冒険者ギルド
次の日の朝起きた俺は激しい頭痛に襲われていた。
「うぅ。頭痛い」
これは多分あれだろう二日酔いとかいうやつだ。前世でも今世でも初めての飲酒だったため二日酔いも初めてなのだ。
「二日酔いってこんなにきついのか。飲んでた時はおいしかったけどお酒は当分飲まなくてもいいかな」
そして俺はそこからまた横になり結局二日酔いがよくなったのは昼前のことだった。
「うぅ。だいぶ良くなったけどまだ気持ち悪いな。とりあえず昨日決めた通りギルドに行くとするか」
二日酔いで横になっていた間も俺はさらに情報を調べていた。
ギルドは何種類かあって冒険者ギルドと商人ギルド、料理ギルドに鍛冶師ギルドなどいろいろなものがあるらしい。
その中で俺は冒険者ギルドに登録することにした。理由は何個かあるが一番は今持っているものについてだ。
冒険者ギルドでは魔物の素材買取があり俺が今持っているホーンラビットの素材を売買することができるらしい。
さらにほかのギルドとは違い元手がほとんど必要ないことも決めてのひとつだ。冒険者は自分の身一つで成り立つので今の俺にはもってこいなのだ。
「それに強くならないとこの先この世界で生きていくのは大変だろう。だからそのためにもある程度の強さは身に着けておきたいしな」
だから強くなりながらお金も稼ぐことができる冒険者ギルドに登録をすることに決めた。
そんなことを考えながら街を歩いていると目的の冒険者ギルドの前についていた。
「でかい建物だな。それに人通りもめちゃくちゃ多いな」
冒険者ギルドは街の中央に位置しており4階建てでそこらへんにある建物とは比べ物にならないくらい大きかった。
中に入ると吹き抜けの広間があり奥にはカウンター、その横には併設された酒場と反対側には壁一面に張り紙が張られた掲示板みたいなものがありその前には何人もの冒険者が立っていてその掲示板らしきものを真剣に見つめていた。
俺はまず受付の人がいるカウンターに足を進めた。
受付前には列になって数人が並んでおり俺はその最後尾に並んだ。
あたりを観察しながら待っているとすぐに俺の番がきた。
「ようこそ冒険者ギルドへ。ご用件は何でしょうか」
「すみません冒険者登録をしたいのですが」
「冒険者登録ですねかしこまりました。こちらの紙にご記入をお願いします」
受付の人がカウンターの下から紙とペンをだしてきて俺はそれに記入をはじめた。項目は名前、年齢、職業、魔法適正、戦い方などの項目があった。
とりあえず俺は名前と年齢の欄を埋めた。しかし職業と魔法適正がないため戦い方の欄に剣術と記入し受付の人に提出した。
魔法適正についてだが先日調べたところそれなりに持っている人は多いらしい。
なぜ魔法適正持ちが多いかというと勉強すれば手に入れることができるからだ。少し財力に余裕があれば書店で魔法に関する書物を買いそれを読み習得することで魔法適正が与えられるそうだ。
「ご記入ありがとうございます。少々お待ちください」
そういうと受付の人は紙を持って奥の部屋にいってしまった。
俺は少し待っている間に先ほどきになった職業についてしらべた。
『職業について』
持っているスキルなどにより就く職業が変わる。
例えば剣士ならある程度のレベルの剣術と剣を使った戦闘を繰り返していれば就くことができる。
ほかにもスキルを所有しているだけで就くことができる職業もあればスキルが関係ないものもある。
また職業によっては就くと自信にバフをもたらすものもある。
調べているとすぐに受付の人が戻ってきた。
「お待たせいたしました。登録が終わりました。こちら冒険者カードになります」
そういいながら渡されたのは一枚のカードだった。つくりは結構頑丈でカードには俺の名前とGと一文字だけ書かれていた。
「この冒険者カードは身分証としての利用が可能です。なくした場合再発行には手続きと銀貨5枚が必要になるためご注意ください。次に冒険者の仕組みについてお伝えします」
受付の人は淡々と説明を始めた。
「まずはランクです。G~Sランクまでありそれぞれ受けられる依頼が異なります。レイン様は登録したてのため一番下のGランクからスタートです。ランクは依頼を一定量こなすと昇級できます。
次に依頼です。依頼はあちらにあるボードから紙を取り受付に持ってくることで受注が可能です。受注可能な依頼はご自身のランクの一つ上のランクまです。しかし失敗すると罰金、昇級までの依頼量増加、場合によってはランクの降格までありますのでご注意ください。また受付で受注が必要ない常設依頼もあります。」
ほかにもパーティーについてや、冒険者ギルド内にある資料室についてなどの説明があったが今は必要ないのでいいだろう。
「最後にギルドは冒険者同士の諍いについてですがギルド側は一切関与いたしません。しかし違法性があると判断した場合のみ干渉させていただきます。またギルド内での喧嘩は厳しく取り締まりますのでご注意ください。説明は以上となりますが何かほかにご質問はございますでしょうか」
「この街に来る途中で魔物と戦闘になりその素材を所持しているのですがその買取はできますでしょうか」
「それでしたら買取専門窓口までお願いします。場所は町の北側と南側にそれぞれ冒険者用の門がありそのすぐ横の建物にありますのでそこまでお願いします」
「わかりました。ご丁寧にありがとうございました」
受付を後にした俺はまずは依頼を見に行くことにした。
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