第38話:薄毛の恐怖と身長の心配
3姉妹の楽しい笑い声が落ち着いてきた頃、ジェームズがそれを見計らい朝食を乗せたワゴンを押してアリア達の下にやってきた。
「お嬢様方、朝食の準備が出来ましたよ」
好々爺然としたジェームズが柔らかな笑みを湛えて、アリア達に声を掛けた。
「うん、方?」
それに疑問符が浮かんだアリアは、視線を周りに巡らしてフウ、セツ、そして謎の2脚の椅子を順々に眺めていった。
そして、暫しの熟考後、得心がいったと、ジェームズが押してきたワゴンを最後に確認した。
「そう言う事ですか、ジェームズ!」
「左様でございます、アリアお嬢様。そのお考えの通りで間違いございません」
「ありがとう、ジェームズ!ところで、・・・どうしてシェフはわたくしをじっと見ているのかしら。何か、わたくしにありましたか?」
アリアは先程からシェフの視線が気になっていたが、なるべく無視しようと決めていた。
しかし、昨日の事もあり、静かに自分の様子を窺っているシェフの事が段々と怖くなり、目の前でテーブルに朝食を並べているジェームズを挟む形に移動して僅かな安全地帯を確保の後、アリアはシェフに問いかけていった。
シェフはそんなアリアに、逡巡しつつ歯切れ悪く声を掛けた。
「・・・お嬢、そのな・・」
シェフの何かを言い淀んでいる様子が、アリアには怒りを抑えているように見えた。
(俺、今日は何もしてないよな!昨日、あんなに怒られたのに、また今日も前のアリアのせいで俺が怒られるのか?)
心臓をドキドキと激しく打ち鳴らしながら、アリアは戦々恐々とシェフに返事をした。
「はい、・・どうちまちたか?」
極度の緊張感から思わず噛んでしまい、舌足らずな物言いになってしまった。
アリアは幼子の様な言葉遣いに気づくと、顔を真っ赤に染めて視線を窓に向けた。
少し外の景色を眺めた後、アリアは何事もなかったかのような平静を取り繕い、シェフに向かい言い直した。
「はい、どうしましたか?」
しかし、アリアは自分ではしっかりと言い直せたと思っていたが、周りで見ていた4人は違っていた。顔がまだ朱色に染まったまま恨みがましくシェフを睨んで、声だけは落ち着いた頓珍漢な様子で言い直すアリアを見ていた。
「ぷふっ」
シェフが思わず吹き出していた。
「お嬢、今日も朝から絶好調だな」
シェフは可笑しそうに笑いながら、アリアにそう言った。すると、先程まであったアリアに対する緊張感が消えていった。昨日のアリアは、1日だけの奇跡だったのではないかという疑いが、アリアの滑稽な様子からすっかり晴れていった。
アリアはそんなシェフの気持ちなど知らずに、馬鹿にされたとムッと唇を尖らせてフウとセツに泣きついた。
「フウお姉ちゃん、セツお姉ちゃん、あのおじさんに虐められました!!」
「おじ、さん!?」
アリアの微妙に毒の乗った物言いが、シェフの急所に突き刺さった。
シェフが「おじさんか。俺ももうおじさんか」と虚空を見上げて1人空しく呟いている横で、フウとセツがアリアを全力で宥めていた。
「大丈夫だよ、ヒメちゃん。フウお姉ちゃんがヒメちゃんを癒してあげるからね」
フウは自分達を見上げているアリアを思いっきり抱き締めた。
「フウねえ、ずるい!私も!ヒメ、セツお姉ちゃんがあの親父に虐められた分をきっちり仕返ししてあげるからね」
フウからアリアを奪い取り、セツは背中側からアリアを抱き締めた。そして、アリアの香りを肺一杯に吸い込んだ。
「ヒメは良い香りがするね。優しくて心が落ち着く香りだね」
何度もアリアの芳香を肺一杯に吸い込んで堪能すると、セツは抱きしめたアリアに声を掛けた。
「本当にいい香りだね、ヒメ。セツお姉ちゃん、今度はヒメの全身の香りを堪能したいな」
