みんなの返事が大好きとなった理由。
それはいつもの朝から始まる日常のはずだった……。
僕がいつものように学校に行く為、登校していると幼なじみのあの子に出会った。
「おはよう翠」
いつも翠に言うおはよう。
でも翠は、頬を真っ赤な夜月の様に染め上げて、返事をしてくれた。
「おはよう、大好き!」
(おはようは分かる、でもなぜ大好きがつくんだ?)
翠は僕から逃げる様に学校に向かった。
次に僕がおはようの挨拶をしたのは、翠の幼なじみである陽葵だ。
「おはよう陽葵」
これもいつも陽葵に言うおはようだ。
しかし陽葵は、頬を真っ赤な花弁の棘の様に染め上げて、返事を返してくれた。
「おはよう、大好き」
(おはようは分かる、でも翠も陽葵もなぜ大好きをつけるんだ?)
陽葵も翠と同じ様に、僕から逃げる様に学校に向かって行った。
次の次に僕がおはようの挨拶をしたのは、陽葵の漢なじみである湊だ。
「おはよ湊、翠と陽葵を見なかった?」
「見てないけど、それよりもおはよう、大好き」
(はっ? おはようは分かる。でも湊は男だぞ、違和感半端ないんだが……)
「あ、ごめん。でも大好きだから行くわ」
(はっ? 大好きだから行くわ? 謎すぎるだろう……)
様子がおかしい湊も翠と陽葵と同じ様に、僕から逃げる様に学校へ向かって行った。
この状況、昨日までは普通だったはずの状況に困惑していると、見ず知らずの女性に声をかけられた。
「おはよう、大好き」
「えっ? あーおはようございます」
(いやいや、今まで一番訳が分からない。流れで返事をしてしまったがあなたは一体誰なんだ?)
「それじゃ、大好きだから」
(はっ? 全く理解不能な大好きなんだが……)
大好きと言われるおかしな状況に僕は、当然だが困惑していた。
「なんでみんな「おはよう、大好き」をいちいちつけるんだよ! おかしいだろ!」
僕は空に向かって叫んだ!
その瞬間、僕の瞳が映した現象、それは信じられない情景であった。
「あれ? 雲が文字に変わっていく……はっ?」
そう。
僕の瞳が映した雲の文字は。
[おはよう、大好き 地球]
なぜか僕が地球に告られると言う、全く持って理解し難い意味不明な状況。
(大好きって言われても返事に困るよ! ……ウッ、胸がイタ――)
次の瞬間、僕の目の前は真っ暗になった。
終。
大好きと言う一つの言葉とハーレムというジャンル軸にして、イメージして書いて見ました。




