 「それはすごいですね。ほかの種類の魔道具は作ってないんですか?」


 するとゴズさんは渋い顔をしながらこう答えた。


 「まぁ、作ってるっちゃあ作ってるんだが。まぁガイの紹介だし見せてやるか。ついてこい」


 するとゴズさんは工房の奥の扉に進んでいった。扉の奥は廊下につながっておりいろいろな部屋が左右にあった。


 奥に進んでいくと突き当りに他とは違い厳重な扉で守られた部屋があった。


 「この中だ」


 とゴズさんがいい扉の鍵を開けると中には結構大きな空間が広がっていた。


 「すこしまってろ。今明かりをつけるからな」


 部屋の明かりをつけると先ほどまで見えていなかった巨大な模型が現れた。


 「すごい大きいですね。一体何なんですかこれは」


 「これは飛空艇の模型だ」


 「え、もしかしてこれ空を飛ぶんですか?」


 するとゴズさんは歯切れが悪そうに答えた。


 「あぁ。一応はな」


 「すごいじゃないですか!」


 「こいつは確かに空を飛ぶ。だがな問題があるんだよ」


 ゴズさんはこの飛空艇について詳しく話してくれた。


 20年ほど前浮遊魔法が見つかったとき世界が揺れた。


 誰もが一度は夢に見る【空を自由にどこまでも飛んでいきたい】そんな人々の願いが叶う魔法がついに見つかったのだ。各国はもちろんこぞって研究をした。


 しかし浮遊魔法は物体を空へ浮かせる魔法だった。人体に対しては有効ではなかったのだ。しかし人々はあきらめなかった。人自身が飛べないなら空飛ぶ船を作りそれに乗って移動すればいいじゃないかと。


 そしうして飛空艇の開発が行われた。だがどうやっても浮遊魔法では巨大な飛空艇を浮かせて航行させることはできなかった。少し浮きはするがどうしてもすぐにに落ちてきてしまう。


 それでも何年もかけて開発は続けられた。しかし飛空艇が空を飛ぶことはなかった。そしてついに国が飛空艇の研究に対する支援をやめることが決まってしまった。


 国は悪くない。なんの研究の成果も得られないものに何年も出資をし続けてくれたのだ。それだけでも感謝こそすれ恨むことなど一つもない。


 「それでも俺はこの夢をあきらめることができなかった。国の援助を得られなくなっても俺は一人で研究を続けるために国家研究所をやめこのセルディアの街で研究を続けることにしたんだ。だがここで研究を続けてもう10年になるが一向に解決策はみつからねぇ」


 その話を聞きあることを思いついた俺はゴズさんに質問をした。俺の頭の中に思いついたのは前世で飛ぶ飛行機のことだ。


 「この飛空艇はもし浮いたらどうやって進むつもりだったんですか?」


 「そりゃあお前風魔法に決まってるだろう。今までだって極短距離の飛行なら風魔法でできたからな。でも風魔法を使って浮かすのは無理だぜそれじゃあ燃費が悪すぎる。ちょっと飛んでもすぐガス欠になって落ちてくるのが関の山だ」


 それを聞いた俺はもしかしたらと思いインターネットのスキルを起動させた。


 「少し待っていてくださいゴズさん。もしかしたらその解決策がわかるかもしれません」


 そういって俺は検索を始めたのだった。

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