表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/10

第二話

静かになった小屋の中でファルセムは呟いた。


「ネイビー、いるか?」


ファルセムに応えるように、チリンと鈴がなる。


現れたのは一匹のネコ。


しかし、ただのネコではなかった。

ネイビーは彼の使い魔で、如何様な姿にも変化できる魔物だった。


本当の姿は誰も知らない。


「どっちやりたい? 俺としてはソリになってこいつもこの家にある金品も運んでほしいんだが」


キュウ……と声がする。

ネイビーは知っているのだ。男からネズミのような臭いがすることを。家からはもっとごみ溜まりのような臭いがすることを。


賢い使い魔だなと思いながら、ファルセムは続けた。


「仕事が終わったら風呂だ。俺と一緒に心行くまで入ろう。最高級品のシャンプーを買ってやる」


チリンと音がなった。しかし同時にキュウ……と小さく唸っている。

ネイビー自身も迷っているのだろう。


「今晩は、何が食べたい?俺としてはドラゴンのステーキなんてどうかと思ってるんだが」


チリンチリンチリンッ。

堕ちた。

やはり食い物には弱い。

特に雑食の魔物であるネイビーに、希少なドラゴンの肉をちらつかせるのは酷というものだろう。


普通の猪や鹿、牛のステーキが5ゴールドだとするとドラゴンのステーキは30ゴールドにもなる。


それだけ美味しいし、仕方ないのだ。


「さあ、ネイビー」


彼が声をかけると、ネイビーは仕方ないなあとでも言うようにソリの形になった。


それも大きい。

人間が一人寝ても余裕があるぐらい縦長だ。

裏路地の小屋なのであまり横幅をとらないようにもしている。


「さすがネイビー」


チリン、と音がなる。

ファルセムはそれを見て満足したのか、主人の持っていたわずかな金品をすべて奪った。


金品以外の服も、皿やジョッキも全て。

物によっては売れるのだろう。


ファルセムは眠っている主人を座らせ、その近くに袋に詰めた金品やその他売却用の商品を置く。

これだけでもかなりの量だ。


しかし、ファルセムとネイビーの場合、これだけでは済まない。


それを知っているのかファルセムは苦笑すると、もう主のいない家を出たのだった。


実はこれ書いてるときにファルセム視点と混ざっちゃったんですよね……もし気になる点あったら教えていただきたいです……!


また、評価の方もお願い致します!

☆☆☆☆☆が下にございますので、

面白ければ☆5、つまらなければ☆1でお願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