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7月26日 計画を立てました

 俺は昨日他人の遺書を拾い、持ち帰ってきた。そんなことが起きた翌日、朝ご飯が喉に通るわけがなく吐きそうになった。


「新斗大丈夫?」


 お母さんからすごい心配されたから平気と思わせるために勢いで卵かけご飯を食べた。ニコッとして俺は「大丈夫」と返して、身支度をして部活に向かうことにした。


「ちーす!新斗!元気ないじゃん!?」


 人の気持ちを考えずに、自転車の後ろから話しかけてきたのはサッカー部の南葉 悠真(なば はるまさ)だ。いつもこんな感じで疲れることを知らない。それはプレーでも出ていて彼はずっと走れるぐらいの体力がある。特徴的な髪に赤髪交じってる


「悠真おはよう。少し色々ありまして…それで少し気持ち悪いんだ。」


「何あった?おばさんに殴られたか?」


 悠真とは家族ぐるみで昔からの付き合いだ。そのため俺の母親とも仲良い。


「他人の大事な物を拾ったことあるか?」


 そう言うとさっきまでヘラヘラしていた悠真は少し大人しくなって質問してきた。


「逆に拾ったのか?」


「…練習終わったら話すわ。」


 少し濁らしてしまった。けどこの話しは少し練習前に話すべきことではない。なんせ話す内容が少し異質すぎるからだ。


『遺書を拾った』そんな聞いたこともないような話を練習で前に話してみろ?悠真は絶対忘れずに練習に支障をだしてしまう。


 なんやかんやで2時間程の練習が終わった。北海道は涼しい夏と言われていたが実際には最近は30℃超えることも多くなってきた。昼前に練習が終わり、俺たちは涼しむついでに昼ごはんを一緒に済ませようという名目でみんなで喫茶店に行くことにした。昨日あれを(遺品)見つけたあの喫茶店だ。


「俺カツサンド」


「いや自分で頼めよ…」


「私チーズパスタ!」


「燈までも…てかお前なんでいるんだよ。」


 久藤 燈(くとう あかり)。1年生サッカー部のマネージャーで身長は差程俺と身長が変わらない。しっかりサッカーにも詳しく、他のマネージャーより献身的にサッカー部を支えてくれてる。


「いいじゃない!同じ仲間なんだから!」


 いやいつもならそうなんだけど…今日に限ってとか考えたけど正直な話、話を色んな人に広めなきゃいいやってことでそのままにした。


 結局俺が三人分の注文をして10分後に全員の食べ物が届いて店員が来ないと分かったので悠真が食いついてきた。


「それでお前は何を見つけたの?」


 俺に問いかけてきた。俺はそこで濁らさずさらっと答えるように答えた。


「遺品と遺書を見つけた。他人の」


「冗談にしては少し度が過ぎてるよ」


「そうだよ!流石に不謹慎だよ!」


 二人とも苦笑いしながら、しかもわざわざ食べていた手を止めて話をおわらせようとした。けどそんなことをお構い無しに『あの携帯(遺品)』を出した。


「紀土 元就って言う自殺者の携帯だ。元々彼は富良野で死んでる」


 こう言うと流石に驚き、悠真が問い詰めてきた。焦ったような顔で。


「札幌だぞ!?富良野で死んでる人の遺品がここに…そんなわけないだろ!」


「俺もそう思ったよ。けど事実ここに遺書を残してる。この携帯の中身に」


 俺は昨日驚かされたあの遺書を書かれていたメモを見せた。『虐めや親のヒスで自殺する高校生』の遺書を見せた。そうすると意外にも燈が口を開けた。


「ニュースでやってたのは知ってるよ?けど…こんな偶然が噛み合うの?」


 俺も最初は思ったし、今も思ってる。偶然が噛み合いすぎて怖い。だから俺は相談をするか悩んだ。けど…母親にこんなことを言っても多分簡単に一蹴される。だから価値観が近い悠真に相談しようとは思った。


「それで相談なんだけどさ…この携帯をどうするべき?」


 俺はそう問いを投げ出して頼んだハヤシライスを食べる。ここの喫茶店のハヤシライスが何やかんやで美味しい。


「俺の意見として…この携帯は紀土元就さんの家に渡すべきだと思う。」


 そう答えた悠真はカツサンドを食べた。俺は少し考えた…親族の人に返すは考えていたが…彼は親のヒスも関わっている。だから少し躊躇してる。これを見たときの紀土 元就の母親の反応が少し怖い。


「ねぇ新斗くん。紀土くんに親しい友達っていたの?」


 そう口を開いた燈はパスタを食べた。少し考えた…確か『灯利』って人がいたよな。


「確か『灯利』って人が紀土 元就の親しい友達かも。自殺前まで遊んでいたかもしれない会話があった。」


 連絡していたメッセージアプリを見せる。会話内容としては。


『今どこにいる?』

『もう少しで家に着く』

『わかった。先ゲームしてるから勝手に入ってきていいよ。』

『わかった』


 これが喫茶店に携帯を置いて行く3時間前の午後3時半ぐらいの話。


「その『灯利』さんに携帯を渡すのはどう?」


 確かにヒスを起こしてると思われてる母親よりも、仲が良かったと思われる『灯利』って人の方がいいかも。


「今日の夜連絡してみる。話はまた明日の部活で。」


 俺達はご飯を全部食べ、会計をして店から出た。

キャラクター設定①

平風 新斗 ひらかぜ あらと

16歳/7月10日

172/62/髪が短いけど癖毛でぼさつく。

好奇心旺盛な高校生。言葉達者で的確に痛いところや要点を突いてくる。いじり等の流しがうまく。滅多にイラつかない。


好きな食べ物は

ハヤシライスとカレー

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