第三十八話 これはメタのようであってメタではない(瑞生とブルーベルの冒険譚 二)
瑞生はブルーベルと顔を見あわせ、小声で呟く。
「あきらかに罠ですよね、これは」
頭のなかでその言葉を噛みしめるように、ブルーベルはゆっくりとうなずいた。
「ああ。カエデの罠だ。複雑精緻な計算を組み立てられる、AIの仕掛けた罠だよ。しかし私と君はこの罠に乗らなければならない。つぎの展開は、カエデの罠にまんまとはめられたその先にあるはずだからな」
「裏をかける自信があるんですか?」
ブルーベルは苦々しげな表情を浮かべ、そう言った瑞生の顔をまっすぐ見据える。
「君はけっこう挑発的なものの言いかたをするな。‥‥まあ、それもそうか。昔からヤバい噂のあるデスパート社の主軸コンテンツのプログラムをいじって、仮想空間のコピーをつくるなんていう、大胆なことをやっていたわけだからな。どこか肝が座っているんだろう。私にAIの裏をかける自信があるかって? もちろん自信なんてあるわけがない。出たとこ勝負だよ」
瑞生は真剣な表情でうなずく。ブルーベルがカエデそっくりの美少女のほうを向いて訊ねた。
「念のため確認だけはする。君はカエデじゃないんだよな?」
そう問われて、カエデそっくりの美少女は首を傾げた。
「どなたのことでしょうか、そのカエデさんというのは。わたしはヒタリと申します」
「ヒタリ‥‥変わった名だな。それは苗字かね?」
ヒタリは首を振った。
「いいえ、下の名前です」
「ずいぶん珍しい名前ですね。ご両親はなぜそんな名前をつけたんですか?」
瑞生がそう訊ねると、ヒタリは少し悲しげな表情を浮かべ、沈んだ声で言った。
「両親はわたしの幼い頃に交通事故で亡くなりました。ですから自分の名前の由来を知りたくても、もう知ることはできません」
ブルーベルが渋い表情をして振りかえり、瑞生に小声で言った。
「こう言われては、それ以上深く突っこみようがないな」
瑞生も小声で言う。
「芝居している感じがまったくないですね。ほんとうに両親を事故で亡くしている子みたいだ」
「ああ。あくまでヒタリという別のペルソナとして設定されているんだろう。別個の人物としてこの舞台装置に配置されているのだとしたら、似ているというだけで、本人ですらないのかもしれない。そうだとすれば、この女の子にはなにを聞いても時間の無駄ということになるな」
ヒタリが落ちついた声でふたりに話しかけた。
「よろしいでしょうか」
瑞生とブルーベルは黙ってうなずいた。
「とつぜんわけのわからないことを言われて、さぞ困惑なさっていることでしょう。でも話だけでもお聞き願えませんか」
「さっきの勇者が龍を切り刻んでどうのこうのとかいう話かね?」
ブルーベルが訊きかえすと、ヒタリはこくりとうなずいた。
「はい」
「あれはどういう話なのかね?」
ヒタリは困ったような表情を浮かべた。
「‥‥もうしわけありませんが、それをこの場で語るには、あまりにも長丁場の話でございます。よろしければ、わたしの住んでいるアパートまで来ていただきたいのですが」
瑞生とブルーベルは顔を見あわせた。動揺したような感じでブルーベルが言った。
「私たちがお嬢さんの部屋まで行くってのかね? そいつはちょいと無防備すぎないか?」
ヒタリはしばしのあいだ小さく首を傾げていたが、すべてを呑みこんだような表情を浮かべて首を振った。
「石板に刻まれた勇者の方々が、変な真似をするとは思えません」
「うん‥‥まあ‥‥そうなのかもしれないが、同時にまた、そういう問題ではないわけでね。こういうのはどちらかっていうと、われわれの倫理観にかかわる話なんだ」
「倫理観?」
瑞生がふたりの会話に割って入る。
