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『宇宙警察L戦士~セルフで異世界構築してラスボスとして君臨してみた~』  作者: ミタラリアット


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七十話『何の脈絡も無くいきなりメカが搭乗するあの作品。いやCVまで本人たちとか聞いてねぇよ!!!!!!!!』


 『関西弁キャラ被ってんのやお前えええええええ!』


 と言いながら機体の剣をイズミの機体に向け振りかざすピンク。


 だがイズミは、 『アンタのはエセ、俺のはネイティブやたわけえええええええ!』と声を張り上げながら言い返す。


 ピンクは噴水広場の前で必殺技ボタンを押した。


 機体の手から鎖が放出され、イズミの機体を行動不能にしていく。


 『なんやこれぇええええええ!』と叫ぶイズミ。


 『そこでおねんねしてなァ』ピンクはそう言うと噴水広場からどこかへ走って行く。


 何かを見つけた大佐が、「ピンク、後ろ‼」とピンクに声をかける。


 「ほなかっ飛ばすで、消されたオトン助けなあかんのやろ⁉」


 ピンクは少し笑っているような声色で言った後、大佐に『捕まってなァ』と続ける。


 『ハツネちゃん!』


 だがその赤の機体はレッドのミレス・カエレスティスだった。


 『ダメガネ脅かすなァァァァ‼』


 とキレるピンクだったが、空中からイエローの機体が着地する。


 『ビュンビュン飛びやがって…』と呟くレッド。


 『火車斬撃!・ミレスバージョン‼』


 レッドは必殺技の名前を叫ぶと、機体の手からイエローの機体に向かって炎を放出する。


 だがイエローのレクス・テロリスはその攻撃を炎の壁でブロックした。


 炎と炎で相殺され、爆風と共にレッドの機体とイエローの機体の両者が飛ばされる。



 ピンクは、 『クイーンがこっちにおらんいまがチャンスや!』とイエローのほうへ機体を進めて行った。


 爆風で飛ばされたレッドを、


 『レッド!』


 と叫びながらカガミの紫の機体が追い詰める。


 『ダークマスタ―!』


 とカガミの機体を睨みつけるレッド。


 カガミは、 『恐れをなしたかレッド!この絶大な力を持つ敵を前にして!逃げてもいいんだぞ。バカな男みたいに負けましたって言えば貴様らの命くらいは保証してやる!』レッドを煽った後、『ふははっはっははっはっはは!』と高笑いをする。


