制限時間
制限時間。
その言葉はさまざまな表現がある……
【………………………。】
「ん? ここはどこだ?」
俺の名前は、アサキ。
目が覚めたら、得体の知れない白い空間にいた。
「ここはどこだよ。あれ、なにか視界に何か見える」
【………………。】
「なんだこれ、点の最後に丸?」
俺は、視界に映り込む点と丸が気になりながらも、この白い空間を歩いていた。
「確か昨日の晩は、一人で酒とつまみを呑み食いしながらヨォ!パイプの動画を観ていたっけな」
昨日の夜、確かに俺は自宅にいた。
でもなぜ今、白い空間に俺は一人いるのだろうか、皆目見当もつかない。
【………………。】
「あれ? さっきから先の点が減っていないか?」
【…………。】
「やっぱり減ってる! あれ? これ導火線に似てないか」
【…………。】
「ちょちょっと待ってくれ! 俺が何をしたって言うんだ!」
【……。】
「終わった、俺はこんな訳の分からない場所で死ぬのか……」
【。】
!ジリジリジリジリジリジリジリジリ!
(終わっ……た)
「終わっ――ぐは!」
『おいアサキ! 朝だぞ! いつまで寝てる、早く起きろや!』
寝ていた俺はなぜか親父に叩き起こされた。
終。
三点リーダーと【。】を組み合わせ入力するたびに、頭の中でなんとも言えない感覚を覚えてしまったので、制限時間と叩き起こされるを連想して書きました。
お読みいただきありがとうございました。