「すみません、その石板というのは、いったいどういうものなんですか?」
「この島に昔から伝わる、予言の刻まれた石板です。眠る龍のことについて書かれてあります」
「さっき言っていた、十五の日に島を分断する龍を切り刻む勇者が現われる、とかいうやつですか」
「はい。そうです」
「しかしなぜそんな非科学的な話を、ヒタリさんはそれほど信用しているんです」
ヒタリが自信にみちた表情で答えた。
「真実が書かれているからです」
「うーん‥‥なぜそれが真実だと?」
「いまその目で龍の石像をご覧になられているはずですが」
「この石像が人為的につくられたものではないという、たしかな証拠はあるんですか」
「具体的な証拠というのはありません。その点にかんしては島民のあいだで昔からさんざん議論されてきました。しかし往々にしてこの手の議論に、すべての人間が納得する着地点など存在したためしはございません」
「じゃあその石板に書かれた内容が、この龍の石像とリンクするものであることを、証明することもできないわけですよね。どちらか一方、あるいは両方ともが、まったくの紛いものであるという可能性だってあるわけでしょう?」
「もちろんその可能性を完全に否定することはできません」
「ではなぜヒタリさんはその石板に書かれていることを信じているんですか」
「こうして予言された日にあなたたち勇者が来られました」
「僕らが来るまえの話をしているんです。ねえヒタリさん、答えてくれませんか、なぜあなたがその石板をそれほど信頼しているのかを」
「子供の頃からずっと信じてきたからです」
「それじゃ答えになっていない」
ヒタリが黙りこんでしまい、それを見たブルーベルが眉間にしわを寄せながら、瑞生に向かって小声で言った。
「まあまあ、瑞生君。たとえ出典の怪しいものでも、時間が経てば経つほど、盲目的なまでに人々の信用を得ていくものさ。子供がいたずらで描いたような稚拙な絵だって、文字のなかった時代のものなら、考古学者たちはひれ伏さんばかりになるだろう? 日本にかぎらず、古文書に書かれているというだけで信頼を得ている事柄ってのは、世界じゅうに山ほどある。これもそのひとつってことさ」
瑞生がやたら鋭い眼光でブルーベルの目を睨みつける。
「えらく肩を持つんですね」
その言葉にブルーベルが少し苛立ちながら返した。
「ほんとうのことじゃないか。私がなにか間違ったことを言っているか? ‥‥なあ、瑞生君、この女の子を問いつめること自体に意味はないんだよ。彼女はあくまでカエデに担わされた役割を演じているにすぎないんだ。カエデの駒であるという意識すらない。そこを突ついても仕方がないんだよ。なぜ君みたいな賢い人間にそれがわからないんだ」
瑞生はブルーベルのその言葉をふりほどくように荒々しい口調で言った。
「しかし‥‥」
「アパートまでお越しいただけるでしょうか」
ヒタリがそう言うと、ブルーベルが機嫌でも窺うような表情で瑞生の顔を見ながら言った。
「なあ、とりあえず行ってみることにしてみないか。さっき私が言ったように、カエデの罠に乗らなければ、ちっとも話が進まないときてるんだ。連れてかれたさきに、屈強な男たちが手ぐすねひいて待っている、ってわけでもないだろうし」
「AIがそんな単純なことはしないでしょうね」
かなりトーンを落とした口調でそう言った瑞生にたいして、ブルーベルは軽くうなずき、ヒタリのほうに向きなおった。
「しかし、なぜヒタリさんがその伝説の、なんというか‥‥案内役みたいになっているんです?」
ヒタリは小さくこくりとうなずいてから言った。
「わたしはこの島の神社の娘なのです。そしてわたしの家系の人間は、代々にわたって、この伝説を伝承する役目を担わされてきました。神につかえる血筋の者のみが勇者に対応するようにと、石板に刻まれているからです」
