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出張ネイリスト異世界でもネイルをする  作者: ありえ


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68/73

68 プレゼント

 帰ってきてまずは夕飯の準備。

 きりこも今日は食べていくみたいだ。

 出すだけで出来立てのご飯。

 このマジックバッグから出すのが凄く好き。

 なんだろう。魔法を使ったような気分になれるからかな。

 その出したご飯を並べて王女様の贈り物が気になるがまずは冷める前にいただきますだ。

 お酒担当のきりこが出してくれたお酒もゴクゴク飲み自分達を労う。

 さて、ほんのり酔ってきた所で王女様からのプレゼント開封タイム〜!

 何がでるかな〜?

 何が入っているか分かる時はそれを思い浮かべれば簡単に取り出せるが、分からないので手探りで掴んで出す。

 勢いよくエイッと手を入れると、何か固くて四角い物が手に当たったのでそれを取り出す。

「これは、宝箱?」

 装飾された箱自体も宝石が付いていて豪華な感じだ。

 ガラスストーンでは無く本物の宝石だと思う。

 開けてみるが中には何も入っていないので、この豪華な宝箱のような箱がプレゼントだった様だ。

 アクセサリーBOXとして使わせてもらおうかな。

 マジックバッグにはまだまだ入っているので次を取り出そう。

 もう一度マジックバッグに手を入れ布っぽい物があったのでそれを取り出す。

 こ、これは!

「なんか昔教科書で見たことあるけど、多分ソレだよね?」

 シルクの様な手触りのよいドロワーズだった。

 そう。つまりパンツだ。

「向こうって今もこの形のパンツなんだね…」

「っぽいね。こっちの下着お返しにプレゼントしたくなるね」

「それいいじゃん! 喜びそうだよ!」

「ローズ様にもプレゼントしなきゃだね」

 まだマジックバッグに入っているので次を取り出そう。

 手を入れて触ってみるが、次は固くゴツゴツした大きそうな物だった。

 重量もあり、両手で引っ張り出す。

 おぉ。

 これは鏡だ。

 楕円形の壁掛けの鏡で縁がゴージャスな見た目。

 これは細かい彫刻だ。

「これは、プリンセスっぽいね」

「確かに…。プリンセス気分になれるね!」

 マジックバッグにはこれらの3点が入っていた。

 頂いたものは価値の分からない私たちでも分かる高級品だった。

「これさ気軽に貰って良いものだったのかなあ?」

「分かってたら貰いづらい物だね…」

「お返ししなきゃだけど何を返せばいいんだろう?」

「これに見合ったこっちの世界の物がいいんじゃない?」

「難しすぎる!!」

 その後何が良いか話し合うものの決まらず、良い案が見つからなかった。

 しばらくは贈り物の件で頭がいっぱいになりそうだ。


 翌朝火曜日。

 今日は政子さんとの取引があるのでお休みの日。

 待ち合わせの夕方までは時間があるのでミモザ王女の誕生日プレゼントを買いに行く予定だったが、ダリア王女へのお返しも考えないといけなくなった。

 さて、どこで探そう…?

 とりあえず何でも揃いそうなアウトレットへ行こう。

 高速道路を使い目的地へ。

 広い敷地のアウトレットへ到着。

 とりあえずハイブランドの店をアレコレと見ていく。

 その中で気になったものは腕時計だ。

 腕時計をする王女様のイメージは想像出来ないが高級品といえばコレだよね!

 そして気付く。

 向こうの世界も時間の流れが同じなのかという事。

 今の所何曜日何時で通じているので時間の流れは同じかもしれないが、絶対一緒とは胸を張って言えない。

 それに数字はこの世界の表記とは違うという事を思い出した。

 …腕時計は却下だな。

 振り出しに戻りもう一度考える。

 向こうで使っても違和感の無さそうな物。

 …ドレスか?

 既に沢山持っていそうな物だが喜ばれるだろうか…?

 頭の中で色々と考えるがなんとなくコレじゃない感じ。

 あ、この日傘可愛い〜。

 シーズンじゃないからだいぶ安いし!

 今年の夏は君に決めた!

「この日傘は5種類あるんですよ〜。人気のミックスフラワーシリーズとなっております〜」

 商品を見ていると店員さんに声を掛けられ見せてもらう。

「色んなお花が内側に散りばめられていてカラフルで綺麗な仕上がりとなっております〜。これとかダリアの花になっていて他では買えない物ですよ〜」

 確かに。

 あまり無いかもしれない。

 ん?

 ダリア?

 これいいじゃん!

 ダリア王女様にピッタリだし、エレガントに差しているイメージが思い浮かぶ。

 これをプレゼントにしよう。

 自分用とダリア王女様に買おう。

 見渡すとこの雑貨屋はお花のモチーフの物が多い事に気付く。

「花のモチーフが多いんですね」

「当店は花のモチーフの雑貨のセレクトショップとなっております〜なので全て花のモチーフですよ〜」

 そうだったのか。

 花のモチーフが多いではなく全てだったか。

 丁度良いと思い再び店内をうろうろ。

 アクセサリーコーナーでミモザのブローチや髪留めを見つけこれはミモザ王女様に丁度良いと思いそれをプレゼントに選ぶことにした。

 また、ダリアモチーフのアクセサリーや百合や薔薇のモチーフもあったのでついつい全員分を買うことに。

 値段で言うと貰った物より安くなってしまったがお洒落でキレイなものを選べた。

 そして最後に下着屋へ向かい、色々なサイズのパンツを購入。

 ブラジャーはサイズが分からずパンツのみだ。

 新作コレクションのパンフレットを頂いたのでダリア様に見せて上も欲しい様ならそれも追加でプレゼントしよう。

 さて帰って、政子さんとの待ち合わせの準備をしよう。

お読み頂きありがとうございます!

次回更新は1回お休みし、6月2日が更新日となります。

よろしくお願い致しますm(__)m

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