 『チッ…!』舌打ちするレッド。


 『火車斬撃…!』ともう一度技を放つレッドだが、カガミの機体の中で「馬鹿の一つ覚えもいいとこだな」

とホノカがレッドを鼻で笑う。


 「でも俺はその馬鹿と踊りたいんだ」と即答するカガミ。


 『レッド!お前の戦術は俺が一番知っている!』


 とカガミはレッドの攻撃を俊敏に避けて行く。


 レッドを追い込むカガミ。


 カガミは 『ついてこい‼』とレッドを誘い、植物園のエリアまで機体を飛ばしていく。


 噴水広場ではヒビキの機体がぎこちない動きをしながら、イズミの機体に接近する。


 『ちょっと何縛られてんのよかっこ悪い‼』


 と言ってイズミを解放するヒビキに、『あいつばかりに恰好付けさせるわけにもいかない』と言いながら駆けつけたトウマも合流する。



 その三人の周りを、一気に炎が囲む。


 『何チンタラやってんの?敵に殺されるよ!』


 と三人を炎で囲んだ張本人、グリーンが現れ必殺技ボタンを押しさらに攻撃を与えようとする。


 同時にピンクが放った鎖が外れ、ジャンプで追撃をかわすイズミ、ヒビキ、トウマ。


 『ウソ…⁉』と驚きながら同じようにジャンプするグリーン。


 『ふっとべええええええええええええええ!』


 と声を張り上げながら絶叫し、マイナスエネルギーをグリーンに向けて放つヒビキ。


 ガラガラガッシャーン‼


 と遠くの地面へ飛ばされるグリーンの機体。


 「まだ動くか…ミレス…」


 と呟きながら機体を起こすグリーンに、


 『翠ちゃん!』


 とブルーが駆け寄る。


 『私には…私にはわからない。人に危害を加えておいて平然と戦ってられるアンタたちの神経が…』


 と言う翠に、ヒビキは 『私にはわからない!あの男への信仰心を否定する奴の気持ちが!』と言い返す。


 『信仰心⁉』と動揺で声を裏返すグリーン。


 『洗脳だ!お前ら洗脳されてるんだ!』


 とグリーンはヒビキに的確な指摘をする。


 『洗脳ですって⁉』と声を荒げるヒビキ。


 ブルーは『本当にかっこいい男性と言うのは、正義感があって、誰かを助ける事が出来て、自分に真っ直ぐで、正直で、人を裏切らない…そんな人です!』とヒビキに言い返す。


 ブルーの機体に、無数のマイナスエネルギーの銃弾が当たる。


 …トウマだ。


 『お前たちは全員揃わなければ合体出来ない!こっちには合体もある!ハナッからお前らに勝ち目がないように出来ているんだ』とトウマは言った。


 その後トウマは、『消えろ』と呟いた後、マイナスエネルギーを機体の手から放出する。


 『きゃああああああ!』


 マイナスエネルギーが直撃するブルーとグリーンの機体。


 『加勢するぞ!』


 ホワイトの声が聞こえた。ホワイトとブラックの機体が合流する。



 遠くでイエローと戦うピンク。


 『どりゃあああああああ!』


 ピンクはピンク色のレーザー光線をイエローの機体に向け放つが、イエローは


 『・・・・・・ ・・・・・ :・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・ ・・・・・』


 と無言で破壊光線をピンクへ放った。


 『きゃああああああああ!』


機体から遠くへ放り出される大佐の身体。


 炎上する機体。機体から降りたピンクは、 「ウソやろ…」と絶望するような声で呟く。


 さらに生身のピンクに向け破壊光線を放つイエロー


 ピンクの身体に、炎が燃え移る。


 「ぎゃあああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」


 尋常じゃない悲鳴をあげるピンク。


 その声を聞いたグリーンが 『ピンクの声だ‼』

 と叫びながら機体をピンクのほうへ走らせる。


 『待て!あっちにはイエローが‼』と言いながらホワイトがグリーンの後を追う。


 次第にピンクの絶叫も聞こえなくなれば、ピンクのボロボロな機体と激しい炎、人だったとわかる黒焦げの何かがグリーン、ホワイト、ブラックの目に入る。


 『…は…?』


 と硬直するブラックの脳裏に、笑顔のハツネの表情が映し出される。


 『ハツネェェェェェェェェ‼』


 と号哭にも聞こえる声をあげるブラック。


 ブラックは機体から降り、 「ハツネ‼ハツネ‼」

 と燃え盛る炎に向かってひたすら叫ぶ。


 「ダメだ危ない‼」とホワイトも降車しブラックを支える。



 植物園でカガミと剣を交えていたレッドも、


 『はッ⁉』と何かを察し、「まさか…」と恐怖に震えるように声を震わせる。


 震えた声のレッドを見て、悪そうな表情で口角を上げるカガミ。


 『どうやら貴様の仲間が一人逝ったようだな』


 と楽しそうな声で言うカガミ。


 そんなカガミを前にレッドは、『ウソだ…ウソだ…ウソだ…』と連呼する。


 「ねぇレッド、逝ったってなに?ねぇねぇ」


 としつこくレッドに尋ねる子供に、レッドは


 「うるさい!」と怒鳴ってしまう。


 子供は「ひッ!」と背筋を震わせた。


 『ふはははははっははは!哀れなヒーローめ!』


 と爆笑するカガミ。


 『嫌いだ、その正義気取りの態度!お前に守れるものなんて何もない‼』


 カガミはレッドに機体を接近させる。


 『ッ…僕は…弱虫で何もできなくて何事も成し遂げた事も無くて…本当に…自分が…今でも嫌いだ…でも…何もできなくても…せめて…お前みたいに人を傷つける事で笑えるような人間にはなりたくない!』


 と言い返し、手から炎を放出させるレッド。


 カガミは、当然のようにレッドの攻撃を避けた。


 「ふッ…」


 否定されたのにどこか嬉しそうなカガミ。


 カガミは、『その答えを待っていた‼』と笑いながら機体を植物園から観覧車のほうへ進めて行く。


 レッドは、 『どういうことだ!』


と叫びながらカガミの機体を追いかけて行く。


 カガミのレクス・テロリスの中では、ホノカが「人を傷つける事で笑えるような人間…か。お前にピッタリだな」とカガミを煽った。


 カガミは「あいつならそう言ってくれると信じていた」と満足げな表情を浮かべる。


 「レッドがお前を否定しなかったら全行程が無駄じゃないか」


 と言うホノカに、カガミは 「いいや、どちらにせよ旨味があるさ」と口角をあげる。


 「お前の考えはいつもわからん」呆れるホノカ。


 カガミは「わからなくて当然だ。」と続け、少し切なげな表情を浮かべた。

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