「なるほど。その筋のスペシャリストってわけか」
そう言ったブルーベルの顔を、瑞生がどこか皮肉っぽいような表情でちらと見た。
「よし、わかった。案内してくれ」
「ではついてきてください」
ヒタリは立ちならぶ数十人の島民たちをかきわけ、龍の石像に沿ってまっすぐ歩きはじめた。ふたりはヒタリのあとをついていった。島民たちの姿が見えなくなる距離までくると、ブルーベルが口を開いた。
「彼らはたんなる野次馬かね」
ヒタリはまえを向いたまま答えた。
「野次馬といえば、そうかもしれません。昔は毎年この日がくるたび、海岸におおぜいの住民が集まっていたそうですが、いまではあれくらいの人数になってしまいました」
「この島には何人くらいの住民がいるんだ?」
「こちら側だけでおよそ二千五百人ほどです。おそらく龍の向こう側にも同じくらいの数の住民がいるはずです」
「こんな小さな島にそんなにいるのか」
「この島はヒョウタン型のかたちになっているんです」
「ヒョウタン型?」
「はい。私たちがいま立っている場所がちょうどヒョウタンのすぼまっている部分で、反対側に行くほど土地面積が広くなっているんです」
「なるほど。たしかに舟のうえからはおおきく見えたな」
石像づたいに歩きながら、瑞生はひどく険しい目つきで、龍の石像をじっくりと観察した。龍の全身にはびっしりと鱗が生えている。石像となっているため、そのひとつひとつがまるで鋭利な凶器のようだった。
寝ころんだ状態の龍は、猫や犬などがそうするように、行儀よく脚を折りまげていた。脚の部分だけでも何メートルもありそうだった。爪などの質感もやたらリアルであった。身体を反らして頭上を見あげると、龍の背中から生えているヒレが太陽の光を受けて鈍く光った。全体のつくりはひどく精密なのに、かつてこれが生きていたという印象はまったくといっていいほど受けなかった。
「こんなものがほんとうに起きあがってくるのでしょうか」
瑞生がぽつりとそう言うと、ブルーベルは目を丸くした。
「おい、これが起きあがってくるってのか?」
「おそらくそうなるでしょう。そうでなければ、これだけおおがかりなものを用意しませんよ」
ヒタリがゆっくりと首を振った。
「その昔、龍は平和の使者として、この島の空を自在に飛びまわっておりました。龍が自らの使命を忘れ、遊びほうけたことに神さまがお怒りになり、雷を落とされ、石化してしまったのです。ですが、あなたがた勇者が龍を切り刻んだとき、龍はながい眠りからめざめます」
ブルーベルが大声をあげた。
「なんの得があってわれわれはそんなことをしなきゃならんのだ」
「‥‥そういう伝説なわけですよね」
瑞生が食いさがるようにヒタリに向かって言った。
「いいえ。ただの伝説などではございません。予言はかならず現実のものとなります」
ヒタリがあいかわらず毅然とした表情でそう答え、少し冷静になったブルーベルが咎めるような口調で瑞生に言った。
「瑞生君、ややこしい話だが、そういう設定になっているんだ。この子を科学的に説き伏せようというのは無駄な試みだよ。何度も言うようだが、彼女はカエデが組み立てた物語に沿って役を演じさせられているに過ぎないんだ」
瑞生はブルーベルの理知的な目をじっと見据える。
「ええ、まあ、それはわかってはいるんですが、AIの組み立てた物語が、あまりに馬鹿げたものだから‥‥」
「君の気持ちはよくわかる。私だって親にそういう教育を受けてきた。父親が典型的な理系の人間でね。彼にとっての母親、つまり私の祖母ってことになるんだが、新興宗教にハマってしまい、多額のお布施とかでえらい目に遭わされたんだ。そんなもんだから、私は子供の頃から非科学的な事象にかんしては徹底的に懐疑の目を向けるよう教えられた。それで、どんな大人になったか? 神も仏も信じられない、救われない人間ができあがったよ」
