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俺のスキルが使えない  作者: めん
第2章

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92/103

第2章-58

俺の隠していることを3人に話したが

みんなの反応は思っていたものとは違った

多分だけど

みんなが10歳と言うまだまだ子供の感性を持った年齢だったのは大きいと思う


経験未熟

世間のあれこれで()れてない

物事を直接的に捉えられる純粋な子供だったことが手伝った


でも俺はこの3人がそれだけじゃないと思いたい

誰か他の3人

同じ10歳だったとしても結果は全然違ったんじゃないか


タキは純粋に凄い物は凄い

そして自分がどう立ち向かえるかを真っ先に考えてたようだ


ナルも素直にまず賞賛があった

自分の性格やスキルの弊害もあり、他者の悩みも汲み取ることが出来たんだろう

それに何よりも俺達と沢山話が出来たのが嬉しいと常々言っている

スキルの怖さよりも友人としての結びつきが強かったのかもしれない


ウェスタイロンは頭が切れるやつだ

当然この3人の中でも最も危険性は理解したと思う

しかし俺達がまだ未熟な10歳であること

これからスキルはいくらでも鍛えられること、これはウェスタイロン本人も言ってたしな

それを鑑みれば危険性よりも有用性を高く評価してくれたんじゃないだろうか

あとは人を見る目に自信を持ってたな

その辺全て含めても信頼が勝ってくれたんだろう


俺はこの”縁”に感謝しなければならないな

そして3人を絶対に裏切らず

みんなで高めあって行きたいと本気で思った



一頻(ひとしきり)笑った後

俺達は4人でこれからの目標を話し合った


16歳になってすぐ狩人になるために

この5年間であらゆる知識、体力、技術を身に着けるため

色んなことを経験しようと言うこと


お互いのスキルを高め合う為に協力を惜しまないと言うこと


その上で個人個人がやりたいことを尊重し邪魔をしないと言うこと


全員が全員で

一人一人の苦手を克服するように助け合うと言うこと


他にも色々と意見を出し合った


締めくくりにウェスタイロンが

「最後に俺から提案がある」

立ち上がってそう言った

自身に注目を集めさせた割りにはちょっと恥ずかしそうな顔をしている

あまり見ない様子なので物珍しく


「なんだよ、恥ずかしいなら座ってていいぞ」

「少し黙っていろ」

ウェスタイロンが軽く咳払いし


「俺の名前はウェスタイロン・ド・ルーテラグホンだが、お前達みんな俺のことを家名で呼ぶな?」


ああ

何が言いたいかは分かったが敢えて黙って聞いておこう

察した俺の表情を、更に察したようで少し睨まれたが

立ち上がって喋り出したのもあって引くに引けない様子だ


「気を許した者にはルートと呼ばせている。あ、いや・・・。」

歯切れが悪い

「恥ずかしながら俺は、同世代の友達はお前達3人が初めてでな。母上や俺の面倒を見てくれている老齢の執事はそう呼ぶのだ。だからこれからより親しくなるお前達には、是非俺のことも家名ではなくルートと呼んで欲しいと思っている。構わないか?いや構わないな!クロス!ナル!タキ!」


顔は赤いが良くぞ言い切った

「ああ、バーミリト湖畔以来だな、それ聞くの。ルートだな」

ちょっと茶化しながら言ってやった

「ええ、ルート。よろしく。私もタキで良い、みんなもそう呼んで」

「わ、私は皆さんに”さん”付けするのをお許しください。癖、なんです・・・。よ、よろしくお願いします、ルートさん、クロスさん、タキさん」


確実に俺達の結束は深まった

結果的にタキを連れて来たのは大正解だったな


結構話し込んだので

この後俺が行こうと思っていた「捕捉」の講義をみんなで受けに行こうと誘い

全員が了承してくれた

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