アリアを蕩け切った瞳で見つめながら、セツはアリアをもっと堪能したいと髪に顔を埋めた。そして、一際大きく息を吸い込むと、アリアを優しく離した。
「よし!今日一日分のヒメ成分を摂取完了。ヒメ、今度はお風呂で洗いっこしようね。そして、お風呂上がりのヒメの香りを嗅がせてね」
「・・・ええ。・・勿論、・・良いですよ」
誰かと同じ匂いが感じられて、アリアはぎこちない笑みを浮かべて歯切れ悪く答えた。
フウは、そんな2人を朗らかに微笑みながら見守っていた。
セツにアリアを取られて少しだけ残念な気持ちになったものの、セツとアリアが楽しそうに打ち解けている様子を見られて、これもまた一興と温かな瞳で2人を見つめていた。
そして、セツがアリアを離したことを確認するとフウがセツに声を掛けた。
「セッちゃん、ヒメちゃんの為にパパに仕返しをしましょう」
「うん。フウねえ」
2人は頷き合うと、まだ「そうか。俺ももうおっさんの仲間入りか。はは。」と1人で黄昏ているシェフに近づいていき、冷ややかな視線を向けた。
「パパ」
「フウちゃん、どうしたんだい?」
「パパなんて大っ嫌い。ふーーんだ」
ツンと唇を尖らせて、フウがそっぽを向いた。
「パパ、大っ嫌い!?」
愛しの娘の突然の大っ嫌い宣言で、茫然とフウを見つめた。
更に、セツからシェフに追い打ちがかけられた。
「ダニエル父さん、近頃、髪が薄くなってきたね。それと、臭いの方もね。うん、気になってきたね」
憐みの視線をダニエルの頭に向けてから、辛そうに顔を顰めてセツが残酷な言葉を発した。
「え!?セツちゃん、お父さんのそんなに気になるの!?」
セツはただ憐みの視線をダニエルに向けるだけで何も答えなかった。
ダニエルは、ガラスに薄っすらと映る自身の髪と自身の臭いを必死に確かめ始めた。
フウとセツは、そんな父親の狼狽ぶりにニヤリと笑みを浮かべた。
そして、満足した面持ちでアリアの下に戻っていった。
ジェームズは一言「耄碌したなダニエルよ」と呟き、アリアとフウとセツを朝食の席へと静かに案内していった。
アリアは席に着くと、必死に髪と体臭を確認しているダニエルを他人事とは思えない気持ちで見つめた。
(俺もその気持ちが分かるぞ。30過ぎてから髪が薄くなっていったからな。体臭は・・・まあ、大丈夫だと思っておこう。指摘されない限りセーフだしな。うん)
同病相憐れむの心持で、悲しき運命に翻弄される1人の人間を聖母の様な慈愛に満ちた心で見守った。そして、見守りつつ自分は大丈夫かと髪を何度か弄り、後で部屋の姿見で確認しようとひっそりと心に書き記した。
そんな薄毛の心配をしているアリアに、正面の席から声が掛かった。
「ヒメちゃん、どうかしたの?」
「気にすることないよ、ヒメ。放って置けばその内、元に戻るから」
2人の声で、薄毛の心配から意識が引き戻され、アリアはフウとセツに顔を向けた。
「フウお姉ちゃん、何でもないよ。ちょっと、髪が心配になっただけだから。セツお姉ちゃん、うんそうだね。ダニエルが自分で(ハゲの恐怖を)乗り越えることを祈ろうね」
アリアはフウとセツに明るく返した。そして心の中で、シェフの名前ってダニエルだったんだとやっと知れた名前に、ジェームズとダニエルを見て少しだけ心にしんみりするものができた。
しかし、すぐに郷愁じみた気持ちを振り払うと、目の前のテーブルに視線を落とした。
そこには、ヨーグルトと果物が並んでいた。更に、ティーカップではなく、コップにはミルクが注がれていた。
(見事に乳製品たっぷりの朝食だな)
そう思うと、自然と視線がフウとセツの胸元に向き、少しして自分の胸に視線を戻した。
