ダンジョンと生中継
喫茶店、それは日本の文化である……。
ダンジョン、それは冒険するなら必ずある……。
【生中継! 亡楽市の穴場グルメ!に潜入レポ!】
《えー、今日はですね! ここ亡楽市にある喫茶ダンとジョンに来ております》
「えっ、喫茶ダンとジョン? ダンジョンということですかね?」
《えっーと? ダンさんとジョンさんの二人でご経営されておられる、だから喫茶ダンとジョンとお伺いしておりますー》
「ほほー、なるほど〜。店外もなんだか強い! 雰囲気があるお店さんですねー」
《そうなんですよー、では早速、お邪魔させていただきます》
カララン! 《お邪魔しまーす! おっ雰囲気がある鈴の音ですねー》
【生中継! 亡楽市の穴場グルメ!に潜入中レポ!】
《お嬢様さん、メニューを聞こうか?》
「あれ? おーい! リポーターさん、あれ聞こえてない?」
《えーと、奈落の底に棲むアンリミテッドブラックホーク手羽先を……》
「おーい、リポーターさん! ヒソヒソ(ちょっと流れまずいくない?)ヒソヒソ。失礼いたしました、リポーターさん!」
《本当にそれで良いのかい?》
《はい! お願いします!》
「えっ? リポーターさん、ちょっと! スタッフさん中継止めて!」
【大変申し訳ございません。ただ今、画面に不具合が発生しております……しばらくお待ちください。】
《キャアアア! 助けて助けて! グシャグシャ!》
喫茶ダンとジョンのメニューブック。
客がメニューを選び承諾すると、メニューに使用する食材の調達。
それは客の仕事だった。
終。
第2シーズン開幕です!
テレビを観る文化が減ってしまった令和の時代。
お昼にテレビをつけると変わらずやっている生中継やグルメリポ。
そこにダンジョンという概念を足してイメージして書きました。
お読みいただきありがとうございました!




