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スキル『インターネット』で地球と異世界の知識を統合し、最強の生産職になる  作者: masame
第一章

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浴槽作り

 次の日、俺たちは二手に分かれて行動した。二手と言っても、俺が屋敷の工房で作業し、ほかの三人には買い物に行ってもらっていた。


 三人には日用品とエルシアが使う家具や洋服など、いろいろなものを買いに行ってもらった。男性がいない方がのびのび買い物できるだろうしな。


 それで俺はというと、浴槽作りに取り組んでいた。浴槽と言っても、木の桶を巨大化させたようなものを作ろうとしている。


 「木工のスキルレベルはまだ低いし、がんばらないとな。浴槽にお湯をためる構造は前回シャワーを作った時のものを流用すればいいので簡単だ」


 とりあえず俺はひたすら木の加工をし続けた。お昼ごろになって三人が帰ってくる頃には、木工のスキルレベルが3まで上がっていた。


 「ただいま戻りました、ご主人様」


 「買いたいものは全部買えた?」


 「はい。エルシアの服や家具など、全部揃えました」


 「あの、ご主人様。本当に私の分も新品の物で良かったのですか?」


 エルシアまでそんなことを言ってきた。なぜそんなことを言うのか聞くと、どうやら自分で冒険者をやっていた時もこんな贅沢はしていなかったらしい。


 新品のものを買うのって、そんなに贅沢なのかな。


 午後はスキルレベル上げが終わったので、本格的に浴槽作りを始めた。


 午後からリュゼとエルシアも工房を使いたいとのことだったので賑やかだ。


 まずは浴槽の底の部分から作った。何枚かの板を上手に組み合わせるのが難しかったが、さすがスキルという感じだった。


 側面の部分は底に合わせて並べてから固定するので、思ったよりも簡単にできた。


 浴槽を完成させると、次にお湯を入れる部分の作成をした。リュゼとエルシアが何を作っているのか聞いてきたが、できてからのお楽しみだと言っておいた。


 俺は前回のシャワーと同じように魔道具を作ろうとしたのだが、魔鉄の加工に予想以上に時間がかかってしまい、今日はそこで終わりになった。


 次の日も朝から作業を始め、お昼前になってようやく浴槽作りが終わった。


 その後、昼食を食べてから浴槽を移動させたのだが、これが思ったよりも大変だった。


 なぜ大変だったかと言うと、工房の扉よりも浴槽のほうが大きかったからだ。なので一度浴槽をバラして、シャワー室で組み立て直すことになった。


 「できた。念願のお風呂だ! これで久しぶりにお湯に浸かれるぞ」


 「それでご主人様、これは一体何に使うものなのでしょうか?」


 俺が一人で盛り上がっていると、リュゼがそんなことを聞いてきた。


 「これは浴槽と言って、お湯をためてそこに浸かるものだよ」


 教えてもあまりわかっていなさそうだったので、後で入ってもらってお風呂の良さを体感してもらおう。


 俺は夕食の後、使い方を教えて入ってもらった。すると三人の反応はとても良かった。


 「ご主人様、これは革命ですよ。まさかただのお湯に浸かることが、これほど良いものだったとは思いませんでした」


 「ご主人様、作ってくださりありがとうございます。それに私たち奴隷にも使わせてくれるなんて」


 「私もこんなもの初めて体験しました」


 俺は三人の評価に満足し、自分もその後お風呂を堪能した。久しぶりのお風呂で長風呂してのぼせてしまったのは仕方がないだろう。


 部屋に戻った俺は、次に作るものについて考えた。正直トイレを一番作りたいのだが、お風呂よりも作るのが難しい。


 なぜ難しいのかというと、そもそも家に陶器を焼ける炉がないからだ。


 「とりあえず鉄でいったん作ってみるか? それともどこか炉を使わせてくれる工房を探したほうがいいかな」


 考えた結果、俺は一度鉄で代用して作ってみることにした。


 「陶器でやろうとして何か面倒が起きても嫌だしな」

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