43 市街地
よく考えたら0時予約だから、更新再開24日になるんだと気づいてみる。
ちょい遅刻ですね。すいません^^;
今日は週末で一般的にも休日だ。
そのせいか、町を行き交う人通りは多く、店先も賑わっていた。
「とりあえず腹ごしらえしちゃう? そこのパンがかなりキてるっぽいけど、どうする?」
ボアに紹介された店は、角の目立つ位置にある、オシャレな印象のパン屋だ。レンガが印象的に配置された白い土壁の外観は、清潔感があって、食べ物屋としては好印象。
看板も新しい。
「うん、いいよ。あそこで何か買おう」
パン屋は基本中で食事を摂るようにはなっていないから、購入して外で食べるのだろう。
この町に詳しいのであれば、きっといい場所を知っているはずだ。
私は、ボアに先導されて、パン屋の中に入った。
中に入るまでもなく香ってきた焼けるパンの香りは、それだけでおいしいと感じるほど食欲をそそる。
並んでいるのは、パン酵母が使われたふっくらしたパンで、社会を勉強するまでは知らなかったことだが、この辺りの技術もミラが発端らしい。
見ると、メロンパンやあんぱんまであった。
ミラ、どんだけ……。
うちの領地は田舎すぎて全然だったけれど、こんな都心に来ると、その異常性がよくわかる。ここは普通のファンタジーではなく、ミラに改造された世界だ。
ともあれ、わたしはあんぱんとカレーパンを買った。ああ、都会ってうれしい。
「じゃ、次はジュース屋な」
ボアの案内で商店街を抜け、広場に出る。
そこにはジュース屋の屋台が店を出していて、数人が列を作っていた。
とりあえずその列に並んで、
「レオナは何にする感じ? 俺的にお勧めなのは……水、かな」
あはは……。
「それじゃ、水で」
深くは聞かない。だけど後で説明してくれるだろう。
私はボアのお勧め通り水を購入して、広場からに移動した先にある、緑地公園のような場所に移動した。
「あの店、水だけはこだわり? でもフルーツはたまに腐ってる感じで、ジュースNGがジャスティスって感じ?」
あー。
「分かってる人はジュースなんか買わないみたいな」
でも前に並んでた人はジュース頼んでたよね。まあ、なんでも腐りかけが美味しいもんね。
私は納得すると、はむとパンにかじりついた。
カリカリのカレーパン。肉にじゃがいも、人参玉ねぎ、こってりスパイスのカレールーとやや甘みのあるアゲパン。ああ、カレーパンだなぁと思う。
カレーはごくまれにではあっても食べたことがあったが、カレーパンはほんと久しぶりだ。
もぎゅもぎゅ。美味しい。
そして水で喉を湿らせて、こんどはあんぱんを口に含んだ。
甘くて柔らかなパン、その中にある、小豆の甘み。
ちょっと甘すぎる気はするが、許容範囲だ。
ああ、食って満たされるよなぁ。私はしみじみそう思った。
パンってパン屋さんによって、結構味違いますよね。




