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終わりの戦い4

 巨大な蛇は目を光らせ、舌を伸ばす

首を振り、ハーティに牙をかけようとせまった


 その牙をハーティは太刀で切り刻む

牙はボロボロと崩れ去った


「これでもう噛めないね」


 ニヤリと笑うハーティ

蛇は少しひるんだ

そのすきをさらにティティの矢がさす


「弓術奥義!天雷落とし!」


 雷でできた矢が降り注ぎ、蛇の体を刺し貫いた

刺さった場所がプスプスと焦げる


 蛇は痛みのためか、暴れ始めた

縦横無尽に尾が周辺を叩き続ける

一撃でも喰らえば以前のように致命傷だろう

しかし、教訓が生かされた

すべての攻撃を軽々と躱す二人


 そして、ハーティが仕掛けた


「居合術奥義!竜神爪!」


 ハーティは一瞬刀を動かしたように見えた

遅れて、キンッと音が鳴る

蛇の動きは止まっていた

だんだんと蛇の体が左右にずれる


 縦に割れ、左右に分かれて蛇は絶命した


「フフ、あれからオーガの国で鍛えて手に入れた奥義」

「もう、お前は敵じゃない」


「うれしそうだね~ハーティ」


「うん、でも、できたのはティティのおかげだから」


「アハハ」

「それじゃぁ、いこう!」


「うん!アルマを助けよう!」


 二人は蛇の死体を踏み越えて先へと進む

すぐに、クパルとリージーが戦っている場所へと追いついた


「クパルさん!」


「ハーティ、ティティ」

「早かった ね」


「あれが、竜人族の国を滅ぼした双子?」


「そう そして 私の初めての 友達だった」


「!」


 二人は驚いた


「ってことは...100年前の英雄!?」

「そんなのとどうやって戦えば...」


「大丈夫 あれは偽物 偽物なんかに 負けない!」


 飛んでいたリージーが降り立つ


「俺が奴らをやる!」

「あんたらは援護を頼む!」


「了解!行くよ!ハーティ」


「うん!」


 二人は双子の人形に向かう

弓を放つティティ


「弓術!10連礫!」


 10本の矢が人形に襲い掛かった

それを避ける双子

何本かが腕や足を貫いた

その後ろからハーティが太刀で切りかかる


 刃はレキィの人形の腕を斬り飛ばした

落ちた腕は土に戻る


 慌てたかのように双子の人形は後ろに下がった

そこにさらにクパルの魔法が追い打ちをかけた


「氷魔法!アイシクルロック!」


 足元が氷始め、岩のような氷が双子の足を凍りつかせる

身動きが取れなくなる双子の人形


「とどめだ!」


 リージーの槍が双子を同時に貫いた

そこに雷が走り、人形を焦がした

焼け焦げた人形は土くれへと還る


「やった!」


ティティは喜んだ


「...カズマ、タキ」


 二人のことを思い出し、涙するクパル

リージーがその肩に手を置いた


「クパル様、お二人ならきっとクパル様を見守ってくれてますよ」


「...うん」


「よし、行こう!」


 四人は出口へと向かった

扉へお手をかけるリージー


「あれ、あかないぜ?」


 華奢とはいえ、多種族よりはるかに力があるリージー

その力であかないはずなどない

扉には鍵がかかっている気配もなかった


「どういう こと?」


 クパルが疑問に思っていると、敵を討ち果たした仲間たちが集まってきた

力の強い者たちで押そうが引こうが、壊そうとしようが、びくともしなかった


「なんなんでしょう、結界?のようなものが張られているみたいですね」

「魔法でも、破壊できないなんて...」


シムカが途方に暮れる




その扉の奥で



「フフフ、外が騒がしくなってきたわね」

「でも大丈夫、ここには絶対入れない」

「私とあんたの決着がつくまでね!」


 かつてアイダと呼ばれた少女アクニスの体が真っ黒に染まる

その姿は暗黒そのもの

深い深い混沌に身をゆだねた少女の姿だった


もう間もなくこの話は次の段階へ行くため終わります

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