第16話:『ゴーストルーム②』
黒兎「気化熱だ、空気中の水分を蒸発させ周囲の熱を奪っていたんだ」
得素「気化熱?」
黒兎「匿名Y、襷、南雲はさっきまで寝ていてエネルギーを消費してない。だが俺は運転、お前はさっきまで走り回ってたからエネルギーを消費している。つまり俺たちはある程度熱が高かったんだ」
得素「よく分からねぇが運動してたから俺らは倒れずにいるのか」
黒兎「そうだ、そして、俺もそろそろ限界だ、、、敵に近づき倒すのだ、敵は近距離に弱い、、」
黒兎が倒れる
得素「く、黒兎、、俺が必ず敵をぶっ殺してやるぜ」
その時、気の影から誰かが山の上の方へ行くのに気づく
得素「ッ!」
得素はすぐさまその後を追う
少し走るとそこは小さな村だった
得素「追いついたぞ、てめぇ、、」
「誰かと思えば、ガキか」
得素「んだと、なめんじゃねぇよ、お前が誰だから分かってるんだぞ、ビ、ビ、えっと」
ビスク「ビスクだ名前ぐらい覚えておけ」
得素「そ、そう、分かってんだよ」
ビスク「だがガキが来た程度で何もできない、お前はここで殺してやろう」
得素「舐めんなよ」
得素は内ポケットから水鉄砲を出す
ビスク「おもちゃ?」
得素「【ベノム】」
水鉄砲から勢いよく水が発射される
ビスク「ッ!」
危機を感じたのかビスクはその水を避けようとする
しかし、その水はバスクの頬を掠め、傷ができる
ビスク「やはり、何か変だ」
次の瞬間、ペットボトルが飛んでくる
ビスク「水か!?」
ペットボトルの中の水が爆弾のように破裂する
得素「まだまだ!」
次の瞬間、銃声が鳴り響く
得素は銃で撃たれる
ビスク「近距離弱い奴が銃を持ってないとでも思ったか」
得素は倒れる
ビスク「さぁ、頭に一発」
ビスクは得素の頭に銃を撃ち込む
死を覚悟する得素を悲しむように雨が降る
数年前
得素の親は離婚しており、母の元で暮らしていた
しかしその母ひ典型的なグズで息子の世話なんかほっといて遊びにばっか行っていた
母が家にいる時はほとんど無かった
そのうち、得素は家から追い出され、路地裏で生活をするようになった
家を追い出されて数ヶ月後、得素はとある人に出会う
大柄な男性「僕、こんなところで一人なのかい?」
大柄な男性が得素に話しかける
得素「えっと、家追い出されて」
大柄な男性「そうか、ならうちに来い、ご飯を食べさせてあげよう」
得素が人から優しくされたのは初めてだった
その夜、得素は初めて暖かいご飯を食べ、ふかふかのベットに入って寝た
次の日、目を覚ますと知らない牢獄のような場所にいた
周りには他にも大柄な人物が沢山いる
大柄な男性「ん?なんだもう起きたのか」
得素「え、あの、これは」
大柄な男性「お前は商品になったんだよ、お前みたいなガキはそんなに売れんが、まぁ、無いよりかはマジだろう」
得素はこれから売り飛ばされるのだと確信した
全てを諦めたその時、外で大きな音が鳴った
大柄な男性「な、なんだ」
周りの大人たちが倒れていく