そして、先程から何度かフウとセツに抱き締められた場面を脳内に想起して、頭1つ分ぐらい差があった成長の遅れを危機として感じた。
(俺の身長120cmぐらいしかないんじゃないか。12歳で身長120cmってどうなんだ。ヤバいのか)
発育に関する心配に胸以外の身長が加わり、目の前の乳製品を全部喰わなくてはと強迫観念じみた危機感をひしひしと感じていた。それと、念のために背が伸びそうな物も後で、ダニエルに頼んでおくかとアリアは心に決めた。
そう決めるととりあえず今は、朝食を楽しもうと心配を心から追い払い、正面を見据えて1人ではない3人の食事に意識を向けた。
(実家を出て何年ぶりだろうな、自分以外の人と卓を囲むのは)
心の中で呟き、アリアは正面居座るフウとセツに心から感謝した。
「フウお姉ちゃん、セツお姉ちゃん、今日は朝食を一緒に食べてくれてありがとうございます。わたくし、3人で食卓を囲めて今とても感激しています」
そう弾んだ口調で語り、嬉しさから零れる笑みをフウとセツに見せた。
「ヒメちゃん、感謝なんていらないよ。私達はこれからずっと3人だけの姉妹なんだよ。一緒にご飯を食べるのなんて普通の事だよ。ね、セッちゃん!」
「うん、そうだよ。私達は何があってもずっと姉妹だからね。これからは、食事以外でも一緒に出来ることはしていこうね」
「はい、そうですね、フウお姉ちゃん、セツお姉ちゃん」
満面の笑みで2人に頷いた。
そして、笑顔のまま昨日よりもなお美味しく感じられる朝食に舌鼓を打ちつつ、楽しく談笑して3人での朝食を満喫していった。
朝食を食べ終わり3人で食後の会話を楽しんでいると、食堂のドアからシオンが静かに入ってきた。
シオンは、早足で食堂の中を進むとアリアの後ろにそっと控えた。
アリアはシオンが入ってきたことを視界の端で捉えていたので、いつも通りに後ろに控えたシオンに振り返り声を掛けた。
「お帰り、シオン」
「はい、只今戻りました、お嬢様」
シオンはそう答えるとアリア達の邪魔にならないように、再び後ろに控えた。
朝食も終わりシオンがアリアの下に着いた事を確認したフウは、切りの良いタイミングだと判断して、アリアとセツに声を掛けた。
「ヒメちゃん、セッちゃん、そろそろ朝食の時間を終わりにしましょう。ヒメちゃんはこの後美容師さんとの時間になるし、私達もヒメちゃんの為のお勉強があるから、切り上げるタイミングは今が一番よね」
フウの言葉にアリアとセツが頷いた。
「そうですね」
「分かったよ、フウねえ」
3人はテーブルから立ち上がると、フウとセツはジェームズとシオンに一礼すると食堂のドアから外に出ていき、アリアは2人を笑顔で見送った後シオンと共に部屋に戻ろうとした。
「シオン、それでは部屋に戻りましょうか」
「はい、お嬢様」
アリアがドアに顔を向けた時、今まで沈み込んでいたシェフのダニエルがアリアに声を掛けた。
「待ってくれ、お嬢」
突然呼ばれて、アリアは少し驚きながらもダニエルに顔を向けた。
「どうかしましたか?」
アリアが顔を向けた先には真剣な表情のダニエルがいた。
ダニエルは、そのまま真剣な表情で口を開いた。
「お嬢、昨日は娘達がすまなかった」
そう言うと、アリアに腰が90度に曲がった綺麗なお辞儀で謝罪を示した。
「え、えっと?」
予想外のダニエルからの謝罪に面食らい、アリアは疑問符を頭に浮かべることしか出来なかった。
ダニエルはアリアの様子に気付きながらも、今は娘達の謝罪が先だと更に続きを語っていった。
「スイから聞いたんだが、娘達のせいでお嬢に嫌な思いをさせてしまったらしいな。本当に申し訳なかった」
言い終わるとまた頭を下げた。
「罰がいるなら俺だけにしてくれ」
頭を下げたまま、アリアに懇願した。
