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陸上の渚 ~異星国家日本の外交~  作者: 龍乃光輝
フェーズ3 ユーストル決戦偏 全36話

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第166話『偵察隊703再結成』

 リィアは第三者からすれば変人と思われて仕方ない立体不規則回避行動から、一直線に戦死したフォーラと急行した。

 再び司令部の壁が閃光し、今度はコクーンを展開していないから耳をつんざく爆音がリィア達を襲う。

 すぐ背後を何かが横切る風圧を感じ、反対側の壁も閃光した。

 司令部の壁と風圧と反対側の壁の閃光がほぼ同時なことに、対人コクーンを突破するほどの速度があることを瞬時に理解させる。

 少なくともこれまでに人類が作り出したマテリアルライフルの数世代先だろう。またはバスタトリア砲の下位互換か。なんであれ無敵の貫通力を持つのは脅威だ。

 数メートルの距離。時間にして二秒も掛からないが途轍もなく長く感じた。

 それでも三発目が来る前にフォーラの遺体に近寄り、右手に持っていた起爆スイッチを掬い取るとノータイムで起爆ボタンを押した。

 司令部の扉の蝶番に設置された爆薬が爆発し、衝撃波と爆音、粉塵が通路上に広がる。

 そしてコクーンを展開しておらず、指向性とはいえ爆発すれば破片はともかく衝撃波は受けて息が詰まった。

 爆音とともに蝶番を破壊されて支点を失った扉や壁が床へと崩れ落ちていく。

 指示を出して行動を相手に伝えることは出来ない。リィアは粉塵で見えるか分からないが、チームの半数だけ突撃するハンドサインをメンバーに送って司令部へと突撃した。

 もちろん扉を通り抜けたらすぐに扉から離れる。入ってくる場所が一か所なら良い的だ。

 司令部に突入しても粉塵で詳細が分からない。あの大爆発から突入まで十分かそこらだから、迎撃態勢は不十分と見る。だから全滅はしないだろうが犠牲は必至だ。

 なんにせよ強化マテリアルライフルを把握しなければ脅威度のコントロールも出来ないため、リィアはそれらしいものの影を探す。

 粉塵の中で揺れる棒状のものが見え、リィアはそれに向けてライフルを発砲する。

 が、手ごたえがない。銃弾の着弾音がしないのだ。

 やはり、と思うと同時に爆破した入り口からチームが半数入って来た。副官であるエルマは残ったチームの指揮のため入っては来ず、入って来た半数のメンバーは散開しながら銃を構える。


「イルリハラン軍だ。全員手を上げて降伏しろ!」

 言って無駄なのは分かっている。その返事として粉塵の中に見える砲身が火を噴いた。

 入って来たメンバーは砲身の影に気づいて射線上に入らないように注意し、返答代わりの攻撃も距離を取ってかわすと同時に壁に閃光と穴が開いた。

「04(サリア)被弾!」

 通路からエルマの叫びに近い報告が来る。

「砲身を撃て!」

 仮にコクーンで砲身や司令部のメンバーを守られても、撃つ瞬間はコクーンを解除しなければならない。その解除、攻撃、再展開に数秒は要して今なら砲身や射手に当てられるため攻撃指示を出した。

 司令部に突入したメンバーは見える砲身と、その奥にいるであろう射手に向けて銃を乱射する。

 だが発射された数十発の銃弾は砲身に届かない。コクーンで弾かれてしまっているのだ。

 コクーンを展開しながらその貫通力で解除せずに撃っているのか。

 リィアは瞬時にそう判断してターゲットを変える。

 粉塵が収まりつつある。同時に敵コクーンの膜に絡めとられてさらに視界が開けて来た。

 そして銃撃の妨げとなっているコクーン発生装置を床下付近にあることに気づき、すぐさま攻撃をする。

 コクーンは強力なシールドでも、発生源のパネルはむき出しで狭い空間ではパネルの前に盾を置くくらいしか守る手立てがない。そして急ごしらえなのか敵コクーンの発生パネルはむき出しで、銃弾はパネルを破壊。敵コクーンを強制解除した。


