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閑話 後輩系女神ココエル


 皆さん、こんちくわっす!


 ボクは女神のココエルっすー。


 みんなもご存知、ヴィヴィちゃんことヴィヴィエルの同期になるっすよー。


 え? ご存知ない? 


 だったら今連載している『今来譚(いまきたん)』のep.4を読んでもらったらわかるんで、読んでもろてっす。


 え、えぇ〜。今更挨拶(あいさつ)古くないって言われてももう遅いっすよー。それにあれ、地球って世界の日本って国では大流行しているイカした挨拶らしいっすよ。いやマジっす。マジマジ。


 そんな挨拶聞いたことないって? またまた〜、嘘吐いてもバレバレなんすよー。なんたってボクは女神なんすから、みんなの心とか読めちゃうんすよね。ぷぷぷ、嘘がバレちゃって恥ずかちいでちゅね〜、ニコニコ。


 まぁそんなことはいいんすよ。ボクがヴィヴィちゃんの同期ってことはチョー重要なことだから、覚えておいてって話っす。


 ま、下等なキミたちには覚えきれないかもしれないけど、精々覚え━━いたっ!


 ちょっ、ムーちゃん先輩、なんで頭叩いたんっすか! え? どんな生き物にも敬意を払えって? 


 いやいや、上位種たる天使で更に一握りのエリート、女神の職に就いているボクらは選ばれしいいい痛い痛い痛いっ!


 ポカポカしないでムーちゃん先輩!


「こらこらムニエル、私達の可愛い後輩へのポカポカは止めるんだ」


「……ん」


「よしよし良い子だ。ところでなんでココエルをポカポカしていたんだい?」


「……ココエルが言っちゃいけないことを、言おうとしたから……ポカポカの刑を実行、した」


「そうか、ポカポカの刑か。なら仕方ない」


 クラちゃん先輩!? 仕方なくないっすよ! ムーちゃん先輩のポカポカ、意外と痛かったんすからね!


「はーっはっはっはっ。それはさておき、それじゃあココエル。我々は先に行っているよ」


「……ココエル。あまり羽目外しちゃ……ダメ、だよ?」


 わ、わかってるっすよっ。冗談っすよ冗談。


 ったくー、クラちゃん先輩もムーちゃん先輩もマジメなんすから……まぁ、それがあのお二方の良い所っすけど。


 はぁ、ボクもそろそろ仕事場に行くっす。仕事が山のように溜まってあるんすよ、はは……。


 キミたちもこのかわいいボクが行っちゃうのは寂しいだろうけど、これで我慢してね。


 ぱちんっ♡


 今のウインク、チョーかわいくなかったっすか? 流石女神一プリティっていわれているボクって感じだったっすね、むふふ。


 それじゃ皆さん、またねっす〜。




 今日の仕事を終え、帰りにみんなでご飯を食べに行くことになったっす。


 メンバーはいつもの六人。ボクと同期のヴィヴィちゃん。ひとつ上のキーちゃん先輩とヨクちゃん先輩。更に上のクラちゃん先輩にムーちゃん先輩の計六人。いつメンって呼んでるメンバーっす。


 今日はキーちゃん先輩の提案で焼肉を食べに行くことになったっす。ヨクちゃん先輩はフレンチって言ってたっすけど、キーちゃん先輩に負けて焼肉になったっす。


 そんなこんなで到着したっす、天界で人気の焼肉屋さん『肉肉炎(じくじくえん)』。しかも今日は食べ放題じゃない、一品ずつ頼むタイプのお高いお店っす! テンション上がるっすよ!


 同期のヴィヴィちゃんやヨクちゃん先輩とかと焼肉に行く時は食べ放題中心っすけど、何と今日はクラちゃん先輩とムーちゃん先輩が奢ってくれるらしいっす。先輩かっこいいっす!


 店に入ると直ぐ案内してもらえたっす。何でも職場から帰る前に、クラちゃん先輩が店を決めてキーちゃん先輩が予約してくれたらしいっす。スマート過ぎっすよボクの先輩方! ヨクちゃん先輩はって? ……いい人っす!