アリアは、そんなダニエルの姿が残してきた両親に重なり、寂しげに表情を綻ばせると、娘達を想うダニエルに優しく声を掛けた。
「ダニエル、頭を上げて下さい」
アリアはダニエルが頭を上げて自分を見たことを確認すると、再び声を掛けていった。
「ダニエル、わたくしはもう誰にも罰は与えるつもりはありませんよ。ですから、フウお姉ちゃん、セツお姉ちゃん、それにスイとダニエル、あなた達家族に罰を与えることはありません。安心して下さい」
責任を取るつもりで覚悟を決めているダニエルに、アリアはニコリと微笑んだ。
ダニエルは、アリアの言葉とにこやかな笑顔のおかげで、今まで張っていた緊張感が緩やかに解けていったことを感じた。
そして、再び笑いが戻ったダニエルは、明るくアリアに頭を下げた。
「ありがとう、お嬢」
「はい」
「本当に娘達を許してくれてありがとうございます、アリアお嬢様」
「はい、ダニエル」
アリアが穏やかに微笑んで、ダニエルに優しく返した。
そして、2人の間の謝罪と感謝が済むと、ダニエルが再び真剣な表情を浮かべると、姿勢を正しアリアに恭しく頭を下げた。
「お嬢様、娘達をこれからもどうぞよろしくお願いいたします」
「勿論ですよ、ダニエル。フウお姉ちゃんとセツお姉ちゃんはもうわたくしの大切なお姉ちゃん達です。それに、よろしくされるのはわたくしの方ですね。フフ!」
フウとセツの新しい姉達に囲まれた新たな日々を考えるだけで、アリアの口から自ずと嬉しさが零れていった。
それを見て、心配がないことが分かったダニエルは「そうか」と小さく笑ってアリアを見つめた。
アリアはそんな父親顔のダニエルを嬉しそうに眺めると、部屋に戻るためにシオンに声を掛けた。
「シオン、待たせてしまいましたね。では、お部屋へと帰りましょうか」
「はい、お嬢様」
威儀を正し一礼すると、アリアの傍に控え一緒に歩き出した。
食堂のドアの前に着いた時、先程ダニエルに相談しようとしたことを思い出して、走ってダニエルの下に戻っていった。
「ダニエル、少し相談したいことがあるのですが宜しいでしょうか?」
「どうしたんだ、お嬢?」
真剣な顔つきで、精一杯ダニエルを見上げて口を開いていった。
「わたくしの成長に繋がる食べ物を多く食事に入れてくれませんか。このまま、小さいままでは、何か嫌です!!」
アリアの必死の訴えを聞いたその場の一同は、途端に穏やかな雰囲気になり温かい眼差しでアリアを見つめた。
ダニエルは苦笑して、アリアの頭をポンポンと叩きながら答えた。
「そうだよな。たっぱが低いとべっぴんさんになれないもんな。任しておけ、お嬢!立派に成長できるように、きっちり食事を作ってやるからな」
ダニエルはそう言うと、最後にアリアの頭を優しく撫でていった。
シオンはそんな可愛らしい訴えに堪らず、アリアを胸に抱き締めた。
「お嬢様、大丈夫ですよ!女の子だって、男の子に負けないぐらいに背は伸びますから!シオンと一緒に運動などを頑張りましょうね!」
ぎゅっとアリアを包み込んだ後、シオンはアリアを離した。
ジェームズは、ここまで成長してきたアリアを感慨深い気持ちで眺めながら声を掛けた。
「爺はお嬢様がもっと成長なさるように、毎日祈りましょう」
昨日とはまた違う優しい表情のジェームズが、アリアを孫娘のように愛しい思いでニコリと微笑んで見つめた。
アリアは、皆の優しい励ましに嬉しくなり、顔いっぱいに笑顔を浮かべた。
「ありがとう皆。わたくし頑張って背を伸ばしますね!」
にこりと微笑みを浮かべた。そして、心の中で切に願った。
(せめて150cmは欲しい!!それだけあれば世界と戦える!!だから、後30cmは伸びてくれよ、俺の身長!!)
