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私とストーカーと魔法の学校  作者: WLCノベル
第1章 入学前
17/59

16 ハプニング

久しぶりに更新と思ったら、ヒドイ15禁です(直接描写はないから15禁でおさまるはず……)凌辱やら、強姦シーンが苦手な方は、回れ右をお願いします。

 ずんどこずんどこ。

 ずんどこずんどこ。


 頭を押し付けられている太い柱が振動する。

 柱の反対側にいる女子が、暴力的に腰を打ちつけられている振動が伝わってくるからだ。

 言葉にならない嗚咽が聞こえてくるし、ぐっちょんぐっちょん音がするので、見えはしないが、イタしていることは間違いないところだろう。

 大変不快な状況だが、私の髪がまとめて拘束具に編み込まれ、その拘束具が柱に固定されているので頭を柱から離せない。

 私と同じように拘束されているのは、今犯されている子を含めて8人。現実から目を逸らしても仕方がないので言うが、おそらくは順番待ちだ。


 一体なぜこんなことになっているのか。

 正直なところ順を追って説明しても理解不能なのだが、一応最初から説明しようと思う。


 まず、今日は王立魔法学園の入学式だった。

 魔法学園に入学するのは5才からであるから、私は5才、弟のエルスは4才なので、入学するのは来年だ。

 といっても、あのストーカーが納得して離れたのではなく、私とミラとポッポで罠に嵌めて、ちょっと遠くへ行ってもらっている。

 あのポッポが協力したことは意外に思われるかもしれないが、そもそもポッポはエルスが私に執着していることに嫉妬していたので、私をエルスから離すことには協力的なのだ。

 そんなわけで私は比較的平穏なうちに入学式を迎え、他の生徒と一緒に校長の長い話(王様は絶対、王様のためにがんばろう、的な話だった気がする)を聞き流し、クラス分け等は明日ということだったので、案内書を頼りに女子寮を目指していた。


 その途中、銀色の髪をショートボブの切りそろえた小柄な女の子がうずくまっているところに遭遇して。

 白い肌、薔薇色の唇、長い睫毛の奥のアメジスト色の瞳、どこをとっても儚げな美少女にしか見えない女の子にすっかり油断したわたしは、どうしたことかと駆けよった。


 そしたら、彼女の延ばされた手をとった途端、手にチクリと痛みが走って……。


 うん、魔法の一種だと思う。

 私の意識はすぐに飛んだ。


 次に気付いた時は今の状況で、誰かの悲鳴に目を覚ましたものの、咄嗟に寝たふりを続けた自分を褒めてやりたい。


 感覚を研ぎ澄ませて、薄眼で辺りを伺う。

 周囲はかなり暗い。天井は高く、ガランとしていて、30平方メートルくらいの、倉庫のような場所だ。

 いくつかの大きな太い柱が天井を支えていて、私を含めた哀れな順番待ちたちが拘束されているのは、その柱のうちの1本。他の柱には、特に私たちのようなオプションはなさそうだ。

 暗いので部屋の隅に何があるかはわからないのだが、シルエット的に気になる圧力は感じない。

 そして薄暗いこの場所にかろうじてもたらされている明かりは、左手の壁、3メートルくらい大扉が少し空いた隙間から漏れ入ってきていた。


 あそこから外に出られるのだろうか? いいや、あからさま過ぎる。

 頭に浮かんだ希望的観測を即座に打ち消して、私は己の身を探った。

 頭は固定されているが、両手両足が拘束されている様子はない。

 さらには、腰に金属の感触……私が常に装備している短刀も取り上げられていないようだ。

 何の為にと考えて、趣味の悪い答えしか浮かばない。

 世の中には、無抵抗の者を蹂躙するより、抵抗する者を屈伏させる事に快感を覚える輩がいるものだ。


 私は辟易しながら、脅威となる相手の様子を伺った。


「は、いいな。褒めてつかわす、ぞ。なかなか、具合、の、いいサイズだ」


 荒い息交じりの、少年の声。明らかに声変りはしていない。


「大人の女も悪くはない、が、この身体では巨女を相手にしているようだ、から、な。はは……」


「ひギィ、イイィ、イタィィ、ママ、ママァ」


 聞くに堪えない。


 それはともかく、声から想定される年齢は私と同じくらいだろう。

 とすると、5つか6つ……ない! ないわあ……。


 私は苦虫を噛み潰したような気分に襲われた。


 かつて、『野獣』とあだ名された男がいた。

 ありあまる金と、裁判官、判事、弁護士へのコネがあり、何をしても法的に保護されていた男。

 不良仲間とさんざん輪姦した上、わざと裁判に持ち込んで、セカンドレイプを楽しんだ事件は、半ば伝説と化して、泣き寝入りの被害者を量産した。私は幸い、ストーカーに救われたというか、うん、どんな野獣も死人には口はないので、助かった。


 そんなわけで、私もレイプ的な危機はそれくらいしか体験がないから、このシチュエーションで浮かぶのは野獣と呼ばれた男のことだ。

 似てる……と言えるほど接触のあった相手ではないし、確信なんてあるわけがないけど、声から推測される相手の年齢と、その台詞の内容から、前世記憶所持者である可能性は高い気がする。というか、普通の子供がこんなことするとか、もっと嫌だ。


 なので、『野獣』かどうかはともかく、相手を前世記憶所持者と仮定して考えよう。

 前世記憶所持者はハナから能力は高めだ。魔法は使えると考えた方がいい。となると、多少の護身術を習得しているとはいえ、かなう相手ではないだろう。

 賢い人間なら、ここは一発くらい我慢して、満足いただいてから、慈悲を乞うべきなんだとは思うが、私にはエルスがいるので、一発=死刑確定だから、そのテは使えない。


 仕方がない。


 私は必要最小限の動きで、腰の刀に手を伸ばした。


 目立たず、速やかに……できるか? いや、やる!


 すぅー、軽く息を吸い込んでから息を止めると、私は、隣の女の子(推定年齢5才)の髪を切り裂いた。

本家のゲーム制作頑張ってたので、長期休載したワリに3話しかストックがありません。登場人物紹介は、主要キャラが全部出たタイミングで掲載の予定です。

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