第3話:『聴覚』
とある村付近
黒兎達は歩いて山を登っていた
得素は疲れた感じで言う
「なぁ黒兎、まだつかないのかよ〜」
「そうだな、よし南雲そろそろ頼む」
黒兎は南雲の肩を叩いて頼んだ
「分かりましたよ【マインドピクチャー】」
南雲が先頭に立ち、みんなを誘導する
匿名Yは不思議そうに聞く
「黒兎、これは一体何をしてるんだ」
「南雲の能力は五感を操り、特定の者の痕跡や残穢を読み解くことが出来る能力なんだ、戦闘向きじゃねぇがこう言う時には便利な能力だ」
数分後
山の奥からキャァァァァァァァと言う悲鳴が聞こえる
南雲が上を向き言う
「今のは、まずいです急ぎましょう」
急いで山を登るとそこにあったのは悲惨なものだった
得素が怯えながら言う
「な、なんだよこれ」
そこには殴り合う村人達がいた
襷は焦りながらも冷静に言う
「止めさせねぇとやばいんじゃねぇか」
その時、遠くから不思議な音が聞こえる
同時に、得素の様子がおかしくなった
「う、うぅ、、」
得素は襷に殴りかかった
「おい、てめぇ、落ち着け」
その時、焦ったように南雲が言う
「皆んな耳を塞げ!!」
それを聞い、みんな耳を塞ぐ
黒兎は急いで南雲のところに行く
「おい南雲、これはどう言うことだ」
「音ですよ、敵は音を操るんです」
「音?」
「はい、人間はある周波数の音を聞くと感情が動くと言われています、恐らく今聞こえる音を聞くと皆狂ったように殴り合ってしまう」
「なるほど、南雲、俺の聴覚を消せるか」
「もちろん、お願いしますよ黒兎」
「分かっている」
黒兎は走って村の中へ入っていく
町の真ん中ではこの惨劇を見て笑っている男がいた
「あいつか!」
黒兎は走ってその男を捕まえる
そして、言を発する前に首を思いっきり叩き、気絶させる
「ふぅ、これで大丈夫そうだな」
辺りを見渡すと村人達は正気に戻っていた
黒兎が匿名Y達の元へ帰と、得素と襷が言い合っていた
「あれ、俺何してたっけ」
「てめぇ、殴って来たと思ったら急所ばかり狙って来やがって」
「ちょ、なになに、怒んないでよ、なぁ南雲、助けてくれよ」
「まぁまぁ、落ち着いてください2人とも」
黒兎が不思議そうに言う
「何やってんだお前ら、、」
匿名Yが黒兎を見て心配して言う
「大丈夫なのか、黒兎」
「あぁ、余裕だ、とりあえずこいつ連れて帰るとするぞ」
気絶した男を持ち、アナセントラル協会の地下に向かった