何と戦うつもりか自分でも分からないが、こう言った方が背が伸びる気がしてアリアは心の中で叫んだのだった。
そして、伝えることも伝え終えたアリアは、シオンと一緒に食堂を後にして部屋へと戻っていった。
食堂に残ったダニエルとジェームズが朝食の後片付けをしつつ、懐かしむ口調で会話を始めた。
「お嬢ももう12歳か。早いな」
「そうじゃな、ダニエルよ」
「一時はどうなるかと思ったが、良くここまで成長してくれたな」
「そうじゃな」
2人は昔を思い出し、そして今見た元気なアリアを見て、心から寂しくも嬉しい、何とも言えない気持ちを抱いた。
「そうじゃ、ダニエルよ。来年からフウが学園に入学して、このお屋敷から学園の寮に入ってしまうぞ」
「そうなんだよな。フウも14歳だし、来年には俺の下を離れて学園にいっちまうし、再来年にはセツも学園に入学して3年間ほとんど会えなくなっちまうしよ。それに2年後には、お嬢も学園に行っちまうしな。どんどん、デカくなっていくな。はぁ~」
娘達の成長は嬉しいが、その成長の速さに物哀しさを感じて、大きく息を吐く。
ジェームズもその話を聞き、お屋敷が広くなってしまう事に仄かな寂しさを感じた。
ダニエルは、気晴らしにフウとセツとアリアが学園に入ってからの事を考え始めた。すると、3人が野郎と楽しそうに談笑している姿が唐突に脳裏に浮かび上がった。
ダニエルは真面目な顔つきになると、ジェームズに静かに口を開いた。
「なぁ、ジェームズよ。俺の可愛い天使たちに、害虫が付かないようには出来てんだよな」
ジェームズがニヤリと笑うと、ゆっくりと頷いた。
「心配はいらんよ。チェイサー家の諜報員を教師、用務員、警備員に紛れ込ませておる。愚か者が少しでも手を出そうものならば、その瞬間この世とおさらばじゃ」
「そうか。なら心配はいらないな」
「公爵家の力を甘く見るでないぞ、ダニエルよ。権力とは、誰にも悟られずに裏からひっそりと使うものじゃからな」
ほほほっと、ジェームズが薄暗い笑いを零した。ダニエルも釣られて、くくくっと笑った。
しかし、そんな企みを偶然廊下を通りがかったスイに聞かれた。
スイは、気配を消して2人の背後にひっそりと立った。
「あなた、それにジェームズ様。そのお話、少し聞かせて貰えませんか」
ダニエルとジェームズは突然聞こえたスイの声に背筋を震わした。ぎぎぎっと錆びた玩具のように、首を軋ませながら振り返った。
「女の子たちの甘酸っぱい青春を邪魔してはいけませんよ」
にっこりと微笑んで2人を見つめて言った。
その後、学園に潜んでいた諜報員は全員撤収となり、フウとセツにはそれぞれチェイサー家から侍女が付くことになり、アリアにはシオンが付いていくことになった。更にスイも先代当主を密やかに脅して、ちゃっかりアリアとシオンと一緒に学園に行くことが決まったのであった。




