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沸かしなおす【3】


またまた僕は湖に来ていた


「…」

「…」


湖にはただ、木々のざわめく音だけが

児玉していた。今日の彼女は切り株に

座らず、湖に浮かんで空を見ている


「…どうしてまた来たの?」

彼女は蔑む様に僕に問いた


「そりゃ君が好きになってしまったからさ…なんてね」

僕は笑ったが、彼女は全く笑わなかった


「どうでもいいけど、私に負けるぐらいなら

あんた、このゲーム辞めた方がいいわよ。

他のプレイヤーは私より

ずっと強いんだから」

「嫌だね、僕はまだまだやりたい事があるんだから!」

「そ…」


彼女はふっ…と目を閉じ、寝息を立て始めた。よく水の上で眠れるなぁ…僕は呆れた

こうなったら、話しても嫌われるだけだ

ちょっと森でも散歩してくるか


━━━━━━━━━━━━━━━


しかし、振り返ってみれば彼女の弾は

重さ以上に冷たさがあった。真冬の外のバケツの水に手を入れた時の様な、ドライアイスの様な、冷たさが怖いぐらい

あんなに冷たい水を使っていて、彼女自身は大丈夫なんだろうか

風邪でもひいちゃわないんだろうか

ゲームとは言え、やはり心配なのだ


「ん?」


見ると、一匹のカエルが数匹の鳥につつかれていた。小鳥ではあるが、良くないな


「こら、やめろ!あっちへいけ!」

僕は小鳥をめちゃくちゃにおっとばすと

小鳥たちは不満そうにどこかへ飛んでいった


カエルに外傷は無いみたいだ、よかった


グワッ…グワワッ

助けたカエルは礼のつもりなのか僕に

向けてやたらと鳴いた

やれやれ、気に入られてしまったみたいだ

どこからかカエルが次々に


次々に


次々にって…数百匹は出てきたぞ!

おいおい、どうするよこれ


グワッ


あ、こら、足から体に登ってくるな!

気持ち悪い、うぅ

逃げろ!



「わぁああぁああぁああ!!!!」

しまった!この先は湖だ!カエルは尚も後ろから僕を追いかけて来る!


「騒がしいわね、何よ」

「た、助けて!!カエルが!追ってくる!」

「かえ…」


急に顔を青ざめた彼女は湖の中に潜ってしまった。そりゃないよ!ちょっと!

わあぁああ!


こうして、1時間経つまでカエル達に感謝のつもりなのか全身に乗られまくった僕だった


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