「コクーン破壊。チャリオス、抵抗せず降伏しろ!」

 再びリィアは勧告する。

 粉塵が晴れた。

「な……」

 粉塵が晴れて司令部を見渡せるようになったが、予想外の光景にリィア達は言葉を失った。

「誰も生きてねぇ」

 床へと落ち行く粉塵の中に、動く人間が一人もいなかったのだ。

 この部屋で日本やラッサロンに対して戦闘のオペレータをしていた非戦闘員の人間は、全員床に倒れていた。口を半開きし、目を見開いて突然死をしたかの様子だ。

 そしてフォーラを戦死させ、サリアにも攻撃を当てたのは入り口に向く形で自動で射撃をする従来の四倍はする狙撃ライフルが一丁浮遊していた。まだ無人で稼働しているらしく、ターゲットに銃口を向けようと動いていた。

「ライフルを撃て!」

 状況把握の前に脅威の排除だ。

 リィアの指示で突入したメンバー五人全員が銃を撃ち、引き金付近にある自動標準装置を破壊する。

 貴重な貫通力抜群の敵の武器だ。詳細を言わずともメンバーはライフル本体を狙わずに自動標準機を狙って無力化を図ってくれた。

 標準機が破壊されたライフルは沈黙して動かなくなる。

「……クリア」

 クリア。と他のメンバーも安全を確認してコールする。

「02待機。司令部はどういうわけかオペレーターが全員死んでいる。罠がある可能性があるから待機してくれ。それとフォーラの事を頼む」

『了解。04は左腕断裂。現在応急処置中』

 司令部の外からエルマの報告が来る。

「くそっ」

 フォーラを失い、サリアが腕を失った。被害ゼロで来れるとは思っていなかったが指揮官として犠牲は重くのしかかる。

 だが今は任務達成が優先だ。

 リィア達五人は司令部の探索を始めた。


「死体の中にバーニアンはいるか?」

「チャリオス幹部の情報が改ざんされてなければいませんね。全員二十代後半から四十代前半です」

「逃げたか……」

「あの大爆発がキッカケですかね」

「かもな。だがどうやって数十人ものオペレーターを殺したんだ?」

「01、このライフルは通常のモノではないです」

 司令部を調べる中で、武器の取り扱いに詳しいテジ(05)がバーニアン製ライフルを調べていて初見を報告する。

「弾が特別製なのか?」

「ライフルそのものがです。多分弾速を加速させるのかもしれません」

「日本が作ったレールガン的なモノか?」

「分かりません。けどだからこそコクーンを突破する貫通力を得たのかと」

「使えるか?」

「自動照準機のみを破壊したので使えます」

「ならそのライフルは鹵獲する。罠がないか注意しつつ調べ続けてくれ」

「了解」

「ヘッドクォーターに状況の報告をしてくれ。10(ミスティ)はここのパソコンを調べろ。データ破壊をしてなければ何らかの情報があるはずだ」


 司令部を放棄する場合、必ずデータ抹消を行うことになっている。司令部は情報の中心地だ。アクセスレベル制限などで隅々まではいかずとも、敵の情報を手に入れられるのは大きい。

