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第32話:『弾性③』

黒兎「俺も行く、と言いたいが、、、この体じゃあしでまといか」


その時、拠点の扉から襷が入ってくる


得素「襷ッ!」


驚いた様子で得素は襷の方を見る


襷「俺もルールとか言うバカやろうをぶん殴らなきゃならないからな」


マカロン「それじゃあ今すぐ出発の準備だ」


マカロンの言葉をはじめとして、皆準備をし始める


その時、黒兎が匿名Yを呼ぶ


匿名Yは黒兎の方へと行く


黒兎「お前に話さないといけないことがある」


匿名Yは重々しい空気を飲む


黒兎「なぜ、お前から那爾という名前が出てきたのかの理由がようやく分かった」


匿名Yは驚いた顔で聞き返す


匿名Y「何があったんですか」


黒兎「少し前、君の体であるゆきむらは事故によって脳移植が必要となって、その移植する脳がどうやら那爾勝彦の物だったらしい」


匿名Y「なる、ほど?」


匿名Yの不思議そうな反応を見て黒兎は話し続ける


黒兎「まあ、簡単にいうと脳移植と言う現代科学では不可能なことをした結果、死んでしまったんだよ」


匿名Y「でも俺は今ここにいるぞ」


黒兎「そこが厄介なところなんだが、恐らく、ゆきむらも勝彦も両方能力者だっだんだ、だからなんらかの生命反応で新しい人格である君が生まれたんだと思う」


匿名Y「じゃあ俺って」


黒兎「あぁ、お前は記憶喪失ではなく、あの時始まった新しい人格ってことだ」


匿名Yはまだよく分からなそうな顔をしながらあいづちをする


その時、奥の方からマカロンの声が聞こえる


マカロン「Y、準備できたから?」


黒兎「話に付き合わせてしまってすまない、行ってこい」


匿名Y「あぁ、ルールの首をもぎ取ってやろうじゃないの」


そう言って匿名Yはマカロン達と基地を出る



外へ出ると襷がすぐに能力を発動する


襷からカエルサイズの小さな何か生き物のようなものがたくさん現れる


襷「ここら一体を探索しろ」


そう言うと小さな生物は様々な方向へと跳んでゆく


マカロン「こちらに匿名Yがいる以上、ルールも下手に突っ込んでくるほどバカではないはずだが、気は抜くなよ」

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