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暇なんで神様やめます!  作者: 夏冬
第2章 学園生活編
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俺達は、この学園の外に出るための手続きをしてもらうために、警備委員室の窓口に行き声をかけることにした。


「すいません、学園の外に出るための手続きをしたいんですけど・・・」


「えっと・・・外出手続きですね。ちょっと待ってください・・・・」


受付に出てきてくれた女性はそう言って窓口の奥へと行くと、一枚の紙を持ってきた。


「お待たせしました。では、まず初めに学生書を見せてください」


受付の女性がそう言ったので、俺とフェイは学生書を受付の女性に渡す。すると、受付の

女性は生徒手帳にある写真と俺達の顔を見比べて確認をすると生徒手帳を返してくれた。


「では、ここの外出中のところにサインをして下しい。また、外出から帰ってきたらこの横にある帰宅のところにサインをお願いします。」


「分かりました。」


俺達はそう言ってから受付の女性が言った場所にサインをすると、俺達は学園の外へと出ることにした。



「久しぶりに見たけど、やはりこの街はにぎわってるな!」


「確かに入学式からもう二か月もたったんですよね・・・」


 学園から出た俺達は学園から出て久々に見る街並みに少し懐かしんでいた。


「そう言えばフェイ。フェイが言っていたスイーツ店?はどこにあるんだ?」


 俺がフェイにスイーツ店の場所を聞くと、フェイは周りを見渡していた。どうやら目的地であるスイーツ店を探しているようだった。少し周りを見渡したら目的のスイーツ店を見つけたようで、フェイはある店を指さしながら俺に話しかけてきた。


「多分あのお店だと思う!」


フェイはそう言って指をさしていたお店に向かって歩き始めた。

俺はそんなフェイの後を付いて行くように、フェイが指をさしていたお店に向かうことにした。

お店の前に着くと、お店の前には『デリシャススイーツ・エデン』と書かれた看板があった。俺はお店のネーミングセンスに驚きながらも、フェイが先にお店の中に入ったので俺も続いてはいることにした。



お店の中に入ると、初めにお店の人が立っているカウンターが見えた。カウンターに立っている定員は俺達を見ると、挨拶をしてきた。


「いらっしゃいませ!デリシャススイーツ・エデンにようこそ!

 私はこの店のオーナーのエデンと言います。今日はお持ち帰りにしますか?お店で食べますか?」


 エデンが俺達にそう聞いてくると、横にいたフェイが答える。


「お店で食べます!」


フェイがそう言うと、カウンターに立っていたエデンは俺達を席へと誘導してくれた。

席に着いた俺達は、エデンが渡してくれたメニュー表を見てそれぞれケーキを注文した。俺はシンプルなショートケーキを、フェイはフルーツがたくさん載ったフルーツタルトを注文した。注文したケーキはすぐに俺達の元に届いたので俺とフェイはケーキを食べ始めることにした。


注文したケーキを食べ終わると俺はフェイの方を見る、すると、フェイの顔は見たことがないくらい満足気な顔をしていたので俺は『満足してくれてよかった!』と思い少し嬉しくなった。



ケーキを食べ終わった俺達はお店を出ることにした。お店を出ると、フェイは満面の笑みをして俺の方を向くとお礼を言ってくれた。


「アレックス、今日は僕に付き合ってくれてありがとう!

 そう言えば、学校の外に出たんだしどこか行きたいとこはないの?ケーキおごってもらったし行きたいとこあるなら付き合うよ?」


 俺はフェイがそう言ってくれたので、行きたいところを考えることにした。『行きたいところか・・・武器屋に行くのもいいけど、魔法書とかも見るのもいいかもしれないし・・・』

俺がそんなことを考えていると、フェイが話しかけてきた。


「そう言えば、アレックスの実家ってどこにあるの?近かったら久しぶりに顔でも出してきた

らどうかな?」


「・・・・それって、フェイが俺の父さんと母さんに会いたいだけだろ・・・でも、行くところも決まらないし、父さんと母さんに顔を見せることにするか」


 俺がそう言うと、フェイは嬉しそうな顔になって俺の方を見てくる。どうやら、俺の母さんと父さんに会えると知って感激しているようだ。

 俺はそんなフェイを見て少し引きながらもフェイに声をかけた。


「俺の実家に行くことにしたけど、フェイもついてくるんだろ?ならあそこの人影が狭い路地に行くぞ!」


俺はそう言ってフェイの手を掴んで路地へと向かう。路地に着くと、フェイは不思議そうな顔を浮かべながら俺に質問をしてきた。


「アレックス・・・こんな人目のない狭い路地に来てどうしたんだ?」


「いいから、いいから」


俺はフェイに説明するより体験してもらった方が理解しやすいと思い『転移魔法』を発動させる。転移魔法の魔法陣が俺とフェイに足元に出てくると、フェイは俺が急に魔法を発動させたことに驚いて俺の方を見てきたが、俺は笑顔でフェイに「大丈夫だよ」とだけ伝えた。すると、魔法陣が光り輝きその光が俺とフェイを包み込んだ。



 光が引くと、そこには何時も俺が父さんと剣術の特訓をしていた家の近くの広場へとたどり着いた。俺は懐かしくなり周りを見渡していると、横にいたフェイは理解ができていないのか、全く動かないで固まっていた。

 俺がそんな様子のフェイに声をかけようとすると、後ろから誰かに抱き着かれた。俺は急な出来事に驚いたが直ぐに正体が分かったので母さんに声をかける。


「母さん久しぶり!」


 俺がそう母さんの方を向き声をかけると、母さんがさらに強く抱きしめてきた。俺はそんな様子の母さんに少し照れながらも、久々に母さんの顔が見れて嬉しくなった。

 俺はふと、父さんが来ないことに驚いた。父さんなら母さんと一緒、俺に抱き着いてきそうだったのですぐに表れると思ったのだが全く現れないからだ。俺は疑問に思い母さんに父さんのことを聞いてみることにした。


「父さんの姿が見えないけど、どこかに出かけてるの?」


俺が母さんにそう聞くと、母さんは俺に抱き着いた状態から顔を上に向けて俺の顔を見ながら説明してくれた。


「アレンなら今森に狩りに出かけてるはずだわ」


 母さんの説明を聞いて俺が納得すると、ちょうど父さんが森の方から姿を現した。父さんは森で買ってきたイノシシを担いでいたが、俺の姿を見るとそのイノシシを落として俺の方に走ってきた。


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