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俺のスキルが使えない  作者: めん
第2章

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第2章-47

全く危なげなく2体の脅獣を仕留めた狩人2人

特別なスキルを使用するわけでもない

常人離れした運動能力で圧倒した訳でもない


見ている分には

誰にでも出来そうな動きと方法で倒していた


だから凄いと思った


何でもない様に見えるほどには

熟練した動きだったということだ


網に絡まって絶命している墜落鳥を近くで見ているが

やはりデカい


体長はそうでもないが

羽を広げると巨大だ

子供一人なんて簡単に運んでしまいそうだ


そんな脅獣の注目を引くように威嚇して

自分を標的にさせて網にかける

角度を間違えれば確実に死んでいるし

網を手放すのが早ければ網にかけられないし

遅ければ網ごと指を持って行かれてもおかしくない


確実に危険はあった


ここで働く作業員たちの殆どは

この光景に慣れているようだが

もしこの2人が居なかったらと思うと倒せる気がしない


小型と言えやはり脅獣


素人が知識も手段もない状態で相対するのは自殺行為だと

充分に理解できたな


俺もいつかあんな狩人になれるだろうか?


待機していたらしい

「解体」と「運搬」の作業員が脅獣を丁寧に解体し

積み込んでいる


これらも必須の技能だ


お手並み拝見させてもらいたかったが

俺は新人

業務も今日の内に終わりそうもない半人前だ

怠けて人の仕事を見ている暇はない


今度しっかり座学を受けて

業務にも携わりに行かなければ


他の作業員たちと同じく

俺も自分の仕事に戻った



作業に集中していたが

大きな鐘の音が鳴り

業務終了の合図が聞こえて来た


結果的に

俺は今日与えられていた仕事の7割程度しか達成できなかった

その上、脚も手もガクガクプルプルと震えていて満身創痍だ


しかし昼休憩前の状態からかなり成長したといえる

無駄に入っていた力

正しい姿勢

それらを周囲を観察することでより効率よく出来るように学習もした


慌てずとも筋力は次第についてくるだろう

今日は全くスキルの集中訓練は出来なかったが

いずれはそれも出来ると思う


それより脅獣をこの目で見たこと

その討伐の仕方を間近で見れたことが思ったよりも収穫だ


気持も晴れやかに

達成報告をして報酬をもらい帰宅した


汗を流し

夕食を取って部屋で休んでいると

ウェスタイロンが部屋に戻って来た


こちらの様子を見て

「酷く疲れた様子だな?体力不足を痛感したか」

「ああ、筋力不足だけどな。俺達はまだまだ半人前なんだって思い知らされたよ」

「結構なことだ」


そう言って自分の机に教材を広げていた

復習でもするんだろうか


「明日は分かっているな?」

「ナルとのことだろ?当然憶えてるよ。昼に食堂へ集まるんだったよな」

「そうだ。時間が足りないようなら夕食時もだからな」

「分かってるって」


伝えたいことを伝えたら机に向かって黙ってしまった

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