テーブルがまず反対した
はじめての七族会議の前に、晴風の議事庁は四度テーブルを替えた。
一枚目は長机だった。
カロはいちばん扉に近い席に座り、そこが護衛席だと考えた。ドーンはテーブルの端に座り、鉱石出資者の席だと考えた。シモハネが送った竜谷代表ランゼルは、窓際にしか座れなかった。尻尾が椅子に入らないからだ。
「このテーブルは首領がいると暗示している」とレイシュウが言った。
「長いだけだ」とガルドが答えた。
「長ければ両端がある」
「なら両端を鋸で落とす」
二枚目は円卓だった。
ガンドが座ると、天板が膝まで来た。河民のデラは卓の中央の炭火鉢が乾きすぎると嫌がり、アオカエデは円卓が切りたての生木だと見抜き、その場で木材の出所を説明しろと求めた。
ガルドの額に青筋が跳ねた。
「北斜面の合法林場だ。三十年前に自然倒伏した。手続きは第三冊にある」
「なぜ木材の手続きを持ち歩いている」と僕は聞いた。
「この世に薬師がいるからだ」
三枚目は中空の輪だった。
ブルームが自ら来た。
頭を窓の外から中央の空きへ伸ばし、鼻息で十二通の議事を飛ばした。フィアが紙を追って広間の半分を走った。
「すまない」ブルームはゆっくり言った。「呼吸しただけだ」
「竜谷は会議中、呼吸を半分に減らせますか」とセインが聞いた。
「原則として死ぬ」
「では例外に入れる」
赤盾の使者が、ちょうどそのとき着いた。
名はロッド。塵一つない深紅の礼服を着て、七つの革箱、七通の契約、条項を個別に説明する書記官を七人連れてきた。
「公国は各方の伝統を尊重する」と彼は言った。「だから個別会談を希望する。一方の懸念が、他方の利益を妨げないように」
僕は彼の後ろの革箱を見た。
「泊まりますか」
ロッドは明らかに、その質問を予想していなかった。
「我々は正式な使節団だ」
「正式な使節団にもベッドは要る。旧風笛亭はあと五室、残る二組は東街の分館へ。保証金は一部屋銀貨三枚。会議中の破損は別途」
「晴風は外交使者から料金を取るのか」
「先月、王国の税務官も払った」
ベリーが登録簿を抱えて傍らに立っていた。
彼女は今、金貨を小さな塔に積み、客が倒さないよう監督している。
ロッドは結局、払った。
七つの革箱はカウンターの後ろへ預けるよう求められた。どの代表も同意するまで、書記官は契約を個室へ持ち込んではならない。
「交渉の自由を制限している」とロッドが言った。
「店を出てもいい」
「保証金は」
「返す」
彼は出ていかなかった。
四度目の試みが始まるとき、ガルドはもうテーブルを作らないと言った。
「首尾がなく、七種の身長に合い、竜が頭を出せて、河民の湿度を保ち、しかも新しい木は使えない。神に頼め」
ドウリンが入り口から、酒場の小円卓を七つ押してきた。
どれも下に車輪がつき、高さは違い、縁には取り外しの板がある。
「なぜ一枚じゃなきゃだめなの」と彼女は聞いた。
議事庁が、しばらく静かになった。
ガルドはしゃがんで車軸を見る。
「軸受が小さすぎる」
「使えるか」
「使える。寿命が二百年には足りないだけだ」
七つのテーブルは輪に並び、真ん中に通路を残した。水利を話すときは河民と樹霊の卓が寄れる。領空を話すときは、竜谷と羽民が卓を風路図のそばまで押せる。
固定の卓首はない。
唯一の問題は、床が少し傾いていることだった。
会議が始まって半刻もしないうちに、ドーンのテーブルがゆっくりカロの方へ滑った。
狼人の護路長が縁を押さえる。
「侵入か」
「床だ」
「ドワーフのテーブルは、なぜ狼人にだけぶつかる」
ガルドが門楔を七つ持ってきた。
「床も政治がわかるからだ」
笑いは短かったが、カロの手が刀の柄から離れた。
セインが臨時の会議規則を読み上げる。
各方に席は二つ。一つは現議会か林庭が指定し、もう一つは必ず普通の業種から出す。公文書、地図、契約は同時に公開する。どの側も退席でき、退席しても次の発言権は失わない。
これで七方は、どれも完全には満足しなかった。
カロは、商人のノヤが護路隊と同票であるべきではないと考えた。
ドーンはドウリンが山城を代表することに反対した。理由は、この三ヶ月彼女が鉱庁で芝居ばかりしていたからだ。
ドウリンはその場で、旧鉱庁の労働者百七十三名の連名を出した。
「彼らは芝居を見る方がいい。毎日六回揺らされるより」
河民の波止場商人とデラはダムで争い、卓の車輪まで緩んだ。
樹霊のエルカンは白脊山全域の休鉱を主張し、アオカエデははっきり反対した。
「病院には銀針、鉄挟み、加熱器が要る。すべての鉱を止めれば、森を守ることにはならない。負傷者に木の葉で傷口を縫わせることになる」
エルカンは彼女の髪先の若葉を見た。
「お前はどちら側だ」
「病床の側」
シモハネは竜谷の領空の完全を主張し、ランゼルは羽民の郵送隊のために横断航路を三条残せと求めた。
「迷航した幼竜は、竜族が弱い証拠ではない」と彼女は言った。「航標がない証拠だ」
ザクロは牛角の若い牧戸を代表し、冬の牧道沿いに季節市を置く案を出した。ガンドは二ヶ所の試設だけを認めた。
どの一族の内側にも、声は一つではなかった。
誰も、僕が答えを出すのを待っていなかった。
僕の主な仕事は、水を注ぎ、湿った手拭いを替え、ジェリーが落ちた印章を飲み込むのを止めることだった。
夕方、ロッドは再び個別会談を提案した。
「諸君は今日、一つの決議も出していない」と彼は言った。「赤盾公国の保護は直ちに発効できる。狼人は兵器を得、ドワーフは鉱権を得、河民はダムを得る。他者の反対に引き延ばされる必要はない」
「効率的に聞こえる」とノヤが言った。
ロッドは微笑んだ。
「我々は時間を大切にする」
「だから断橋で私の車を焼いたの」
彼女は鴉嘴堡から持ち帰った鏃を卓に置いた。
セインがそのあと、蝋印の試片と軍需番号の一覧を並べた。
議事庁は、すぐ一枚岩にはならなかった。
ドーンがまず、文書の保管連鎖は完全かと聞いた。
レイシュウは羽民印の製蝋の出所を検分しろと求めた。
波止場商人に至っては、ダム条項が本物なら、赤盾が他の部分を偽造したかどうかは構わないと言った。
これこそ、本当の会議だった。
夜まで争っても、七つのテーブルは一枚に並ばなかった。
だが、押し出されもしなかった。
僕が旧風笛亭へ部屋を見に戻ると、ロッドの書記官七人がそれぞれ湯、夜食、防音室を求めた。ベリーが七枚の要望票を重ねて僕の手に渡す。
いちばん下には、明朝の会議の新しい議事も挟まっていた。
題はこうだった。
|七通の保護条約、逐条公開対照。|
署名欄には十四の名がある。
動く七つのテーブルは、はじめて次の一事を共同で決めた。




