ゴート(とついでにバグとリーン)について
今まで書いていた別の考察が、ちょうど
まとめ終わったので投稿します。
ソルと※※についての考察を書くより以前から
書いていたのですが、最近やっとそこそこの
文章量になってきたので投稿に至った訳です。
一瞬、ストックしておくべきか、とか悩みましたが
不定期投稿だから取っておいてもアレだな、と思い
投稿しました。
誤字報告は誤字報告機能を使っての報告を
お願いします。どう直すべきか迷った場合は
感想欄での報告でも構いませんので。
今回は、ゴートについての考察をしてみました。
ゴートはご存知の通り、虚数アルファで生まれた
センエース(38)であり、ラムド・セノワールの
肉体に召喚術で転生した存在であるとされています。
また、ラムドの魂の欠片を持っており、称号や運命、
種族などに明らかな伏線を持っています。
①ゴートという名前
ゴートという名前は、スケープゴートにされた自身を
虚数アルファのセンエースが皮肉ったことで
生まれた名前です。しかし、ゴート単体なら
『山羊』を意味します。そして、クトゥルフ神話に
おいては、狂気産む黒の山羊を意味する外なる神、
シェブ=ニグラスの象徴でもあります。一方、
スケープゴートのヘブライ聖書における意味は
「罪を押し付けて放逐される山羊」の事らしいです。
これはゴートの持つ「時空の原罪を背負うレプリカ」
という運命との関連性がありそうですね。
②スケープゴート
ゴートは数多くの称号と運命を持っており、運命の
一つに【時空の原罪を背負うレプリカ】というものが
あります。そして、ゴートの名前の由来となった
スケープゴートは「生贄」「身代わり」の意味も
ありますが、その生贄というのは
「人々の犯してきた罪を擦り付けて放逐される羊」
という意味に由来するもののようです。
「時空の原罪を背負わされた」という意味での
スケープゴートというのもあるのでしょう。
③ラムドという名前
ラムドは召喚術で魂と引き換えにゴートを召喚した
リッチです。ゴートはラムドであると偽って、
『ラムドとして』世界に対する毒として動きます。
【ゴート・ラムド・セノワールは『全て』を蝕む『毒』になる。】(H章29話より)
ここで注目するのは星座の一つ、さそり座です。
正確には、さそり座の一つ【さそり座λ星】です。
こじつけに近いですが、ラムダとラムドに関連性が
あると考えた訳です。その根拠として、この天体は
さそり座の尻尾に位置するのです。すなわち、
サソリの毒という事であり、全てを蝕む『毒』となる
ゴート・【ラムド】・セノワールと関連性があると
考えた訳です。また、④の内容もラムド≒ラムダと
考えた根拠の一つとなります。
④バグ
ゴートの持つ運命の一つに、「Gバグ・マイスター」
というものがあります。グレートバグをとても上手く
扱う者、という意味ですが、GPメニューから
取得可能なシステムの一つに、「神羅萬匠‐システム」
というものがあります。そして、『萬』という漢字は
一万を指し、また、サソリの象形文字です。
そして、サソリといえばバグでしょう。そして、
『匠』は英語のmeisterと同義と言っても差し支えない
単語です。この事から、後にゴートはこのシステムを
ガチャルトホテプから取得し、Gバグを操れるように
なる可能性があります。
⑤運命を殺す狂気の具現
ゴートは蝉原戦で
「俺はゴート・ラムド・セノワール! 『運命を殺す狂気の具現』っっ!!」と叫び、種族が??????
へと変化し、運命に「運命を殺す狂気の具現」が
追加、何より、ロギアネーム「??????」を
取得して『ゴートは「??????」である』と
認められました。??????については、センに
コアオーラを受け継がせた存在であり、ヒーローでは
ないと自称するセンの、理想のヒーローとしての
基盤となった存在である事が示されています。また、
??を救う為に何度も何度もループした事が
示唆されている存在です。この「運命を殺す」の
運命とは、ソルが言っていた「運命が絶対か否か、
それを知りたい」発言の「運命」と同一のものと
考えられるのではないでしょうか。
⑥七つの大罪関連
七つの大罪の事をご存知かと思います。それらには
それぞれ、それを司る悪魔と動物がいるようです。
例えば、色欲を司る悪魔はアスモデウスで、彼は
人間・牛・『山羊』の頭を持つ悪魔です。また、
レメゲトン、ゴエティアという書籍では
「悪魔や天使を支配するソロモン王の指輪を盗み、
海に捨てる事で一時的に72柱の悪魔の王となった」
とされています。これ、ガチャルトホテプの指輪を
得て、リーンを象徴として魔王軍の実質的な王と
なっているゴートに似ていませんか?ただ、
アスモデウスはソロモンの指輪を使えなかったとの
事らしいので、若干の相違点はありますが。
一方、色欲を司る動物は『サソリ』『山羊』、ウサギ
といった動物たちがいます。サソリの姿をしたバグや
山羊を意味する名前を持つゴートとの関係性は
言うまでもありません。更に、色欲を司る
動物の中には空想上の動物も含まれており、色欲を
象徴する空想上の動物はサキュパスです。そして、
サキュパスの王である夜の女王はリリスです。
ここで関連してくるのが、リーンの自動回復スキル
「理離守」です。A章21話にてハルスが見抜いた
スキルですをこのスキル名と色欲を司るサキュパスの
王である夜の女王リリス、そして、後に発動する
「狂愛のアリア・ギアス」またはゴートへの愛情に
関する伏線だった可能性はあります。
⑦聖書における記述
Desert creatures will meet with hyenas, and wild goats will bleat to each other; there the night creatures will also lie down and find for themselves places of rest.