 リィアの指示でデジタル機器に強いミスティは無傷のパソコンに向かうと操作を始めた。

「01、死んでいるオペレーターはどれも傷跡がありません。落下時の打撲はありますが弾痕や致命傷になる切り傷は一つもありません」

「あいつらは次から次へと後出しのように新手を出してくるな」

「ここが突然吹き飛んでもおかしくありませんよ」

「……傷跡がないってことは毒か?」

 懸念の通り、一網打尽にするため司令部を吹っ飛ばすことも十分あり得るが、それでも検証は必要なためリィアは懸念を保留にしつつ現状を考える。

「吐血もなし。瞳孔も開いてる。口臭も特になし。注射根もないから毒殺とは考えにくいですね」

「オペレーターの数は百名。全員傷跡はなく、体温からみて死後三十分と経っていません。死後硬直もまだですね」

 ルィルからの情報と一致する。無人機を含めチャリオス本島の火器管制をも戦闘指揮所として機能をしていたから、情報通りなら敵の攻撃は止まるはずだ。

「01、ヘッドクォーターから返信。チャリオス本島からの攻撃が止まったとのこと。グイボットと接近中のムルートは変わらずだが、無人機の類は全て止まったとのことです」

「そうか……とりあえず止まったか」


 ようやく一部外の様子が分かった。

 ラッサロンからはどうしてエミエストロンが止まったのか、先の大爆発はなんなのか、利敵防止のため知らされていない。これもバーニアンの策の中なのか想定外なのかも不明なため、止まったからと言って安心は出来ないのだ。

 なによりバーニアンを一人も捕らえていないから、首謀者全員の安否を確認して基地に戻るまで、この浮遊都市には何かがあると見るほかない。

「そして日本はムルートに対応することを決定。ラッサロンは黙認することを決めました」

「日本は条約に加盟していないからな。するなら日本しかない」

 おそらくチャリオスはムルートを戦場に呼び込んでラッサロンと日本の行動に制限を設けようとした。日本はともかくラッサロンは動けなくなるし、日本に対して自粛する旨を通告することもありえる。

 だがムルートが接近するよりも前にエミエストロンと大爆発を起こしたことで、ムルートの策は無駄となった。

 厄介ではあるが何とかなるだろう。

 それよりも今はバーニアンの居場所だ。

 さすがに外に逃げても日本の鉄甲が気づくし、内部に逃げても逃げばがない。

 はっきり言えば詰んでいる状態だ。だから邪魔であり情報源となりえる非戦闘員のオペレーターを排除した。

 自ら自決をしないあたり逃げ切る算段があるのかそれとも一秒でも逃げたいのかの二択。なんにせよ駒を見捨てて自分らだけ生き延びようとする考えに反吐が出る。

 人類を裏切ったチャリオス社員に同情はないが、さらに裏切るバーニアンは小悪党以下だ。そんな劣勢になっても最後まで立ち向かう覚悟もない連中に、世界中を大混乱にして途轍もない被害を出したのか。

 いや、あくまで経営者や指導者だからこそ危機管理として逃げたか。全滅よりは辛酸をなめても生き延びて体勢を立て直すために。

 もしそうならバーニアンは我が身可愛さに逃げたわけではない。


「ここの監視カメラとかは使えないか? 奴らは逃げる算段を持ってるかもしれない」

「そうなると監視室に行かないとだめですね。ここはあくまで戦闘指揮をする場所なのでアクセスできません」

「01、ここの出入り口は四つあります。一つは自分らなので、他三つから出たかと」

「敵!」

 突如叫びが聞こえ、反射的に銃を構えて周囲に気を配る。

「まって!」

 その久しぶりながら聞きなれた声を聞き、リィアはハンドサインを出して攻撃するなと指示を出す。

 リィア達が入って来たとは別の扉が開いており、そこには二人の女性が銃を持って立っていた。

「ルィル……か?」

「……お久しぶりです」

 互いに銃を構え合い、挨拶をする。

 素性を知る者同士だ。会うことが出来て喜ぶところだがリィアたちは瞬時に、どう反応するべきかを選択して表情を選ぶ。

 ルィルの背後には拳銃を構えるティアがいたのだ。彼女は昨日にルィルが無理やり逃がしたはずなのに共に行動をしている。ラッサロンから逃がした未解雇者の後のことを聞き損じていたことを悔いると同時に、ルィルとは味方同士であることは露呈してはならないと理解して銃はおろさない。

「どうしてお前たちがここにいる。俺たちを殺すためか」

 ルィルはルィルでバーニアンに近づこうとしていることは分かっている。だがリィア達と通じ合っていることをまだ敵側かもしれないティアに知られるわけにはいかないため、敢えて無関係であることを装う。