 案内された席にボクたちは座るっす。


 片側にムーちゃん先輩、クラちゃん先輩、キーちゃん先輩。卓を挟んでもう一方にヨクちゃん先輩、ヴィヴィちゃん、ボクが座ったっす。


 まずは飲み物を頼んで、そして肉を選ぶっす。


 まずはタン! タン以外あり得ないっす!


 とりあえずタンを六人前を注文したっす。その際、白米を三人前。ボクとヴィヴィちゃんとムーちゃん先輩が頼んだっす。


 ドリンクが届いたのでまずは乾杯。


「「「「「「かんぱ〜い!」」」」」」


 ガチャガチャンとグラスのぶつかる音が鳴る。


 ボクが頼んだ飲み物はコーラっす。しゅわしゅわとした爽快感が肉に合うんすよねー。ごくごくっぷはぁ〜。


 因みにお酒を頼んだのはクラちゃん先輩とヨクちゃん先輩だけっす。


 乾杯して直ぐ店員さんがタンを持って来てくれたっす。


 ボクがおすすめするタンの焼き方は片面三秒で両面焼いた後にネギを乗せて食べる、これが最高なんすよねー。


 さてさて、焼き始めま━━なっ!?


 ななな、何すかこのタンの厚みは!


 み、見たことないっす、こんな厚く切られたタンは。


 ボクが厚切りタンに驚愕していると、クラちゃん先輩が躊躇なく六枚のタンを焼き始めたっす。


 流石クラちゃん先輩、場慣れしてるっすね……。そして人数分肉を焼く気遣い、惚れ惚れするっす。

 

 クラちゃん先輩が焼けたタンをみんなに配ってくれるっす。ボクはそれをレモン汁にちょんちょんと浸ける。いざ実食!


 ッ━━━━━━━━


 はっ! あれ、タンはどこいったっすか? 確か口に入れたまでは覚えているんすけど。


 クラちゃん先輩は二回目に焼いたタンをお皿の上に置いてくれるっす。


 ボクはそれを食べ━━━━グッと意識を保つっす。


 あまりの美味しさに一度目は意識が飛んだようっす。何すかこのタン! まず食感! いつもの薄いタンも歯ごたえはあるっすけど、比較にならない歯ごたえっす。噛むたびにサクッと歯切れのある食感。硬いだけの食感ではなく、ちゃんと柔らかいとも感じる歯ごたえ。美味すぎる!


 タンを食べ終え、次の肉を注文するっす。


 食べ放題と違って時間制限がないから、ゆっくりとお肉を選べる。


 次はカルビになったっす。


 カルビも王道中の王道っすよね、歳をとった人たちはカルビはキツいと言ってるっすけど、ボクはまだそんなことを感じたことはないっす。


 頼んで直ぐ店員さんがやってくる。このお店、提供スピードが早いっすね。好印象っす!


 !! 見たことない差しっすね、流石良いお肉。


 これも躊躇することなくクラちゃん先輩が焼いてくれるっす。


 焼けたお肉をみんなに配ってくれ、食べる。


 うっっっっっま!


 こめが、米が止まらないっす!


 ふとムーちゃん先輩を見ると、頬っぺたいっぱいに詰め込んで食べてるっす。地球の生き物のハムスターみたいでかわいいっすね。


 キーちゃん先輩とヴィヴィちゃんも焼肉を楽しんでるっす。ヨクちゃん先輩は……ハイペースでお酒を飲んでいて、もう怪しいっす。


 ボクたちはこの後も焼肉を楽しみつつ、次の遊びの予定や仕事の愚痴などを語り合う。途中酔いが回ったヨクちゃん先輩の相手は少し面倒くさかったっすけど、それも含めて仲の良いメンバーっす。これから先もずっと仲良しっす。


 こうして夜が更けていく中、焼肉を楽しむのボクたちだったっす。


 追伸、お会計の値段には驚愕したっす。……クラちゃん先輩、ムーちゃん先輩、ありがとうございますっす!


この作品の略称、かわいいかなって『今来譚』(今来た所→今来たん)にしましたが、何か良いのがあれば教えて下さい! あと焼肉は良く焼き推奨派です、安全に美味しくお肉を食べましょう!(皆様は好きな焼き方で焼肉を楽しんで下さい)

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