という記述が旧約聖書の一書、イザヤ聖書の34章の
14節に存在します。二行目にwild goat、直訳すると
『野生の山羊』がメーと鳴く、という記述、
三行目にnight creature、『夜の生き物』が横たわり、
彼ら(山羊やハイエナ、砂漠の生き物)自身に
安らぎの場を見出す、という記述があります。
ただ、聖書らしく特別な意味があるようで、
Wikipediaのリリスの項の「聖書におけるリリス」に
よれば、night creatureは夜の魔女リリスでおり、
wild goatは山羊の魔神らしいのです。リリスは
先述の通り、リーンが持つスキル『理離守』です。
ゴートが恋をする相手の持つスキルであり、事実
彼女もゴートに対して愛情を抱いています。
この一節との関連性もあるかもしれません。
何故「あるかもしれない」なのか、というと、実は
同じWikipediaにあるイザヤ聖書の口語訳や、
他の日本語訳ではnight creatureはコウモリだったり
するのでどこまで正しいかは分からないからですww
同じWikipedia内の項目でも訳が異なる事があるので、
絶対に正しいとは言えないわけです。
⑧星座関連
さそり座λ星については先述した通り。ここで
言いたいのは、さそり座に隣接した星座の内の一つ、
みなみのかんむり座です。さて、ここで注目するのは
またしてもリーン。ただし、今度はリーン本人です。
リーンは原初の世界における南大陸の女王です。
つまり、冠をかぶる王様です。女王であるリーンが
後に世界に対する毒としてはたらくゴートと恋愛の
関係になるのは、さそり座とみなみのかんむり座が
隣接している事で暗示されていたのではないか、と
考えられます。
オマケ
以前、感想欄に投稿したゴートの伏線っぽいものを
まとめたものを下記にまんまコピペしておきます。
究極超神霊の支配者
→究極超神霊=ガチャルトホテプの事だとすると、
あのガチャルトホテプは本体。だから、
真ガチャルトホテプを引く事ができた。
膨張する混沌
→アザトース(アザトホート)を指すと考えられる
??????も六文字。
夢幻のトリックスター
→クトゥルフ神話のトリックスターといえば
大体はナイアーラトテップ。
時空の原罪を背負うレプリカ
→アザトースは「名状し難くも恐るべき
宇宙の原罪そのもの」とされている。
??????=アザトホートとすると、そのレプリカ
と言う事になり、種族??????にも一致する。
生命と魄霊の天敵
→アザトースを見たものは、その根底を破壊される、
とされている。ただ、サイコ・イヴ-システムの
事を指している、という可能性もある。もしくは、
その両方、という可能性もある。
ゴートという名前
→羊→ 狂気産む黒の山羊、シュブ=ニグラス
トラペゾヘドニョン
→輝くトラペゾヘドロンが元ネタ。
あらゆる時空に通じる窓とも言われており、
混沌の彼方からナイアーラトテップの化身の一つ、
「闇をさまようもの」を召喚できる。
スピリットホライズン
→魂魄の限界、という事?コアオーラや魂魄が
成長限界に達した、という事かもしれない。
可能性として、神になっていない存在としての
魂魄の成長限界、というのもあり得るかもしれない。
しかし、もしかすると、完全なコードゲートを
インストールする事自体ができないのかも。
だからこその、Gクリプチ、なのかもしれない。
(Gクリプチならその内、成長限界とかも弄れそう)
ラスボス
→まんまの意味。ただ、これが運命の項目に
表示されたって事は、ラスボスプロジェクトの
第二フェーズの最終段階の時点で、ゴートは
ソルが想定したであろうあらゆるルートにおいて
ラスボスになる事が決まっている、という事。
究極超神霊って、究極超天使という名称に
似てるから、クズォテンドゥと同じで
ガチャルトホテプも元主人公だったりするかも、と
思う事もあったりします。ソルの可能性も十分に
ある訳ですが、ソルほどの存在の分体なのに
究極超神霊の「支配者」となっているのが
少し気になる訳でして。天童と同じでソルに負けて
GPメニューにそのソウルレリーフが組み込まれた
ガチャルトホテプという元主人公の本体、
そんな可能性もあるとは思う訳ですよ。とはいえ、
ソウルレリーフの本体とはよく分からない話ですが
ソウルレリーフとしてGPメニューから召喚される
ガチャルトホテプ、そのソウルレリーフの
型となった存在、みたいな感じでしょうか。
先日の投稿で、ソルがセンらしいと言ったのは
ソルがセンなら折れる訳無いだろ、と書いていて
思った為です。少なくとも、理想の実現は
決して諦めないと思うんですよね。




