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#アーカイブ:3 『キャンドル・シュトレインメールの手紙』

 

 フェスト・ビルバードへ


 やあ。元気かい? 僕は元気だよ。

 最近は手紙を送れていなかったね。ごめん。

 今年の夏は暑くなるらしいよ。どうせ君の事だから、暑い部屋でひたすら研究するのだろう? 倒れない程度に頑張りなよ。水分もこまめに取りなよ。


 そういえば、君の息子は騎士団に入れたのかい?

 確か、憲兵志望って言ってたよね。考古学者にはならないのか。

 残念ではあるが、キュリア君らしいよ。


 本題を話すと、ギルドに冗談半分で依頼した、神象形を解読できる者なんだが、居たんだよ。それが。九つ位の小さな女の子だ。凄く熱心に翻訳作業をしてくれてね。二ヶ月と少しでリバルハーツから少し非公式に貸して貰った十八冊を翻訳してくれたよ。

 いやあ、彼女のスピードには驚いた。顔を合わせるのもご飯の時位だったからね。


 集中力と、成長力。素晴らしいものだったよ。


 今度家へおいでよ。解読した本を一緒に読まないか? いろんな種類の本があるんだ。小説から自己啓発まで。

 コピーは取っておくよ。来た時に持っていってくれ。


 キャンドル・シュトレインメールより

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