鏡
鏡……それは、我々の身近にある異なる理を持つ世界へ繋がる門なのかもしれない……。
「もう! やめて、やめてよー!」
なにかを拒絶しようとしているその女性は、SNS"クロス"にハマる、二十代半ばの都市伝説が好きな普通の会社員だった。
「あんなツブード、リツブードしなければ、こんなことにはなっていないのに!」
その女性が言うリツブードしたツブードは、『#都市伝説、#このツブードを見ても絶対にリツブードしないでください』と書かれた、なにも写ってはいない鏡の写真が添付されたツブードだった。
「絶対にって書いてあったら、どうしても試したくなる、それが人の心理でしょ!」
そう、彼女は己の好奇心故に、そのツブードをリツブードしてしまったのだ。
「もうどうしたらいいのよッ! リツブードを取り消しても取り消しできません、鏡の写真の中にはなぜか私がいたし! えっ? もうアンタ達一体なんなのよーーーー!」
彼女は、リツブードした日を境に鏡を一切見ることができなくなったという。
我々追跡班は、彼女がリツブードしたという元ツブードを探してみたが、"もちろん!"見つけることができなかった。
なぜならそれは……"もちろん!"都市伝説だからである!
終。
もうすぐ夏、夏と言えばホラー!
ホラーと言えば、都市伝説、心霊、呪い!というイメージとSNS文化を合わせて、魔与音のホラーに関する脳内記憶のイメージを頼りに書いてみました。
お読みいただきありがとうございました。