「僕だって似たようなもんですよ。僕は子供の頃からおとなしくて、自分で言うのも変ですが手のかからない子供だったんで、両親はどちらかというと放任主義だった。だからあなたの場合とは違って、僕は自分自身に教育を施したわけですが」
「ほう。いったいどんな教育を施したってんだね」
「他人を信じるな、という教育です」
瑞生はブルーベルの目をじっと見た。ブルーベルは厳かな表情を浮かべて静かにうなずいた。
「いい教育だ。死ぬまでその信念は忘れないほうがいい。だが行きつくさきは私と同じだよ。誰も信じられなくなる。自分でさえもな」
それから三人はしばらく黙って歩きつづけた。龍に注視しながら歩いていた瑞生が、その視線を固定したままヒタリに声をかけた。
「さっき島が分断されていると言っていましたけど、山を登るようにこの龍の石像を越えていけばよさそうに思うんですが」
ヒタリは足を止めずに、顔だけ振り向いて瑞生に返答した。
「近くに寄ってご覧になるとわかるのですが、龍の全身から生えた鱗が針山のような役割を果たしていて、少しでも足を滑らせれば身体がずたずたに切り裂かれてしまいます。かつてこの島の住民たちは南北にわかれて暮らしており、領土拡大のための縄張り争いが絶えませんでした。殺しあいが日常茶飯事で、見るに見かねた神さまが、龍に雷を落として石にしてしまったんです。いわば龍を地理的な盾がわりとしたのです」
「なぜわれわれ勇者と目される人間は、せっかく神さまの施してくれた平和のための隔離政策を打ち破らねばならんのだね?」
「勇者の登場が島民がふたたび融和する時期であると、石板に刻まれているのです。また、他者の命を奪ってきたものたち、その末裔のものの血の穢れというものがございます。勇者の登場は、それが浄化された時期であるということが、石板に仄めかされております」
「血の穢れってか。やけに重たい話になったな」
ブルーベルが苦味ばしった笑いを洩らしてそう呟いた。
それまで龍に沿って歩いていたヒタリがとつぜん方向を変え、砂利だらけの平坦な野原を突っ切っていった。やがて道らしい道が途切れ、鬱蒼とした笹原に踏みいれた。男ふたりの視界を遮るくらいの高さまで伸びた根笹を、ヒタリは歌舞伎の女形のような丁寧な手つきでかきわけながら進んでいった。瑞生とブルーベルも派手な音を立てて根笹を踏みつけながら進んだ。ふたたび視界が開けると、遠くのほうに住宅地が現れ、日本の地方都市のような光景が広がっていた。
そのタイミングで瑞生がふたたび口を開いた。
「僕らの現れたのが融和のサインだと石板に刻まれているのなら、伝説を信じている住民たちが勝手にそれに従えばいいだけの話で、僕らが龍を切り刻む意味なんてないと思うんですが」
ヒタリが小さく首を振ってからそれに答えた。
「心理的な障壁が取り払われたとしても、龍という物理的な障壁が残ることになります。そして龍を切り刻むことができるのは、おそらくあなたがた勇者だけです」
「それはブルドーザーとかで破壊するのじゃ駄目なのかね?」
ブルーベルのその素朴な質問には答えず、ヒタリが不意に立ちどまった。三人はずいぶんと年季の入った、二階建ての木造アパートのまえに立っていた。建物の外壁の漆喰は何カ所も剥がれ落ち、下地がむき出しになっている。一階のそれぞれの部屋の窓の下に、紐で束ねられたダンボールや前輪のパンクしている三輪車、植木鉢のならんだ台などが妙に整然と置かれていた。
