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俺は、エミリとシャロルと別れた後、フェイと特訓するためにフェイにあった魔法の本を探すことにした。
俺が本をいくつか探してフェイに渡す、本は分厚い本が多くて読むのが大変そうな本が多かったが、フェイは嫌な顔をせずに熱心に読んでくれた。
俺はそんなフェイを見て嬉しくなり微笑んでいると、フェイが笑われたと思ったのか俺方を向いてじっと俺を見てくる。
「なにがおもしろいんですか?」
フェイは少しいつもより低い声で俺に突っかかってくるようにそう言ってきた。しかし、フェイは元の顔が男とは思えないほど、かわいい顔をしていて、しかも幼い顔に低い身長で俺に突っかかってきたので、俺は小さい子を相手しているような気持ちになり、さらに笑えてきた。
俺はそんなことを思いながらも笑いをこらえようとしていたが、笑いをこらえているのが分かったのか、フェイが俺を睨んできた。
「何を笑っているのさ!」
そう言ってフェイはほほを膨らまして、はぶてると読んでいた本を俺とフェイの間に立てるようにして持ち、読み始めた。
どうやら俺に笑われて怒ったようで俺を無視することにしたみたいだ。
「その・・・笑ってすまなかった。」
俺は少しフェイに悪いことをしたと思いフェイに謝る。すると、フェイが本に顔を隠したままだがフェイが俺に言ってきた。
「悪いって思っているならそれなりの誠意を見せてほしいよね」
「誠意って・・・・・どうしたら許してくれる?」
俺がフェイに聞くと、フェイは本能位から覗き込むようにして俺の方を見てきた。
「このあと、休憩がてら甘いものを食べたいんだけどな~」
フェイはそう言って俺の方を見てきた。フェイの目はもうすでに怒ってはいないようで、俺に何かを期待している目をしていた。
俺はフェイのその目を見て安心すると、フェイに冗談交じりに返事をした。
「この後の食事はこの私が奢ります。」
俺はそう言うと、フェイは俺との間に立てていた本をどけて笑顔で頷いてくれた。俺はフェイの返事を聞きくと、気お取り直してフェイに勉強をするように言う。
「食事の前にまずこの魔法書について理解してから食事にしましょう」
俺はそう言って、フェイの前に新たに魔法書を何冊も出す。すると、フェイは嫌そうな顔をしたが直ぐに切り替えて集中して魔法書を読んでくれた。
それから二時間がたつと、フェイはすべての魔法書を読み終わりある程度理解してくれたので俺達は休憩がてら食事をとりに行くことにした。
俺はフェイと食事をとる為に食堂へと向かっていると、後ろから袖を引っ張られたので、俺は袖を引っ張ってきたフェイの方を向いた。
「何かあったか?」
俺は袖を引っ張ってきたフェイに質問をする。すると袖を引っ張っていたフェイは驚いた顔をして俺に話しかけてきた。
「僕は甘いものが食べたいといったんだけど・・・なんで食堂を目指しているの?」
俺はフェイの質問の意図が分からずとまどっていると、フェイが呆れた目を俺に向けるとため息を吐いていた。
「僕は食道ではなくて、この学園のそとで校門近くにある有名なスイーツ店で食事がしたいんだけど・・・・」
フェイは下から目線で俺にそう言ってくる。しかし、俺はフェイの言葉を聞いて驚きを隠せないでいた。
「この学園の外に出てもいいのか??」
俺が驚きながらそう聞くと、フェイがさらに呆れた目を俺に向けてきた。
「はぁー、アレックスは入学式の時に言っていた学園長の言葉を覚えてないんですか?
学園の外には学生書を警備委員に見せれば自由に出入りができるって言っていだじゃないか!」
「あーーー、聞いたことあるような、ないようなー・・・」
俺が目をそらしながらそうやって返事をすると、フェイは俺の方を向き俺に何か言いたげな目を向けてきたが、俺はフェイの視線を無視して、学園の外に出るために校門を目指すことにした。
校門前に着くと、そこには腕に赤い腕章をした生徒達が数人立っている。俺が疑問に思いながら赤い腕章をした生徒達を見ていると、横にいたフェイが俺の疑問に築いたのか説明をしてくれた。
「あの赤の腕章をしている生徒達は、この学園の規律を守る為に先生たちにより選抜されて選ばれた監視者だよ」
「ならあの観察者に生徒手帳を見せたらいいのか?」
「それはわからないけど・・・・」
「分からないんなら、とりあえずガーディアンにどうしたら良いのか聞いてみるか・・・」
俺はフェイにそう言ってガーディアンのもとに向かおうとすると、身長が高い黒髪の男の男子生徒が俺達の方へと近づいてきた。男子生徒の右腕には赤の腕章が付いていた。
「もしかして・・・・アレックス君ですか?」
近づいてきた男子生徒は、俺の方を見てそう質問してきた。俺は少し驚きながらも男子生徒の質問に答えた。
「はい、確かにアレックスですけど・・・
そのー、あなたとお会いしたことありましたか?」
俺は少し戸惑いながらそう質問をすると、話しかけけて来た男子生徒は笑顔で答えてくれた。
「あったことはないですけど、アレックス君は有名人ですからこちらが一方的に知っているだけですね。
おっと、自己紹介がまだでしたね、僕の名前はエイト、この学園の監視者のリーダーをしています。よろしく!」
「ガーディアンのリーダー・・・・ってことは、二年生ですか?」
俺は男子生徒が言ったことに驚き質問をした。
「確かにこの学園の二年だけど、先輩だからって別にかしこまらなくてもいいから、気軽にエイトって呼んでくれ」
「分かったよ!エイト!
俺のこともアレックスって呼んでくれ!」
エイトはそう言ってくれたので、俺がエイトに挨拶をすると、横にいたフェイもエイト挨拶をした。
「エイトさん、僕はアレックスの友達でフェイと言います。
実は、僕たちはこの学園を一回出て外に食事をとりに行きたいんですけど、どこでてつづきをしたらいいですかね?」
フェイがエイトに質問をすると、エイトは親切に教えてくれた。
「アレックスに、フェイ・・・これからよろしく!
それについてなら、あそこにある警備委員室にいる警備委員に生徒手帳をわたしたらてつづきをしてくれるよ。」
そう言ってエイトは、校門の横にある小さな窓口を指さしながら教えてくれた。
「そうだったんだ・・・
エイトありがとう!」
「エイトさんありがとうございます!」
俺達はエイトにお礼を言っ警備委員室で学園を出る手続きをすることにした。




