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沸かしなおす【2】

次の日…




「おはよ〜」

懲りずに僕は湖の彼女に向かって元気に挨拶したが、そっぽを向かれてしまった

しかし、この子は強いのだろうか本当に

実は案外、弱かったりしてね

たまにあるよねそんなパターン



「今、私のこと弱いとか思ったでしょ」

「ふ、ふぇ?!そんなことは…」

「舐めてんじゃあ…ないわよ!!!」

ぴんと切り株に立った彼女の手には

それぞれ水の球体が浮かんでいた

あれがまさか…水弾?

だが


「んなもんは殴りゃいい話!おらぁ!」

彼女が飛ばした水弾を僕は殴った

殴ったのだけど…拳に纏った炎はすぐに消えて、水弾が腹に当たって僕は数メートル吹き飛ばされてしまった

それが一発目、二発目は立ち上がろうとした

僕の腹に直撃し、骨が折れるかと思うぐらい

痛くてその場を転げ回った

重い、漫画やアニメで見た様な甘いもんじゃない。石だ、水の様で彼女が飛ばしたのは石

の様な弾だった


「さあ、痛いのがやだったらさっさと帰りなさい。私は止めないわよ」

そう言った彼女の右手には更に大きな水弾が

浮かんでいた。あれを喰らえば僕は


僕は……どうなるんだろう?


「お断りしますよ…だって」

「後、10分も時間は残ってんだい」

震える左手で僕は胸元の時計を掴み、彼女に

見せつけた


「そう言うのがウザったいのよ…もう!!

さっさと消えて!!!」

遂に水弾が彼女の手から放たれた

どうしようも無いが、無いが

殴るほかねぇんだ


殴る


殴る!


殴るっっ!!!

火が消えようと、拳の骨が砕けようと

右で足りないなら左で

左で足りないなら右で

殴るっっっっっっ!!!!!!


殴り続ける!!!


殴り続け



ぱぁぁあぁぁぁん……っっ



と、果てに水弾は弾けた

僕の手からはひたすら血が垂れて

垂れて

地面を雨が降ったみたいに染めた


彼女は「はっ」とした顔をしていた

何か変わったのだろか

それならよかった

よかったけれど


もう…

僕は立てないみたいだ


<ゲームの制限時間に達しました>

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