「わたしが住んでいるのは二階の奥の部屋です。見てのとおり、古い外階段なので、足もとに気をつけて登ってください」
ヒタリがそう言って、階段をあがっていった。男ふたりも黙って階段を登ったが、ヒタリの言うとおり、鉄骨の階段はかなり錆びついていて、足をかけるたびにぎしぎしと不吉な音が鳴るのだった。ふたりが階段を登りきった頃には、ヒタリはいちばん奥の部屋のまえで、ズボンのポケットから鍵を取り出していた。ドアの鍵をあけると、そのまま部屋に入っていった。男ふたりもぞろぞろとそこに入っていった。
「お邪魔します」
瑞生とブルーベルが口をそろえた。
「こちらへどうぞ」
ヒタリはふたりにスリッパをおろすと、廊下をぬけ、台所まで彼らを案内した。台所の横に六畳ほどの和室があり、ほかにドアが閉まったままの部屋がひとつと風呂やトイレがあるだけの間取りであった。ヒタリは表情だけで、椅子が四つあるダイニングテーブルに腰かけるよう、客人に促した。男ふたりはならんで椅子に腰をおろした。
「あの龍の石像を僕らが破壊する、と伝説にあるわけですね?」
瑞生が話を本筋に戻すようにヒタリに向かって言った。ヒタリは立ったまま、静かにうなずいた。
「ええ。あなたがたにそのような自覚がないとしても、おそらく運命が導いていくはずです」
ブルーベルが目をぱちくりさせながら、声を落として瑞生に言った。
「本人がなにも知らないとしても、やけに皮肉っぽく聞こえるな」
瑞生はその言葉を無視してヒタリに言った。
「その石板とやらをぜひこの目で見てみたいですね」
ブルーベルが声を落としたまま瑞生に言った。
「石板を見てもなんの意味もないと思うんだがな」
「どういう言語で書かれているのか見てみたいんです」
「そりゃ、このお嬢さんが日本語を喋っているんだから、石板に書かれているのも日本語だろう」
「いいえ。どの国の言葉も、くねくねと曲がりくねった変遷をたどって、現在つかわれている言語に固定化したんです。そんな大昔に書かれた文章が、もし現在の僕らが読み書きしているような日本語で書かれていたら、おかしくないですか?」
「その矛盾を突こうってのか。それはちと意地がわるくないか?」
「意地がわるい? 僕らを罠にはめようとしている相手にたいしてですか?」
「しかしこの子はなんにも知らんのだよ。その矛盾をこの子にぶつけるのは、ひどく酷なような気がするがね」
「でもカエデの筋書きどおりに動いているはず。同情する余地なんてないですよ」
ヒタリがかるく咳をしてから口を開いた。
「石板は神社の本殿に祀られております。もちろん簡単に持ち出していいものではありませんが、さいわい、わたしには神主の娘という特権があります。神社はここから歩いて数分のところにあります。お待ちいただければ、お持ちいたしますが」
ブルーベルが椅子から立ちあがろうとしながら言った。
「いや、私たちもついていくよ。お嬢さんはここでひとりで暮らしているんだろう。ひとり暮らしのうら若き娘さんの留守宅に、野郎ふたりが居座るわけにもいかない」
「いいえ、年の離れた姉とふたりで住んでおります。近所に買い物に出かけているだけで、じきに戻ってくるはず」
ヒタリがそう言ったとき、ちょうどその当人が玄関のドアを開けて帰ってきた。
「ただいまー。あら、靴があるけど、お客さんなの」
その女性はどたばたと靴を脱いで廊下を小走りに歩いてくる。独特なオーラを身にまとった、眩いばかりの若い女性が、いくつも買い物袋を提げて台所に入ってきた。その若い女性の顔にはふたりともちゃんと見おぼえがあった。彼らは固唾を飲んでその女性の顔を見た。
「君は‥‥」
ブルーベルが言いかけたのを、瑞生が呆然とした表情を浮かべながら引き継いだ。
「詩梁じゃないか」




