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『宇宙警察L戦士~セルフで異世界構築してラスボスとして君臨してみた~』  作者: ミタラリアット


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四十二話『なんか増えてるううううううううううううううううううう⁈』



 ズドオオオン。ズドオオオオン。あまりに大きく揺れる家。



 「ちょっと⁉アンタ達無事⁉」



 血相変えて江藤とハツネが眠る部屋までやってくるサチコ。



 「なんですか朝から…」と赤いパジャマ姿で目を擦りながら言う江藤。



 サチコは「なんですかじゃないわよ‼」と江藤を怒った。



 「か・い・ぶ・つ‼例の怪物が暴れてるのよ!」とサチコ。



  「ははは…そんな、平日。しかも朝。この前深夜に来たばかりなのに」



 と寝ぼけた江藤は言うが、窓から喫茶の外を見ると


「きゃあああああああ!」「うわあああああああ!」


と街中が大騒ぎになっていた。



  「ハツネちゃん起きて!」と家が揺れる中ハツネを起こすために壁伝いに歩く。


 ハツネは、「わッ⁉」とベッドから落下する。


 「なんやねん‼」とハツネは江藤を怒鳴るが、

怪物がブラックを投げ飛ばし、


大きなガラスの音と一緒に

窓を突き破ったブラックの身体が飛んでくる。


 『ブラック‼』


 江藤とハツネが声を合わせる。




 パジャマ姿のまま家を飛び出す江藤とハツネ。


 ブラックは「いてて…」と言いながら頭を抱え立ち上がる。


 外ではホワイトがラビット・フレーバーを後から来たブルーと押さえながら、


「よく来たな‼眼鏡の坊主‼」と喜ぶが、ホワイトだけ怪物の爪でなぎ倒され、


「あ~れ~」とまた何処かへ飛ばされてしまう。



  ブルー一人では怪物を押さえきれず、「きゃあ‼」と尻もちをつく。



  「私が来たからにはもう大丈夫や‼」



 ハツネが言うと、江藤も、「僕たちで守ろう、この街を‼」と怪物が暴れる前に立ち上がる。


 だが、パジャマ姿である。


格好はついている。が、パジャマ姿である。





 「バーニングフェニックス‼」



「フレッシュ・ピーチ・サンシャイン‼」



 ユニバースカードリーダーに

ユニバースカードを差し込む江藤とハツネ。


赤い光とピンクの光が江藤、ハツネそれぞれを包み込み、一瞬でヒーローの姿へと変身させる。



 「如月市外に出ないで下さい‼」と人々に声をかけるレッド。



 「できれば近くの公園にみんなで避難してや‼」とピンクも続けて注意喚起を行った。



 「行くぞ‼」と群衆は指示通りに公園のほうへと走っていく。


 怪物はレッドを見つけた途端、レッドのほうへ凄まじい勢いで駆けていく。



  「させへんで‼」



 ピンクはそう言うとユニバースカードリーダーのボタンを押した。


 「フレッシュ・ラブ・リー・チェーン‼」



 ピンクの声と共にハートの形をしたピンク色の鎖が出現し、鎖は怪物を縛る。



  「ありがとうピンク‼」


 先ほどのブラックの雷撃の活躍もあり、随分と弱った姿を見せるラビット・フレーバー。


 ラビット・フレーバーはもう大した力も残っておらず、バタバタと悪足掻きを繰り返す。




 「グオオオオオオオ‼」と鳴き声をあげる醜い怪物。


 強化されたはずの仕様は、怪物を強くする訳でも無く、


ただダークビリーブの体力を削り、マイナスエネルギーを大量に放出し、


強化されたラビット・フレーバーへ当たる攻撃をさらにマイナスエネルギーに変換することで、


ダークビリーブの鎌を強くするだけのものだった。


  さらにダークマスターの杖ともシンクロしているため、鎌の攻撃はそのエネルギーをも消費する事になる。



 そうなればダークビリーブが痛みを覚えるのも当然だった。


 「あ゛あああ゛あああ゛ああ゛あ゛‼」


 ダークビリーブは痛みに悶える。

全身の血が滲むような痛みに。


 ダークビリーブは先ほどの雷撃のせいで

身体の痺れも伴っていた。



  それでも。「ダーク…マスター…様のため‼」と従順に任務を遂行する。




 「ダーク・ダエモン・シレンティイ‼」




 ダークビリーブは再び必殺技を繰り出した。





 逃げようとする人々とブルーにその必殺技は直撃する。



『ぅ゛ぁあぁあぁあぁあ!!!!!!!!!!!!』苦しむ人々。



 「あああああああああ‼」悲鳴を上げるブルー。



 『ブルー‼』



 レッドとピンクは声を合わせる。


  何処かへ消えたと思われたホワイトとブラックが同時に怪物の前に着地し、その怪物を見つめる。



 動きが弱まる怪物。



 ブルーも全身の痺れに悶えながら、ユニバースカードリーダーのボタンを押す。


  「インフェルニティ・エメラルド・ビッグ・ウェーブ‼」


 自分の周りを波から変化した渦潮で覆う。


水の拘束で拘束を重複させ電気の拘束を相殺したブルーは、渦潮の中から華麗に姿を現した。


 拘束や状態異常は、重複されれば、より波動が低いどちらかが消える仕様だ。




  「ダークビリーブさん‼悪さをするのはもうやめて‼」



 此方へ訴えてくるブルーに、ダークビリーブは「いや」と不満げに言う。



 「私はダークマスター様のためなら命だって捨てられる‼あなたたちはダークマスター様に勝てないの‼そういう風に出来ているの‼」



 ダークビリーブはそう叫んだあと、



「全員消えて‼ダーク・ダエモン・シレンティイー‼」



と声を枯らしながら必殺技を放とうとする。



  必殺技はヒーローたち全員に直撃。


全員の身動きがここで取れなくなる。


 ダークビリーブは白猫の尻尾を揺らしながら、身動きが取れないレッドの方へと走る。


 「あッ…あああ…」と怯えるレッドに


屋根上に立った何者かが、「諦めんなお前ら‼諦めなければ必ず勝てる‼」と声をかける。




「ペガサス・ルクス‼」




 


 高らかな叫びと黄色の光が現れたかと思いきや


即座に、黄色の戦士の姿が、戦士たちの目に映った。黄色の戦士は、



「シャイニング・バンパイア‼」



と怪物がいるほうへ指を真っ直ぐ前に出しながら必殺技を放つ。


 光の破壊光線。


それは得体の知れない強さを持ち、


光の速さで怪物がいる場所まで到達しては、


一瞬にしてブラックたちが苦戦していた


怪物・ラビット・フレーバーに

絶大なダメージを与える。


 怪物は、「グオオオオ‼」と呻き声をあげ、最期の力で大暴れするように、悶え、倒れ込んだ。



 「ありが…」とレッドが言おうとするが、黄色の戦士はどこかへ消えてしまった。


怪物が気絶し、ダークビリーブが放った拘束が維持出来なくなる。



 レッドは「あ…」と呟いた後、怪物のほうへ視線を戻し、ユニバースカードリーダーのボタンを押す。



 具現化させた赤い剣を構えては、「火車…斬撃 ‼」と叫び、炎を纏った剣で怪物を斬りかかった。


  怪物は「グオオオオオオ…」と呻き声をあげ、その場に倒れこみ、消失した。

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