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第19話:『ロストホール②』

黒兎「追い込まれたのはお前の方だったな」


黒兎は山を降りようとする


アラビ「まぁてぇぇぇ」


どこからか、アラビの声が聞こえる


黒兎「ッ!」


急いで崖に戻る


崖下を見るとアラビはさっきまで壁に使っていたピンクの線のラインを棒がわりにして、登ってきている


黒兎「なにぃぃ!!」


アラビ「俺は、触れたところにこいつを作れる。つまり、落ちながら触れたところも能力の範囲なんなんだよ!!」


アラビは崖の上へ飛び乗る


アラビ「戻ってきたぞ!」


しかし、黒兎は落ち着いた様子で言う


黒兎「やめろ、お前に勝ち目はない」


アラビ「ははっ、お前の敗因は俺を倒すのに銃を使わなかった事だ、自分の手を汚すまいと俺を突き飛ばしたのが敗因だ!」


アラビは胸ポケットからさらに銃を取り出す


アラビ「さぁ、命乞いをしろ、遺体の場所を吐けば土に還すだけで許してやる」


黒兎「俺達はヒーローでは無い。国にバレない様にやっているから俺たちが悪と言われても間違いでは無い。」


黒兎が淡々と話し始める


アラビ「あぁ?なんだ」


黒兎「お前の敗因を教えてやろう、俺たちは殺しに躊躇などない。お前を突き飛ばしたのだって意味があってのことだ」


アラビ「敗因だぁ?んなバカなこと言ってねぇで早く遺体の場所を吐け!本当に撃つぞ!」


その瞬間、アラビの立っている地面がパズルの形になり、落とし穴の様にアラビは落ちていく


アラビ「クソ、小癪な」


次の瞬間、パズルが元の場所へ戻っていく


アラビ「なッ、おい、やめろ」


アラビを地面の中に取り残し、地面は元どうりに戻る


黒兎「土に還ったのはお前の方だったな」


そのまま、黒兎は山を降りる


山を降りるとメンバーが黒兎のことを探していた


襷「あっ、いたぞ」


メンバーが集まってくる


黒兎「おぉ、どうした」


襷「どうしたって、あんたスマホ置いてどっかに行っちまうから、皆んなで探したんだぜ」


南雲「山の上の方にいたんですね、何かありましたか?」


黒兎「あぁ、ちょっと敵と遭遇してな」


得素「六法全書の奴ら、もうきていたとはな」


黒兎「いや、六法全書では無い、また別のグループらしい。おそらくあいつらも遺体を所有しているだろ」


黒兎は辺りを見渡す


黒兎「そう言えば匿名Yはどこに行ったんだ」


南雲「実は匿名Yも今いなくて、途中までいたんですけど急に消えて」


黒兎「そうか、、、他の敵がいるのかもしれない。全員、ここら一体を探すぞ。襷、能力のハイドアンドシークでここら一体を探してくれ」


襷「もうすでに探しているぜ」

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