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生まれ変わったら曹昂だった。 前世の知識を活かして宛城の戦いで戦死しないで天寿を全うします  作者: 雪国竜
第二十一章

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時だけが過ぎていく

 曹操軍が撤退するのを見届けると、孫権はすぐに被害を調べさせた。

 暫くすると、軍議が開かれその場で報告がされた。

「死傷者は合わせて三千以上となります。また、梅成様と宋謙様のお二人が戦死なされました・・・・・・」

 兵が被害を報告するのを聞いて、その場に居た者達は沈痛な顔をしていた。

 兵の損失が多いのもあるが、武将が二人も失った事に衝撃を受けているようであった。

 特に孫権が一番が悲嘆していた。

「宋謙が。あれだけ優れた武勇を持っていた者が・・・・・・」

 宋謙は今は亡き孫策が揚州で勢力拡大している時に、孫家に仕えてくれた部将で孫策亡き後も忠実に仕えてくれた。

 その武勇と忠誠心を見込んで自分の護衛の一人にしていた。

「戦である以上、将が亡くなるのは仕方がありません。我らが出来る事は、彼らの死を無駄にしない事です」

「・・・・・・そうだな。兵の士気はどうだ?」

 魯粛が此処が踏ん張り所だというと、孫権もその通りだと思い頷いて兵の様子を尋ねた。

 尋ねられた魯粛は渋い顔をしていると、代わりとばかりに潘璋が答えた。

「申し上げます。敵の攻撃により、士気が低下しております」

「そうか・・・・・・・」

 潘璋が報告するのを聞いて、孫権もだろうなと思い頷いていた。

「敵は合肥に籠っている様だが、これからどうするべきであろうか?」

 孫権の問いに、呂蒙が答えた。

「兵を多く失いましたが、合肥を包囲するには十分な数はあります。此処は後方に下がる前に、合肥を包囲して時期を見て後方に下がり態勢を整えるべきです」

「何故、後方に下がる為に、合肥を包囲するのだ?」

「我らがこのまま後退すれば、敵はその背を突いて攻撃してくるでしょう。ですので、まだ戦う意思を見せるのです」

「成程な。だが、それには一つ問題がある。包囲しても、我らが後退すれば敵は追撃してくるのではないか?」

 孫権の指摘に呂蒙もその通りと頷いた。

「ですので、兵の一部を殿(しんがり)として残すのです。殿が十分に後退した後、殿(しんがり)も後退させましょう」

 呂蒙の献言を聞いて、魯粛を含めた他の者達も悪くないと思い頷いた。

「では、そうするとしましょう。張遼が此度の奇襲が上手くいった事で調子に乗り、また打って出てくるかもしれん。その時は応戦せず、守りを固める事でいいでしょうか?」

 魯粛が付け加えるように述べるのを聞いて、孫権達は頷いた。

 その後、孫権軍が合肥を包囲するのだが、無理に攻める事はせず包囲だけするのであった。

 それを見て、張遼は何度か城から打って出たが、敵が応戦しないのを見て直ぐに取って返していくのであった。

 


 同じ頃。豫洲潁川郡許昌。


 曹操率いる軍勢が許昌の城外に布陣していた。

 曹操も十万の兵を率いているが、各地からも兵が来る事になっているので、それらの軍勢が来るまでの間、待機していた。

 曹操の方も、久しぶりに朝廷に顔を出し朝廷に仕えている者達と挨拶していた。

 殆どの者達との挨拶を終えると、ある人物を自分の屋敷に呼んだ。

「おお、よく来てくれた」

「丞相のお呼びですので」

 曹操が自分が呼び出した者と親しげに声を掛けていた。

 声を掛けられた者は深く頭を下げるのであった。

「そう固くなるな。お主と儂の仲ではないか」

「ですね。お仕えしてから、二十年近くとなりますな」

 男は懐かしそうに、顔を緩ませていた。

「そうだな。思えば長い道のりであったわ・・・・・・」

 曹操も昔に思いをはせだした。

 二人は暫し懐古していると、男が話しかけてきた。

「して、今日わたしを呼んだのは、何様でしょうか?」

「まぁ、そう急くな。荀彧よ」

 曹操は目の前にいる男こと荀彧に手を振る。

「お主は許昌。儂は鄴に普段いるのだ。此処暫く話すという事は無かったのだ。久しぶりに話そうではないか」

 曹操はにこやかな笑みでそう言うが、荀彧は何を考えているのか気になるのであった。

 その後、曹操は茶を啜るだけで何も話さないでのあった。

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空箱ならぬクリームが入っていないシュー生地が出るか?
空箱きた?w
史実回避なるか?
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