「ハオラに退職届を突き付けるためよ。敗北と廃業寸前のチャリオスに最後まで残る義理も義務もないからね。そういうリィアたちはハオラを捉えるための潜入チームってところかしら」

「それ以外を連想するバカじゃないだとお前は」

「……なら同じ敵を狙ってるってことで銃はおろしていいかしら」

「ですよ。ハオラを捕まえて恩赦を貰うんですから。それに元とはいえ同じチームだったから一緒に行動しても……」

「どんな経緯でお前とティアがここにいるかは知らないが、お前らが味方である保証がどこにもない。油断させて奇襲することも考えられるからな。銃はおろせん」

 リィアとルィルは視線を交わす。

 言葉では敵対し合ってもその内心では通じ合っている。彼女の眼を見るだけでそれが伝わり、彼女もそれに答えた。


「そうね。元仲間であっても裏切った事実は変わらないもの。いくら味方っていても信じては貰えないでしょうね」

「武装解除と拘束させてくれるなら信用するが?」

「フッ、断るわ。そっちは私達を撃つことはなくても、グイボットやネムラから自分を守れない」

「そうですよ。ここに来るまでに空飛ぶグイボラと戦ったんですから! 武器を取られて拘束されたら何もできませんよ」

「仮に守ると言われても信じないから。いざって時に壁役にされたら困るもの」

「なら警戒し合いながらの共同戦線だな。互いに目標が同じなら警戒しつつも利害の一致でハオラを追える。こちらとしてもフォーラが死んでサリアが左腕を失って戦力不足だ。二人が加わればまだ対処できる」

「フォーラが?」

「やつらが仕掛けていたライフルで撃ち抜かれた」

「そう……ひと目見ても?」

「悪いが出来ない。ハオラたち幹部が逃げてるんだ。そっちを追うのが先だ」

「ルィルさん、ハオラ達が行きそうな場所は分からない?」

 パソコンを操作しながらミスティが問う。

「だからここに来たのよ。爆発音がしたから注意がそっちに行ってると思って裏を掻いたのだけど……」

「どちらも空振りってことか」

「他の出口から逃げたってことね」

「だから聞きたい。やつらが生きそうなところに心当たりはないか?」

「残念だけど、私はそこまでハオラの行動を見ていないの。いつもここに幹部数人といたから。私室だってどこにあるのか知らないし」

「私も同じです」

 奴らの事だ。新型ライフルのように常識の技術の何世代も先の技術を持っていても不思議ではない。例えばロケットよりも早く移動する浮遊機などだ。

「ペオって……人体の転送も出来ますかね?」

 司令部の外で待機していたエルマが部屋の中に入りながら訪ねた。

「……あなたもいたのね」

 ルィル視点からすればエルマも潜入していることは知らない。それでも当人の中ではほぼ確定していたであろうが初めて知った風に返した。

「お久しぶりです」

「エルマさんお久しぶりです。あ、あの、私達チャリオス辞めます。ハオラを捕まえるのにも協力します。だから捕まえるのはしないです……よね?」

「それを決めるのは私達ではありません。ですが、協力してくれれば口添えは出来ます」

「でもエルマさんは王室じゃないですか」

「私は今は王室の身分をはく奪されて日本に亡命中の身で、むしろ私も恩赦が必要なんです」

「そんなぁ……」

「話を戻しましょう。ペオがもし人も転移できるなら、外に出なくても中に留まらなくても逃げることは出来ますよね」

「そりゃそうだが、ウィスラーの証言ビデオでも人体の転送は言及してなかったぞ」


 ウィスラーの証言ビデオによってペオの存在が証明されたが、有機物の転送は一切語っていない。語らないってことは情報を得ていないと言うことだ。仲間に引き入れるためにある程度は話し手も、全てを話しているわけではない。

