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「そんなの、他人の誰が問題視するんですか。僕たちに年の差があったって、誰の迷惑にもならないでしょ。法律で禁止されているわけじゃないし」
「そうだけど・・・・・」
それは断る理由だったから。
「僕たちがよければそれでいいんです」
「じゃ、ボランティア精神でつきあうって、どういうこと」
「どうも鹿島さんは僕に惚れているって感情がない、だから、最初はそういう精神でつきあってもらって、段々と好きになってもらいたいってことっす」
竹中だけが自分をさらけ出せる人だとわかっていた。
「僕たちがよければそれでいいんです」
今まで年下だから全く自分の世界に係わる人じゃないって気にもしていなかった。けど、この人には自分の本音が言える。今の時点では恋の予告みたいなものかもしれない。けど、つきあうようになったら、もしかすると私はこの人を好きになっていく、そんな予感がした。
でも、そのことを認める前に美佐穂とのことを打ち明けようと思った。竹中は私が他の男性に失恋したと思い込んでいる。もしかすると私が女性を好きになっていたことが、生理的に受け付けないかもしれないのだ。
私が宙を見つめて考えていたから、竹中はじっと私を見ていた。
「なに考えてんですか。鹿島さんはもうほぼ僕が捕獲したも同然なんですけど」とクシャと笑う。
「ん、最後のあがきを考えてる。このことを打ち明けたら君は私のことを見限るかもしれない」
竹中の目がぐっと開かれた。
「そんな隠し技を持ってたんですか」
「うん、実はね反則技かな? この日本だったら」




