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第12話:『ハイドアンドシーク ①』

3年前、襷は高校生だった。

もちろん、その頃にダークナイツなんて知らない。


襷の机の周りに同級生2人


同級生1「今日さカラオケ行こうぜ」


襷「あぁ、良いぜ」


同級生2「よし決まりだな」


同級生1「てか襷一人暮らし始めたんだってな」


襷「親が過保護すぎてさ、ほんっと大変だよ」


同級生1「お前の家って母子家庭だろ、こんな息子育てるなんてさぞかし大変だったんだろうな」


同級生2「たっくん、なんて呼んでくれる親なかなかいないぞ」


襷「その呼び方やめろ」


同級生1「え〜、俺も今日からたっくんって呼んで良い?」


襷「その名で呼んだらお前の玉金を潰す」


同級生1「ごめんごめん、冗談じゃん冗談」


同級生2「てかさ、今度お前の新しい家行って良い?行ってみたいんだよね」


同級生1「確かに、俺も気になる〜」


襷「そんな事が、良いよ今度の休みの日来い」


同級生2「やったぁ!」


同級生1「楽しみだな」


その時期、襷は反抗期だった

しかしそれは、高校生として普通の事である



2ヶ月後


いつも通り教室で喋っていた時


同級生1「お、おい襷、肛門の前にいるの、お前のお母さんじゃね」


襷「は?」


窓から校門を覗くとそこには確かに母がいた


襷「ちょっと行ってくる」


そう言うと襷は教室から出て行き、校門へ向かう


校門に着くと本当に母がいた


母「たっくん!あなた今日お弁当でしょ、作ってきたから、ホラ」


母は俺に弁当を渡してくる


襷「いらねぇんだよ、このクソババア!」


母「たっくん、最近帰ってきて無いでしょ、お母さん心配で」


襷「なんで学校まで来るんだよ鬱陶しぃ」


母「ご、ごめんね、でも」


襷「うっせぇな、とっとと帰れ!」


母「分かった」


母は弁当を襷の近くに置き、寂しそうに帰って行く


同級生2人が後ろから走って近づいてくる


襷は弁当を持って教室に帰る


同級生2「お、帰ってきた」


襷「はぁ、マジでなんなんだよ」


同級生1「なんだ、弁当貰ったのか、ちょうど良いじゃねぇか、お前今日昼無いんだろ」


襷「、、、」


同級生2「ほら、食おうぜ」


襷は弁当を開けるとそこにはハンバーグが入っていた


襷はそれを口に頬張る

その時、子供の頃のことを思い出した


襷「お母さ〜ん、お腹すいた〜」


母「ほら出来たわよ、お母さん特性ハンバーグ」


襷「やった〜!ハンバーグだ!!」


今、弁当に入っているハンバーグと同じ味だった

家の味だった


襷 (たまには、実家にでもよるか、謝らないとだしな)


その日の帰り、襷は実家の玄関も前にいた


襷「よし、行くぞ」


襷は鍵を開け、家に入る

そうするとそこには見覚えのある玄関、キッチンの方からの匂い

数ヶ月帰ってないだけだったのにまるで数年ぶりのようだった

襷は靴を脱ぎ、キッチンは向かう


襷「母さん帰ったよ」


そこには血まみれで倒れた母親がいた

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