第33話:『弾性④』
匿名Y達が歩いていると、得素がちょっと嬉しそうにしていた
得素「でもよかったぁ」
匿名Y「何が良かったんだ?」
不思議に思った匿名Yが聞く
得素「正直、ルールの能力に勝つ方法なんてあるのかって思ってたんだよ。でも匿名Yがいれば、俺らにも勝てるチャンスがあるんだよ!」
匿名Y「そうだな」
得素「俺さ、ルールをぶっ倒したら、母さんにあってみようと思う。俺は母さんのことを恨んでいるがこれでも家族だ、話したら何か変わるかもって南雲に言われたからな」
得素は少し黙ってからまた喋り出す
得素「南雲はもういねぇけど、最後にした約束を守ろうと思う。だから俺たちは、皆んなで生きて帰るぞ!」
そんな話をしていると襷が何かに気づく
襷「いたぞ!」
マカロン「どこだ!どこにいるんだ!」
襷「な、何だこれ」
襷は焦った顔つきで焦っている
襷「は、速すぎる。まるで家に出たゴキブリを見失うかなようにすぐ消えるぞッ!!」
マカロン「全員戦闘体制にはいれ!」
マカロンは急いで皆に伝える
襷「来るッ!」
ハイドアンドシークで見た景色を皆に伝える
皆が構えたその時、匿名Yは血を浴びる
襷はそれにまっさきに気づく
襷「匿名Yがやられたッ!」
しかし、匿名Yは上を見上げて言い返す
匿名Y「い、いや、俺じゃない、、、」
マカロン「そんな、まさか」
視線を匿名Yの上部へ向ける。そこには枝に体を貫かれた得素がいた
匿名Yの浴びた血は匿名Yの血ではなく、得素の血だった
我に帰ったマカロンは急いで匿名Yの元へ向かう
マカロン「匿名Yを守れぇぇぇぇぇええ!!」
次の瞬間、ルールが匿名Yの目の前に現れる
そして匿名Yはまるでゴムチューブで引っ張られたパチンコの玉のように吹っ飛んでいった
ルールは残ったマカロンと襷の方を睨みがら喋りかけてくる
ルール「これで、お前らは俺を倒せなくなったわけだぜぇ」
襷「【ハイドアンドシーク】匿名Yを探せ!」
ルール「お前の能力が匿名Yを見つけようがやつがここまで来るのにどれだけの時間がかかるかなぁ」
ルールは余裕の笑みでこちらを嘲笑っていた




