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スキル『インターネット』で地球と異世界の知識を統合し、最強の生産職になる  作者: masame
第二章

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カルムの街の宿で~奴隷side~

 王都への護衛依頼で隣町のカルムの宿に泊まった夜のこと。リュゼ、シノ、エルシアの三人は、夜、ベッドの上で話していた。


 「そう言えば、何気に同じ部屋に泊まることってなかなかありませんでしたね」


 「確かにそうですね。ご主人様は優しいので、奴隷の私たちにも一人一部屋与えて下さってますから」


 「私は無理やり奴隷にされてしまったので他のことは知りませんが、ここはやはりとてもいい環境なんですね」


 「そうですね。私とシノがいた商会は比較的よいところでしたが、それでも4人部屋でしたね」


 「同僚の先輩に聞きましたが、ほかの場所だと雑魚寝で10人一緒ということもあるらしいですよ。さすがに男女は別らしいですが」


 「そう言えば、お二人はどうやってご主人様に購入されたのですか?」


 「そうですね。大した事はありませんが、普通に戦闘奴隷として購入されました。まぁ、自分で売り込んだので、買わせたといったほうが正しいと思いますが」


 「リュゼさんは、どうして自分を売り込むようなことを?」


 「それが、シノはわかると思いますが、ご主人様の前に私たちを購入するか悩んでいた方がいたのですが、それがとてつもなく悪い噂しかない貴族の方でして。それに、私たちを見る目がどうしても気色が悪かったんです」


 「確かにあれは酷かったです。私たちをそういう目的で買おうとしているのが明らかでしたね」


 「どうしてもあの貴族に買われるのは嫌だったので、自分から売り込んだんです。私たちも奴隷とはいえ女性です。あんな貴族の相手なんてしたくありません」


 「それで自分から買われに行ったんですね。それにしても、ご主人様って私たちに全く手を出して来る気配がありませんよね」


 「正直、自分の容姿に自信がなくなりそうです。ご主人様の相手ならいくらでも構いませんのに」


 「リュゼさんはいいじゃないですか。スタイルも良くて出るとこ出てますし。私なんて何もありませんから」


 そんな事を言いながら、シノがリュゼの胸元を睨んでいた。


 「そんな事を言うなんて、お二人はご主人様のことが好きなんですか?」


 エルシアがそんな事を言うと、2人が顔を真っ赤にした。


 「そ、そんな事あるわけないじゃないですか。私たちは主人と奴隷。恋愛感情を持つなんて」


 「そ、そうです。リュゼさんの言う通りです」


 「なら、私がご主人様に言い寄ってもいいですね」


 「「それはだめ(です)!!」」


 2人が声を合わせてそんな事を言った。


 「ほら、二人ともご主人様のことが好きじゃないですか。それで、二人はご主人様の何処が好きなんですか?」


 「それは、奴隷なのに家族みたいに接してくれるところとか、わざわざ必要ないのに新品の物を買ってくれたり」


 「私は何でも褒めてくれるところが好きです!」


 「二人とも、良くそんな恥ずかしいこと言えるわね。さっきまで好きだとも言えなかったのに」


 エルシアがからかうと、二人の耳がかぁーっと赤くなった。


 「それで、二人はご主人様にアピールしないの?」


 「そ、それは」


 「逆に、エルシアさんはご主人様の事が好きなんですか?」


 リュゼが詰まったが、シノがエルシアに聞き返した。


 「もちろんです。絶望的状況から救って下さったのもありますが、救って下さったあとも優しく、どうするか選択肢を示して下さったり」


 「あなたも大概恥ずかしいこと言ってるじゃない」


 リュゼが言い返すと、今度はエルシアが顔を赤くする番だった。


 「これで三人ともご主人様の事が好きなことがわかりましたが、私は譲りませんよ。私のほうが後から入ったので、一応義理を通すためにこの話を二人としたのですが、ここからは正々堂々勝負です」


 「あなたとはご主人様と過ごしてきた時間の差があります。絶対に譲りません」


 「私もです。リュゼさんにも負けませんよ」


 この日から三人のアピールが日に日に激しくなり、レインが辟易するのはまた別の話。

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