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スキル『インターネット』で地球と異世界の知識を統合し、最強の生産職になる  作者: masame
第一章

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クリスタルホーンラビット

 次の日、俺は今度は冒険者ギルドに来ていた。


 中に入ると、ギルド職員に声をかけられた。


 「ようこそ冒険者ギルドへ。レインさん、昨日は珍しくお休みでしたが、どうしたんですか?」


 一週間毎日通っていたこともあって、ギルド職員には顔と名前を覚えられていた。


 「昨日はちょっと魔道具工房のほうに行っていたんですよ。多分、今後は一日おきに依頼を受けに来ると思います」


 「どうしてまた魔道具工房なんかに?」


 「どうしても作りたい魔道具がありまして、それで勉強するために」


 「レインさんは勉強熱心ですね。頑張ってください」


 そんな他愛のない会話をしたあと、俺はいつものように依頼を確認して、めぼしいものがなかったので常設依頼をしに行くことにした。


 ちなみにヴェルディアスの大量発生はあと3週間ほど続くらしく、ランクの低い討伐系はまだおすすめできないらしい。ということで、俺はいつもと同じく薬草採取をすることにした。


 東の森には毎日通っていたので、だいぶ歩き慣れてきていた。午前中に薬草採取をし、昼食をあの湖のところで食べ、午後には湖付近で待ち伏せして魔物を狩るのがルーティーンになっていた。


 そして今日も薬草を二束集め、水を飲みに来たホーンラビットを2匹仕留めることに成功した。


 解体作業が終わって少し休憩がてら、自分のステータスを確認した。


 レベル:6


 HP:160

 MP:10

 攻撃力:25

 耐久力:10

 知 力:5

 速 度:20

 器 用:25

 幸 運:5


 スキル

 ・鑑定Lv2・解体Lv2・薬草採取Lv1・剣術Lv1・弓術Lv2・木工Lv1


 ユニークスキル

 ・インターネット


 レベルが一つ上がって、ステータスも伸びていた。


 ステータスが上がるにつれ、魔物との戦闘もだんだんしやすくなってきた。


 最初ホーンラビットと戦った時は、ぎりぎりよけて偶然止まったところを倒したが、今ではよけながら剣を振って倒すことができるようになった。


 「弓も少しは上達してきたしな。30メートルくらいであれば、止まっている的には結構当たるようになってきたし、さっきも水を飲んでるホーンラビットを湖の対岸から初めて一発で倒すことに成功したしな」


 いつもは少し近づいてから弓を撃って一発で仕留めるようにしていたのだが、今回は2匹いたため、一度遠くからの射撃も試してみようということで対岸から撃ってみたのだが、見事に命中したのだ。


 ちなみに湖の対岸までは約60メートルほどあり、いつも練習している距離の倍ほどだった。


 「やっぱりステータスとスキルレベルの影響だろうな。弓を使い始めてから器用さのステータスも伸び始めたし、弓の命中率も器用さ依存っぽいよな」


 そろそろ休憩をやめて帰ろうとしたところ、湖の反対側に初めて見る魔物がいた。


 その魔物は一見普通のホーンラビットに見えたのだが、角が通常の個体とは違い虹色に輝いていた。


 『鑑定』

 クリスタルホーンラビット


 通常のホーンラビットと比べて速度が段違いに速い。また、警戒心がとても強くすぐ逃げるため、近づいて倒すのは困難。


 しかし角がエリクサーの素材になるため、ものすごい高値で取引される。


 鑑定結果によれば警戒心が強いらしいので、倒すにはここから矢を撃たなければ気づかれてしまう可能性が高い。


 しかし、ここはさっきホーンラビットを仕留めた時よりさらに距離がある。


 「ダメ元でやってみるか。逃げられたら俺の力不足だったってことだ」


 俺は弓を構えて慎重に狙って矢を放った。その矢は一直線に飛んでいき、見事クリスタルホーンラビットに当たった。


 「まじか、当たっちゃったよ」


 俺は信じられずに恐る恐る近づいて確認してみたが、確かに死んでいた。


 クリスタルホーンラビットを倒した俺は、今までで一番急いで解体を済ませ、街に戻った。


 街に帰ったあとも、俺はどこか落ち着けずにいた。それはそうだ。俺が今持っているのは、大金貨20枚もする超高級品なのだ。


 なぜ金額がわかったのかというと、気になってインターネットで調べたからだ。そしたら最低でも大金貨20枚はするという。


 俺は急ぎ足で北門の買取所に向かった。なぜ外から北門に向かわなかったのかというと、一刻も早く安全な場所に入りたかったからだ。


 買取所の中に入った俺は、ガイさんに個室があるか聞いた。


 「そりゃあ、あるにはあるが、どうしたんだよ。そんなに慌てて」


 「すみません。事情は中で話すのでお願いします」


 「まぁ今の時期ほかの奴も少ないし、別にいいだろう。ついてきな」


 部屋に向かう途中にガイさんに教えてもらったのだが、本来個室はCランク以上の冒険者しか使えない決まりらしい。しかし、こんなに焦っている俺を見たことがないガイさんは、なにかを悟ったように案内してくれた。


 「それで一体どうしたんだよ」


 「これを見てください」


 俺はカバンの中からクリスタルホーンラビットの角を丁寧に取り出して、机の上に置いた。


 「レイン、お前さんこりゃもしかしなくてもクリスタルホーンラビットの角じゃねぇか! こんなもの一体どうしたんだよ」


 「それが東の森の湖で見つけたんです。だいぶ距離があったので、ダメもとで弓を撃ったところ、見事に命中しまして」


 「こりゃあ確かに個室を用意して正解だったな。お前さんを疑ってるわけじゃねぇんだが、一応決まりだからよ。いったんこの部屋で待っててくれ」


 そういうとガイさんは、なにやら慌てて部屋を出て行った。

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