第4話:『再び』
大量殺人事件の犯人の体を調べていたところ不思議なことが起こった
彼の左腕の中からもう一つ左腕が出てきたのだ
それを調べるためにダークナイツのボスである匿名Sとその幹部に来てもらった
今この部屋には黒兎のチームと幹部の匿名N、そしてボスの匿名Sがいる
ガラスケースの中に入っている左腕を匿名Sがじっくり見ている
「これが見つかった左腕か、どう思う匿名N」
水色髪の男性が言う
「どうって聞かれても、てか匿名Hと翡翠は?」
匿名Hと翡翠は他の幹部の人達らしい
匿名Sが呆れて言う
「情報漏洩をしないために電子機器はこの中に入れないから翡翠は来れない、匿名Hはいつも通りサボり」
匿名Yは匿名Nに聞く
「これ、何か分かるのか」
「確か君は新人の…」
「匿名Yです」
「あぁそうだった、これからよろしくね」
二人は握手をする
「それで、この腕に興味があるのか」
「興味があると言うよりは、不思議に思って」
そんな会話をしていると匿名Sが急に言い出す
「お前、いつからいたんだ」
匿名Yはびっくりして言う
「お、俺は最初からいたぞ」
「違うお前じゃ無い、お前の後ろのやつだ」
みんなが後ろを向くとそこには人では無い、何か化け物の様な者が立っていた
その化け物の様な者は喋り出す
{なんだお前ら俺が見えるのか}
その瞬間、匿名Nが指を構えた言う
「【水穿貫破】」
水の弾丸が化け物の様な者を襲う
しかし、その弾丸は化け物の様な者の体を通り抜け、壁に当たる
{俺を攻撃しても無駄だ、俺達はそんな物では死なない}
匿名Sが一歩前へ出て聞く
「お前達はなんだ、何が目的だ」
{自己紹介が遅れたな、俺はバラス、チンマだ}
「チンマだと!?」
匿名Nが驚く
「落ち着け匿名N」
匿名Sが続けて聞く
「俺たちが知っているチンマとは随分違うようだな」
{俺たちチンマはお前らに危害を加えると罰としてお前らの世界で生きる事になる、恐らくお前らの知っているチンマとは罰を受けた者だろう}
「そう言う事だったのか、で、この左腕はなんなんだ」
{それはチンマの遺体だ}
「遺体?」
{俺たちチンマは親の遺体に憑依するのだ、そして、遺体を体に当てると遺体が体に吸収される、そうすると一般人も能力を使えるようになるらしい}
「この遺体は他のパーツもあるのか」
{あぁ、右腕、左腕、右足、左足、胴体、頭の6個だ、俺達は親6人兄弟だからな}
「なるほど、大体分かってきた、つまり体の部位一つ一つにチンマが憑依しているのか」
{その通りだ}
「だが何故遺体がここにあるんだ、お前らはチンマ界とやらに住んでいるのでは無いのか」
{その通りだ、だがおそらくは兄弟の内の誰かが遺体を人間界に置いたんだろうな}
匿名Nがバラスに聞く
「一体何が目的なんだ、お前達は」
{ただの暇つぶしだ、お前らがテレビを見るように、俺達はお前らを見て暇を潰すんだよ}
匿名Sが聞く
「この遺体、処理方法はあるのか」
{人間界にある時点で、人間界の物質となっている、全部集めて燃やせば無くなるだろうな}
「他の部位は誰が持っているんだ」
{そこまで教えては、面白みに欠ける、そろそろこの場を離れるか}
「お前外に出るのか、事件になるぞ」
{安心しろ、俺を見れるのは能力を持っている者のみだ}
「ちょまっ」
チンマが消える
黒兎が匿名Sに聞く
「これって、かなりヤバめじゃないですか」
「あぁ、ヤバめだ、とりあえず黒兎チームも捜索を頼みたい」
「了解です」
「あとこれは皆んなに言うがこの事は他言無用だ、頼むぞ」
「はい」
そう言って黒兎チームは部屋から出る