「前々から思ってたのですが、日本の須田町にグイボラが現れたのってペオで転送したんじゃありませんか? じゃないとラッサロンと日本の監視網をすり抜けて現れた説明が出来ません」

 魔獣グイボラは突然日本領ユーストルに現れた。当初は円形山脈付近に放って日本に近づいたかと思ったが、思えば外周から日本まで千キロ以上ある。地中を移動する生物が、操られていたとしても千キロと移動するのは難しい。

 野生体のグイボラも生涯の移動範囲は百キロと言われていた。その十倍を移動できるだろうか。

「転移で直接運べば突然襲うことは出来るな」

「むしろグイボラを使って生物転送のテストをしたのかもしれませんね」

「なら行き先はペオか。ミスティ、ペオの情報は探れるか?」

 ルィル達と合流した今、もうコールサインで呼び合う意味はないためリィアは仲間の名を呼ぶ。

「それなら行けます。ペオは……本島南西にあります。外側に……」

「外?」

「付随小島の技術開発島そのものがペオで、それがいま本島南西と接続されてます」

「ペオのエネルギー源はバスタトリア砲だからペオをバスタトリア砲と繋げてるのか」

「転移技術だけあって装置はでかいですね。付随小島がペオだったとは……」

「またはペオに仕立てたか」

 エルマの感想にリィアは逆の可能性を示す。

 何であれ方向性は決まった。


「これ以上奴らが何かをする前に奴らを捕らえるぞ。ミスティ、ここのデータをラッサロンに送信できるか?」

「高レベルのアクセス権が必要ですね。いま調べてるパソコンは中レベルのオペレーターなので他のパソコンを調べてみます。運が良ければアクセス中で死んでるかもしれません」

「ならマンローとラビオトを残して他はペオに向かう」

「隊長、ここは俺一人でいいです。どんな罠があるか分からないんですから全員で行ってください」

「バカヤロウ、敵地の中心部に一人残せるか」

 敵地で戦力の分散は悪手だが、一人残すのはさらなる悪手だ。ネムラの残存がいるかもしれないし、グイボットが入ってくる可能性もある。たった一人で襲われれば生存率は低くリィアは許可できなかった。

「フォーラとサリアが戦えないのに戦力は割けません。データ送信を始めれば俺も動けるんで追いかけます」

「……いや、ならお前とサリアはそのまま脱出しろ。サリアはもう戦えないから転送を開始したら脱出して友軍に回収されるんだ。エルマ、サリアの様子は?」

「止血はしました。本人は続ける気ですが経戦は無理ですね」

「だからミスティ、お前はサリアと共に脱出しろ。これは命令だ」

「……了解」

 ミスティからすれば不服かもしれないが、任務と生存率を考えての決断だ。

「ルィルとティア、一方的に決めさせてもらったがこれからペオに向かう。文句を言うなら武装解除と拘束をして放置する」

「放置ってそんな……」

「いいわ。私達だってハオラを捕まえる協力をしないと恩赦は貰えないでしょうし、大人しくあなたの指揮下に入るわ」

 そうルィルは妥協を理由にリィアと協力する道筋を立てた。少なくとも第三者から見てルィルとリィア達は元仲間以外には見えないだろう。

 最早ここまで来てスパイであることを隠す理由はないが、隠さない理由もほぼなくなった。なら隠すことで何かが起きる可能性があり、未来など分からないのだからそのまま通すべきとリィアは決めた。

 ルィルもそうした考えだから味方としての反応をせず、あくまで裏切り者のルィルとして対応するのだ。

「私はルィルさんと一緒に行動します」

 ティアはリィア達よりはルィルと共に行動する。

「人員は欠けたが、偵察隊七〇三再結成だ」

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― 新着の感想 ―
[一言] 更新お疲れ様です。 犠牲を払いつつも突入を果たした彼らが見たのは・・・・ 謎が謎を呼ぶ司令室の『惨状』(><) 要員たちの死の原因や幹部バーニアン達の逃亡先は? ハエ男にはならなかったのか…
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