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お酒、薬の力

 最近は発達障害(ASD)と言われるようになり、自分でもそれについて検索することも増えました。

 特徴としてよく挙げられる感覚過敏は、あまり当てはまらない気がするのですが、ただちょっとした物音だったり話し声だったり、そういうものに敏感な部分はあるような気がします。基本的に環境音は大丈夫なのですが、人が立てた音には弱いです。スルーするべきかいちおう顔をあげるべきか、いつも迷います。

 「表情が乏しい」などは指摘されることがあり、それを言われてしまうと少しショックがあります。基本的に常時緊張が抜けず、硬い顔をしているせいなのかと思いますが、ふとしたときに鏡などを見るとぼんやりした顔をして、ハリがないような顔をしているので、自分ではこんなつもりではないのにとやはりショックです。

 思うに、人の魅力は表情や仕草からきていることが大半のような気がするので、「表情が乏しい」というのは「魅力に乏しい」ということ、なのかなと……。心では色々思っているのに、それを表出できないのかも。

 小学校のときのアルバムなどでは大笑いしているので、昔からそうだったとは思いたくないのですが。

 自分で思うのは、いつも心にブレーキがかかっているような気がするということです。

 それが外れたときに、自然体(何も考えず、考えるという行為を挟まず)で動けたり、または怒ったり笑ったりすることができるようになるんじゃないかと。自分では、「怒っている」とブレーキが外れやすいような気がします。

 また、お酒を飲んでいるときにも、自然と表情が緩み、緊張から解放されるようです。

 「朗らかになるね」や「テンション高い(誉め言葉……?)」などと人からは言われます。

 昔読んだ本で、まだ精神科の薬がない頃に、統合失調症の患者に興奮を抑える目的でお酒を飲ませたというのがありました。戦前のお話なので、それが正しい処置だったかどうかはわかりませんが、何かしら脳に物質的に働きかける作用はあるのかなという気はします。

 この前のことですが、不安を抑える頓服をいつもの3倍多く飲んだら(本当はダメだけど)、少し緊張が和らいで言葉が出やすくなったような気がしました。その代わり自覚できるくらいに頭がぼうっとしてきて、それから自分が何を話したかなどは、断片的に覚えているだけで記憶が普段より曖昧でした。

 気のせいかもしれませんが、お酒を飲んだときとちょっと似ているような気がしました。

 アルコールや薬というのは、心にかかったブレーキ(またはアクセル)を外す作用があるのかなと、素人なりに思いました。

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